Loch Lomond《ロッホ・ローモンド》


By yon bonnie banks,
And by yon bonnie braes,
Where the sun shines bright on Loch Lomond,
Where me and my true love were ever want to gae,
On the bonnie, bonnie banks of Loch Lomond.
あの遥かなうるわしの土手のそば
遥かなうるわしの堤(つつみ)のそばよ
日の光がローモンド湖を照らすあの場所*1
僕と僕の恋人が通い慣れたあの場所
うるわしの、うるわしのローモンド湖の土手の上よ

*Oh! ye'll take the high road
and I'll take the low road,
And I'll be in Scotland afore ye;
But me and my true love will never meet again
On the bonnie, bonnie banks of Loch Lomond.
*ああ! 君は高い道をゆき
 僕は低い道をゆく
 僕は君より先にスコットランドに帰るよ
 でも僕は僕の恋人と二度と会うことはできない*2
 あのうるわしの、うるわしのローモンド湖の土手の上よ

'Twas there that we parted
In yon shady glen,
On the steep, steep side of Ben Lomond,
Where in deep purple hue
The Highland hills we view,
And the moon coming out in the gloaming.
あの場所で僕らは離れ離れになった
あの遥かな薄暗い峡谷
鋭く切り立ったローモンド山の急勾配
その濃紫(こむらさき)の彩りよ
スコットランド高地の山並みを僕らは眺めたね
たそがれ時に月が昇ってくるのを

*Refrain
*繰り返し

The wee birdie sing
And the wild flowers spring,
And in sunshine the waters are sleeping,
But my broken heart it kens, Nae second Spring again,
Tho' the waeful may cease frae their greeting.
ちっちゃな小鳥は歌い
野の花は芽吹き
日の光の中で湖はまどろむ
でも僕のぼろぼろの心はわかってる、春は二度と巡ってこない
あまりの悲しみで春の呼び声も絶やしてしまうから

*Refrain

*1 ローモンド湖(ロッホ・ローモンド)はスコットランドで最大の湖。湖の中にいくつもの小島がある。
*2「低い道をゆく」という歌詞は、「異郷で死んだスコットランド人の魂は、妖精によって地下通路で運ばれて故郷へ戻る」という伝説に基づくという説がある。

text & tune: スコットランド民謡

1841年頃に発表された、作者不詳の歌謡。より原型に近いバージョンでは「愛するドナルドがチャーリー王と戦争に行ってしまう」という趣旨の歌詞があり、ジャコバイト運動とそれに関連する戦争を背景にしていると考えられている(チャーリー王とはジェームズ二世の孫息子で、カトリック系に支持され「うるわしのチャーリー王子」と呼ばれたチャールズ・エドワード・ステュアート)。関連→《シューラ・ルーン
敵に捕らえられ死を待つスコットランド兵が書いたとも、釈放されて故郷へ戻る途中に書いたとも言われている。釈放されたなら恋人と再会できるはずなので、死んで魂だけ故郷に戻ったという見方でよい気がする。
ついでに言うと、死んだら天国か地獄かに行くはずのキリスト教圏において、幽霊話がやたらと多いのはイギリス。

収録アルバム: The Best of the Vienna Boys' Choir



おまけ


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by CockRobin96 | 2015-09-05 21:40 | Trackback | Comments(0)
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