The Scat Song《スキャット・ソング》

スキャットなしバージョン

スキャットいりバージョン

When your sweetie tells you
Everything'll be okay
かわいこちゃんにこれを聞かせれば
何もかもがうまくいく

Just skeep-beep de bop-bop beep bop bo-dope
Skeetle-at-de-op-de-day

If you feel like shoutin'
Advertise it just this way
叫びたい気分だったら
このやり方でアピールしなよ

And skeep-beep de bop-bop beep bop bo-dope
Skeetle-at-de-op-de-day

Don't give a hang
What words you use at any time
Sing this silly language
Without any reason or rhyme
ちっとも気にすることなんかないさ*1
いつどんな言葉を使おうが
ヘンテコ言葉で歌いなよ
理由も詩韻もいりやしない

When you face the preacher
There's only one thing to say
説教師とご対面したら
こう言うしかないね

Just skeep-beep de bop-bop beep bop bo-dope
Skeetle-at-de-op-day

*1 a hangは「a damn」より軽い表現。not give (care) a hangで「ちっともかまわない、心配しない」

text & tune: Anthony De Wayne Perkins(?-?), Cab Calloway(1907-1994), Mitchell Parish(1900–1993)

スキャットはもともとサッチモことルイ・アームストロングが、歌詞を忘れた代わりに意味のない言葉で歌ったら受けたのが始まりとされている。多分今のキッズは知らないこのCMの「ダバダ~」もスキャットの一種。

スキャットが入るバージョンと、スキャットの代わりに奏楽が入るバージョンがある。
ベティさんの「山の老人」の最後で使われているのがこの曲。
5:25~


Cab Calloway
収録アルバム: Minnie The Moocher


Cab Calloway
収録アルバム: Cab Calloway


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# by CockRobin96 | 2018-02-18 20:45 | Trackback | Comments(0)

Zah Zuh Zaz《ザ・ズ・ザ》



Cupheadファンによるアニメーションつきバージョン
カップヘッドの中ボスキング・ダイスのモデルがキャブ・キャロウェイであるとされることから
ちなみにこれはキャブが主役のショートフィルム「キャブ・キャロウェイのハイ・ディ・ホー!」の劇中歌として歌われたもの

Now, here's a very entrancing phrase,
It will put you in a daze,
To me it don't mean a thing,
But it's got a very peculiar swing!
さあ、素敵にうっとりさせられるこの文句、
きっとみんなをくらくらさせてしまう
僕にとっちゃ何か意味があるわけじゃないけど
おかしなほどスウィングしてしまう!

Zaz-zuh-zaz-zuh-zaz,
Zaz-zuh-zaz-zuh-zay,
Zaz-zuh-zaz-zuh-zaz,
Zaz-zuh-zaz-zuh-zay!

Now, zaz-zuh-zaz was handed down
From a bloke down in Chinatown;
It seems his name was Smoky Joe,
And he used to hi-de-hi-de-ho.
さて、「ザ・ズ・ザ」というのは受け売りで*1
チャイナタウンの盛り場のある男から聞いたもの
そいつの名はスモーキー・ジョーというらしい*2
そいつはハイ・ディ・ホーなやつだった*3

Zaz-zuh-zaz-zuh-zaz,
Zaz-zuh-zaz-zuh-zay,
Zaz-zuh-zaz-zuh-zaz,
Zaz-zuh-zaz-zuh-zay!

When Smoky Joe came into town
And he kicked the gong around,
Any place that he would go
Minnie the Moocher she was sure to go,
スモーキー・ジョーは街に来ては
アヘンを吸ってたものだった、
彼の行くところどこにでも
はぐれミニーもきっとついていった*4

With her zaz-zuh-zaz,
Zaz-zuh-zaz-zuh-zay,
Zaz-zuh-zaz-zuh-zaz,
Zaz-zuh-zaz-zuh-zay!

It makes no difference where you go,
There's one thing that they sure do know:
There's no need for them to be blue,
'Cause the zaz-zuh-zaz will always see them through!
どこへ行こうと変わりゃしない、
それが誰もが確かに知っているただひとつのこと
だからってブルーになることなんてない
だって「ザ・ズ・ザ」がいつだって乗り切ってくれるだろうから*5

Zaz-zuh-zaz-zuh-zaz,
Zaz-zuh-zaz-zuh-zay,
Zaz-zuh-zaz-zuh-zaz,
Zaz-zuh-zaz-zuh-zay!

