Introduction《イントロダクション》Cuphead

BGMはBandcampサウンドトラックでは3番。
ちゃんとおケツが割れてるところにカートゥーンみを感じる。


Once upon a time, in a magical place called Inkwell Isle,
there were two brothers named Cuphead and Mugman.
They lived without a care under the watchful eye of the wise Elder Kettle.
昔々、インク壺島と呼ばれる魔法の国に、
カップヘッドとマグマンという名前の二人兄弟がおりました。*1
賢者ケトル長老の見守りのもと、のんきに暮らしていました。

One day the two boys wandered far from home,
and-- despite the Elder Kettle's many warnings --
ended up on the wrong side of the tracks and entered the Devil's Casino.
ある日、男の子たちは家を遠く離れたところをぶらつき、
そして、──ケトル長老が散々注意したにもかかわらず──
ガラの悪い地区にまで行き着き、デビルのカジノに入ってしまったのです。*2

Inside, Cuphead and Mugman soon found themselves on a winning streak at the Craps table.
"Hot dawg!" exclaimed King Dice, the casino's sleazy manager.
"These fellas can't lose!"
カジノでは、カップヘッドとマグマンは気がつけばあっという間に、サイコロのテーブルで連戦連勝していました。*3
「これはすごい!」カジノのいかがわしげな支配人、キング・ダイスが感嘆しました。*4
「君たちは負け知らずだね!」

"Nice run, boys," laughed a newcomer.
The brothers gasped.
It was the casino's owner - the Devil himself!
"Now, how about we raise the stakes?" he suggested with a toothy grin.
「がんばってるな、坊やたち」と、闖入者が笑って言いました。*5
兄弟は息を飲みました。
それはカジノのオーナー、デビルそのヒトでした!
「なあ、賭け金を上げてみないか?」と、デビルはニヤリと歯をむき出しつつ、提案してきました。

"Win one more roll, and all the loot in my casino is yours!" the Devil boomed.
"But if you lose, I'll have your souls! Deal?"
「もう1回だけ勝てば、このカジノ中の全てが貴様らのものだ!」とデビルが高らかに言います。
「だがもし貴様らが負けたら、貴様らの魂を頂こう! 取り引きするか?」

Cuphead, blinded by easy riches, nodded and grabbed the dice a throw.
"Good gosh, Cuphead, no!" cried Mugman, for he understood the danger.
But it was too late!
簡単に金持ちになれるチャンスに目がくらんだカップヘッドは、うなずきサイコロを掴んで一振り。
「うわっ、カップヘッド、ダメだ!」危険に気づいたマグマンが叫びました。
しかし遅すぎたのです!

"Snake eyes!" laughed the Devil while slamming the floor.
"You lose!" The brothers trembled in fear as he loomed over them.
"Now, about those souls..."
「スネーク・アイズ(ピンゾロ)だ!」フロア中にデビルの笑い声が響きました。*6
「貴様らの負けだ!」兄弟は、その身にのしかかる恐怖でぶるぶる震えます。
「さて、貴様らの魂だが…」

The brothers pleaded for their very lives.
"Th-there must be another w-way to repay you," Mugman stammered.
"Yes, p-please Mister!" Cuphead added.
兄弟は懸命に命乞いをしました。
「き、きっと他のほ、方法で支払いますから…」マグマンがつっかえながら言います。
「そうです、お、おねがいします旦那!」カップヘッドがつけ足します。

"Hmm, perhaps there is," the Devil snickered, pulling out a parchment.
"I have here a list of my runaway debtors.
Collect their souls for me, and I just might pardon you two mugs."
「ふーむ、ならばこれだ」デビルは一枚の羊皮紙を取り出しながら、ニタニタと笑いました。
「ここに逃げた債務者どものリストがある。
 こいつらの魂を集めてこい、そうすれば貴様ら二杯を許してやらんでもないぞ」

"Now get going!" the Devil roared, kicking the boys out most rudely.
"You have 'til midnight tomorrow to collect every one of those souls!
Otherwise I'll be the one collecting yours!"
「今すぐ行け!」デビルは男の子たちを乱暴に蹴り出しながら怒鳴りつけました。
「明日の真夜中までに全員の魂を集めてくるんだ!
 さもなくば俺様が貴様らの魂をもらい受けるぞ!」*7

Cuphead and Mugman were terribly frightened and ran away as fast as they could.
"C'mon Mug!" panted Cuphead.
"We have to find the Elder Kettle. He'll know what to do!"
カップヘッドとマグマンはすっかり怯えきって、出来る限り速く走って逃げました。
「早く、マグ!」息を切らしながらカップヘッド。
「ケトルじい様を探さなきゃ。どうしたらいいかきっと知ってる!」

*1 ところで、MugmanがMegaman(ロックマンの英語名)のパロディなのは有名だが、Cup headはもともとネジでつるっとした丸頭のものを指す。watchfulは「用心深い、注意深い」という意味だが、じい様居眠りこいてますやん。
*2 end upは「行き着く、結局こうなる」という意味。島1のカエル兄弟のところでも出てくるが、wrong side of the tracksとは貧民地区、裏町を指す。→A Little Girl from Little Rock《リトル・ロックから来た娘》
*3 「クラップス」は二個のサイコロの出目を競うゲーム。初回に二個合わせて7か11が出れば勝ち、2・3・12なら負け。それ以外ならさらにサイコロを振り、7が出れば負け、初回と同じ数(これをポイントと呼ぶ)なら勝ち、それ以外の数なら決着がつくまで振り続ける。投げ手の客及び周囲の客は、その勝敗を賭ける。投げ手が自分の負けに賭けることも可能。この場合は7と11が出まくったのかもしれないが。
*4 Hot daug(Hot dog)は「すごい!」「やったー!」「上手いね!」という時に使う感嘆。sleazyはいかがわしいのほか軽薄、低俗、安っぽいなどろくでもない意味しかない。
*5 nice runはそのままだと「がんばってよく走ったね」みたいなほめ方。「good run」だと「最高ではないけど及第点」「まあ平均以上」みたいなニュアンスがある。→参考「NiceとGoodの違い
*6 slammingは普通「(ドアなどを)バタンと閉める、ドンと置く、ピシャリと叩く」もしくはスラングで「ぶったまげるような」などの意味だが、ここではどういう意味で使われてるのかよくわからない。誰か知ってたら教えてください。
*7 I'll be the oneは「自分がそれになる」を強調した感じ。

一応訳したけど、非公式攻略Wikiのストーリーにもほぼ同じ内容で載ってます。拙訳が後発なのでちょっと似てるのは勘弁してください。

2017年9月に発売されたStudio MDHR謹製ゲーム「Cuphead」のセリフ等を勝手に日本語訳してみるテスト。
対訳一覧はタグ「Cuphead」からご覧ください。
ご指摘・補足等お待ちしております。

レコード盤のサウンドトラックも販売中。
でもそろそろこのアフィ飽きてきた。
KRISTOFER MADDIGAN
収録アルバム:CUPHEAD (SOUNDTRACK) [4LP] [12 inch Analog]


というわけで誰が買うのかわからんアホみたいに高いTシャツ


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by CockRobin96 | 2017-11-24 22:23 | Trackback | Comments(0)
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