*1 hand downで受け継ぐ、言い伝える、残す。またはおさがり。
*2 キャブの一連の曲に登場するキャラクター。あるいはキャブ自身の分身かもしれない。ミニーの恋人でアヘン中毒者だが、この曲では陽気でノリのいい性格が強調されている。
*3 hi-de-hoはキャブの代名詞ともいうべきスキャット(掛け声)。
*4 もちろんミニー・ザ・ムーチャーのこと。

*5 see throughは透けて見える、見破る、切り抜ける、やり抜くなど様々な意味がある。

text & tune: Cab Calloway(1907-1994)

キャブ・キャロウェイ
収録アルバム: The 25 Best Songs


アニメで使ってるちょっと短いバージョンの方
キャブ・キャロウェイ
収録アルバム: On Film

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# by CockRobin96 | 2018-02-17 12:02 | Trackback | Comments(0)

Kicking The Gong Around《アヘンを吸いながら》


It was down in Chinatown,
All the cokies laid around,
Some were high and some were mighty low,
Count millions on the floor
When a knock came on the door,
And there stood old Smoky Joe.
チャイナタウンの真ん中で*1
中毒者たちがごろごろしているところ、
ハイなやつもいればすっかり鬱なやつもいる
床の上に数えきれないほど人がいて
そのとき扉を叩くものが来た、
そこに立っていたのは老けこんだスモーキー・ジョー

He was sweatin', cold and pale,
He was lookin' for his frail,
He was broke and all his junk ran out,
As he stood and looked around,
Nobody made a sound,
And then you hear old cokiy shout:
男は汗まみれで、冷え切って青ざめてた
男は自分のかわいい女を探してた*2
男は文無しでヤクも使い果たしてた
男が立ち尽くしてあたりを見回す間、
誰ひとり音をたてるものはなかった
そして老スモーキー・ジョーの叫びが聞こえた

"Tell me where is Minnie?
(Where is Minnie?)
I want Minnie!
(You want Minnie!)
Has she been here,
Kicking the gong around?"
「教えてくれよ、ミニーはどこだ?
(ミニーはどこだ?)
 ああ、ミニーが恋しい!*3
(ミニーが恋しいんだね)
 ここにいたんだろう、
 アヘンを吸いながら?」

"If you don't know Minnie,
(You don't know Minnie)
Oh, she's tall and skinny,
(Tall and skinny)
She gets her pleasure
Kicking the gong around!"
「ミニーのことを知らないなら、
(ミニーのことを知らないんだね)
 そう、あの娘は背が高くて痩せっぽちで、
(背が高くて痩せっぽち)
 あの娘が好きなのは、
 アヘンを吸うこと!」

(Scat)

"You just tell her Smoky Joe
Was here and had to go."
「あの娘に言ってくれ、スモーキー・ジョーが
 ここにいたけど行っちまったって」

And as he departed,
(As he departed)The curtains parted,
(The curtains parted)And there was Minnie
Kickin' the gong around!
男が立ち去ったとき、
カーテンがひらいた
ミニーがそこにいた、
アヘンを吸いながら!

*1 down-townで繁華街、街の中心。ごっつええ感じ。
*2 frailはミニーの形容詞の一つ。frail eelだと黒人スラングで「かわいい女、いい女」。客に騙されて無料で相手をしてしまう新米娼婦という意味もある。
*3 バージョンによっては「My poor Minnie! (Your poor Minnie!)」となっていることもある。

text & tune: Cab Calloway(1907-1994)

キャブの代表曲であるMinnie the Moocher《ミニー・ザ・ムーチャー》の続編にあたる曲。スモーキー・ジョーにアヘンを教わったミニーは、恋人のこともよくわからないほど朦朧となっている。一方文無しになったためアヘンが使えなくなったジョーは禁断症状を呈している(発汗、悪寒は禁断症状のひとつ)。
アヘン窟は当時、世界中チャイナタウンがあるところならどこにでもあるほど一般的であった。


キャブ・キャロウェイ
収録アルバム: Masters of Jazz - Cab Calloway

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# by CockRobin96 | 2018-02-13 11:11 | Trackback | Comments(0)

Steamboat Bill《蒸気船ビル》



Down the Mississippi steamed the Whipper-will,
commanded by that pilot, Mister Steamboat Bill.
The owners gave him orders on the strick Q. T.,
to try and beat the record of the "Robert E. Lee."
Just feed up you fires, let the old smoke roll,
Burn up all your cargo if you run out of coal.
If we don't beat that record, Billy told the mate,
"send mail in care of Peter to the Golden gate."
ミシシッピをシュッシュと進んでいくはホイッパーウィル号、*1
操る操縦士はミスター・蒸気船ビル。
オーナーが彼にきつく命じた指令とは、*2
「ロバート・E・リー」号の記録を破ること。*3
火をおこせ、シケモクども、*4
石炭を切らしたら積み荷はパーだ、*5
記録を破れなかったら、ビルは仲間に言ったもんだ
「聖ペテロ様気付で天国の門まで送り付けちまうぞ!」ってね*6

Steamboat Bill, steaming down the Mississippi,
Steamboat Bill, a mighty man was he.
Steamboat Bill, steaming down the Mississippi,
going to beat the record of the "Robert E. Lee."
蒸気船ビル、ミシシッピをシュッシュとくだる、
蒸気船ビル、すごいやつだよ。
蒸気船ビル、ミシシッピをシュッシュとくだる、
「ロバート・E・リー」号の記録を破るため。

Up then stepped a gambling man from Louisville,
who tried to get a bet against the Whipperwill.
Billy flashed a roll that surely was a bear,
the boiler, it exploded, blew them up in the air.
The gambler said to Billy as they left the wreck,
"I don't know where we're going, but we're neck in neck."
Says Bill to the gambler, "I'll tell you what I'll do,
I will bet another thousand I'll go higher than you."
ここにまかり出たのはルイスヴィル出のばくち打ち、
ホイッパーウィル号の負けに賭けたやつ。
ビリーが皮算用で大枚を貼りこんでると、*7
ボイラーが爆発して、二人を空中に吹き飛ばした。
船の残骸を下に見つつ、ばくち打ちがビルに言う、
「この後どうなるかはわからないけど、俺らは首差ってとこだね」*8
ビルがばくち打ちに言うことには、「どうなるか聞かせてやらあ」
「俺がお前より高く飛ぶ方にもう1000ドル賭けるぜ」

Steamboat Bill, he tore up the Mississippi,
Steamboat Bill, the tide it made him swear.
Steamboat Bill, he tore up the Mississippi,
the explosion of the boiler got him up in the air.
蒸気船ビル、ミシシッピで木っ端みじん、
蒸気船ビル、これは彼の身に確かに起こったこと。*9
蒸気船ビル、ミシシッピで木っ端みじん、
ボイラーの爆発で空中まで舞い上がった。

River's all in mourning now for Steamboat Bill,
no more you'll hear the puffing of the Whipperwill,
There's crape on ev'ry steamboat that plows those streams,
from Memphis right to Natchez down to New Orleans.
The wife of Mister William was at home in bed,
When she got the telegram that Steamboat's dead.
Says she to the children, "Bless each honey lamb,
the next papa that you will have will be a railroad man."
全流域が今や蒸気船ビルのために喪に服す、
ホイッパーウィル号の汽笛ももう聞こえることはない、
川に浮かぶ全ての蒸気船が喪章をつけた、
メンフィスからナッチェズはもちろん、ニュー・オーリンズまでも。
ウィリアム氏の奥さんはベッドの中だった、
蒸気船ビルの死の知らせを受け取ったときは。
奥さんは子供たちに言う、「かわいい子羊ちゃんたち、
次のパパは鉄道マンにするわ」

Steamboat Bill, missing on the Mississippi,
Steamboat Bill, is with an angel band,
Steamboat Bill, missing on the Mississippi,
he's a pilot on the ferry in that Promised Land.
蒸気船ビル、ミシシッピでミッシング(消え去った)、
蒸気船ビル、天使の楽隊と共にゆく、*10
蒸気船ビル、ミシシッピでミッシング、
彼は今や「約束の地」でフェリーの操縦士さ。*11

*1 whipperは「鞭打つ人」、willは「意志」とウィリアム(ビル)の愛称ウィルのダブルミーニング。
*2 Q.T.はquite(全く、まるっきり、とても)の略。
*3 ロバート・E・リーは南北戦争時代の名将。敗軍である南軍側であったが、温和な人柄を慕われ、その名を冠した施設やモニュメントがたくさん作られた。
*4 the old smoke rollの意味はよくわからなかった。もしかすると煙突のことだろうか。
*5 ここもこの訳であってるかどうかちょっとわからない。
*6 ペテロはキリスト教における十二使徒の筆頭。天国の鍵を預かる門番とされる。


*7 flashed a roll=札束をチラ見せする。bearは日本でいうところの「捕らぬ狸の皮」。Don't sell the bearskin before you've caught the bear(熊を捕る前に毛皮を売るな)という諺から。
*8 neck and neckとも。競馬用語。
*9 ここもこの訳であってるかよくわからない。tideは潮の流れ、傾向、風向き。特に人生のクライマックス。swearは神に誓って断言する、または罰当たりなことを言う。
*10 同様の表現が黒人霊歌にある。


*11 約束の地とはもちろん天国のこと。

text & tune: アメリカ民謡

世にも有名な「蒸気船ウィリー」でミッキーが吹く口笛の旋律は、この《蒸気船ビル》のものである。ウィリーもビルもビリーも「ウィリアム」の愛称のひとつ。
当時すでに時代遅れだった蒸気船を皮肉る歌でもあり、喜劇王バスター・キートンが「キートンの蒸気船」で昔気質の父親と軟弱シティーボーイの息子の対比として取り上げている。『ミッキーはなぜ口笛を吹くのか』では、ディズニーの「蒸気船ウィリー」は「キートンの蒸気船」のさらなるパロディであったとしている。
今気づいたけど、一番最初のミッキーって手袋してないんだな。

Arthur Collins
収録アルバム: The King of the Ragtime Singers - The Best of Arthur Collins




おまけ:

スカパー!

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# by CockRobin96 | 2018-02-06 21:58 | Trackback | Comments(0)

Diaphenia《ディアフェニア(ダイアフィニア)》


Diaphenia, like the daffadowndilly,
White as the sun, fair as the lily,
Heigh ho, how I do love thee!
I do love thee as my lambs
Are belovèd of their dams:
How blest were I
if thou would'st prove me.
ダイアフィニア、ラッパ水仙のような君、*1
太陽のように白く、百合のようにうるわしく、
ああもう、君をどう愛したらいいだろう!
子羊みたいな君を愛してる、
母羊が子羊をかわいがるように。
どんなにかすばらしいだろう、
もし君が僕を受け入れてくれたなら。*2

Diaphenia, like the spreading roses,
That in thy sweets all sweets incloses,
Fair sweet, how I do love thee!
I do love thee as each flower
Loves the sun's life-giving power;
For dead, thy breath
to life might move me.
ダイアフィニア、咲き誇る薔薇のような君、
素敵なものをみんな集めて君の中に閉じ込めたみたい、
うるわしくて素敵な人よ、君をどう愛したらいいだろう!
花みたいに君を愛してる、
命を与える日光を愛する花のように。
たとえ枯れ死にしても、君の息が
僕に命を吹き込んで動かすだろう。

Diaphenia, like to all things blessèd,
When all thy praises are expressèd,
Dear joy, how I do love thee!
As the birds do love the spring,
Or the bees their careful king,
Then in requite,
sweet virgin,
love me!
ダイアフィニア、なにもかもが素晴らしくなる、
君の美点の全てが明らかにされたときには、
歓びそのものよ、君をどう愛したらいいだろう!
鳥たちが春を愛するように、
思いやりある蜜蜂の王が、*3
報いを与えるように、
素敵なおとめよ、
僕を愛して!

*1 普通はdaffodilと表記される。
*2 would'st=wilt(willの古語)の過去形。
*3 女王じゃないのかと思うが、非常に稀に女王蜂をKing Beeとも言うらしい。養蜂の歴史は非常に古く、一万年前から始まっていたとされる。女王蜂が「雌」と認識されたのはいったいいつ頃なのか調べてみたが、わからなかった。有識者を求む。

text: Henry Constable (1562–1613)
tune: Charles Villiers Stanford (1852 - 1924)

作品番号49番の連作集、6 Elizabethan Pastorales《六つのエリザベス朝の牧歌》より第3曲目。


Birmingham Conservatoire Chamber Choir
収録アルバム: Stanford: Partsongs

自由部門




第2回プラチナブロガーコンテスト



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# by CockRobin96 | 2018-02-05 11:19 | Trackback | Comments(0)