Puff, the Magic Dragon《魔法のドラゴン、パフ》自由部門

第一回プラチナブロガーコンテスト

Puff, the magic dragon
lived by the sea
and frolicked in the autumn mist
in a land called Hona-lee
Little Jackie Paper
loved that rascal Puff
And brought him strings and sealing wax
and other fancy stuff.
魔法のドラゴン、パフは
海のそばに住んでいた
秋めく霧に包まれ遊び暮らしてた
ホナ・リーと呼ばれるところで
ジャッキー・ペイパー坊やは
このいたずらドラゴンが大好きだった
それでパフに糸ひもと封蝋と
その他色々面白いものをプレゼントしてやった

*Puff, the magic dragon
lived by the sea
and frolicked in the autumn mist
in a land called Hona-lee
*魔法のドラゴン、パフは
海のそばに住んでいた
秋めく霧に包まれ遊び暮らしてた
ホナ・リーと呼ばれるところで

Together they would travel
on a boat with billowed sail
And Jackie kept a lookout perched
on Puff's gigantic tail
Noble kings and princes
would bow whene'er they came
And pirate ships would lower their flags
when Puff roared out his name.
*Refrain
パフと坊やは一緒に旅をした
帆をはためかせた船に乗って
ジャッキーが見張りで腰掛けるのは
パフの巨大な尻尾の上
高貴な王様達も君主達も
彼らの行くところどこでもお辞儀する
海賊船もその旗を降ろす
パフが自分の名前で吠えるときは*1
*繰り返し

A dragon lives forever,
but not so little boys
Painted wings and giant strings
make way for other toys
One grey night it happened,
Jackie Paper came no more
And Puff that mighty dragon,
he ceased his fearless roar.
ドラゴンは永遠に生きるけれど
小さな坊や達はそうじゃない
カラフルな翼も、巨人の竪琴も*2
他のおもちゃに道を譲る
ある鉛色の夜にそれは起こった
ジャッキー・ペイパーはもう二度と来なかった
そして賢いドラゴンのパフは
不敵に吠えることをやめてしまった

His head was bent in sorrow,
green scales fell like rain,
Puff no longer went to play,
along the cherry lane.
Without his life-long friend,
Puff could not be brave,
So Puff that mighty dragon
sadly slipped into his cave. Oh!
*Refrain
パフの頭は悲しみでうなだれ
緑の鱗は雨のようにハラハラ落ちる
パフはもう二度と遊びに行かない
あの桜並木の通りを抜けて
長生きの友達でもいなくちゃ
パフは勇敢ではいられない
そして賢いドラゴンのパフは
悲しげに洞窟に潜り込んで行った
*繰り返し

*1 「パフ」はもともとドラゴンの鳴き声だった。ぱふぱふ。
*2 ピーター・ポール&マリー版では「巨人の指輪(giant rings)」となっている。その辺の輪っかを拾ってきて「これは巨人の指輪なんだよぉ」とかやってたのか可愛い。ロビンも綺麗なガラス玉とか集めて「これは異世界のアイテムやねん」とかやってた。今も集めてるけど。
 そういう見立て遊びができなくなり、もっと即物的なおもちゃにとって代わられてしまったという暗喩。

text: Lenny Lipton(1940-)&Peter Yarrow(1938-)
tune: Peter Yarrow(1938-)

ピーター・ポール&マリーの方が有名かもしれない。もともとはフォークソングとして登場したが、子供向けの歌としても認知されるようになった。日本でも小学校の教科書に掲載されたり、NHKの児童向け番組「おかあさんといっしょ」に取り上げられた。
ジャッキー少年が戦争に行き戦死したため来なくなったという俗説があるが、作詞者は「単純に成長したからだ」と否定している。

CDのみ


Peter, Paul, Mary
収録アルバム: Puff the Magic Dragon


おまけ
さだまさしの訳によるCD付き絵本。

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# by CockRobin96 | 2017-01-14 10:31 | Trackback | Comments(0)

Les anges dans nos campagnes《天使らが野辺で(荒野の果てに)》自由部門

第一回プラチナブロガーコンテスト

Les anges dans nos campagnes*1
天使たちがおらが里で
Ont entonné l’hymne des cieux,
天のみ歌を歌ってる
Et l’écho de nos montagnes
おらが山々のこだまが
Redit ce chant mélodieux :
この歌の調べに応えてる
Gloria in excelsis Deo
いと高き神に栄光あれ!

Bergers, quittez vos retraites,
羊飼いたちよ、逃げ隠れてないで
Unissez-vous à leurs concerts,
天使たちの演奏に加わりなさい
Et que vos tendres musettes
軽やかな音を出すお前たちのミュゼットに*2
Fassent retenir les airs :
この一節(ひとふし)を覚えさせて
Gloria in excelsis Deo
いと高き神に栄光あれ!

Ils annoncent la naissance
天使も羊飼いも生誕を告げ知らせる
Du Libérateur d'Israël
イスラエルを解き放つお方のことを
Et pleins de reconnaissance*3
感謝に満ち満ちて
Chantent ce jour si solennel
かくも厳かなこの日を歌う
Gloria in excelsis Deo
いと高き神に栄光あれ!

*1 カンパーニュはいわゆる「田舎」という意味だが、古くは単に「野原・平原」を指した。
*2 フランスの民族楽器。→Il est ne, le divin Enfant《この子こそ神のみ子(お生まれだイエスさまが)》
*3 reconnaissanceは語源は「認識する」という意味のラテン語regnosco。そこから転じて「偵察する」と「表彰する」の二種類の意味がある。

text&tune: 16世紀頃のフランス民謡

James Chadwick(1813-1882)による「Angels we have heard on high」で始まる英訳でも知られる。
「リベラ」による英語バージョン


ブグロー「天使の歌」
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Les Petits Chanteurs a la Croix de Bois
収録アルバム: Noël [Explicit]

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# by CockRobin96 | 2017-01-07 10:51 | Trackback | Comments(0)

Gesú Bambino(When Blossoms Flowered Mid the Snows)《みどりごイエス(冬の夜の雪に咲き初めたる)》

第一回プラチナブロガーコンテスト


youtubeにはなかった
Holy Innocents School Choir
収録アルバム: Let Heaven and Nature Sing


When blossoms flowered 'mid the snows
Upon a winter night,
Was born the Child, the Christmas Rose,
The King of Love and Light.
雪の中に花が咲き初めるころ
冬の夜のおりに
幼な子が、クリスマスの薔薇が生み落とされた*1
愛と光の王であられる方が

The angels sang, the shepherds sang,
The grateful earth rejoiced;
And at His blessed birth the stars
Their exultation voiced.
天使たちは歌い、羊飼いたちも歌う
地上は大いに歓び踊る
その祝福に満ちた誕生に、星たちは
歓喜の声をあげた

O come let us adore Him,
O come let us adore Him,
O come let us adore Him,
Christ the Lord.
さあ来たりて、あがめよう
来たりて、あがめよう
来たりて、あがめよう
主なるキリストを

Again the heart with rapture glows
To greet the holy night,
That gave the world its Christmas Rose,
Its King of Love and Light.
今ひとたび心を有頂天にして
この聖夜を迎えよう
この世に贈られたクリスマスの薔薇、
愛と光の王であるお方を

Let ev'ry voice acclaim His name,
The grateful chorus swell.
From paradise to earth He came
That we with Him might dwell.
万物よ、主の御名を歓呼せよ
大いに合唱の声を張り上げよ
楽園から地上へ降りてこられた主が
わたしたちと共に宿られますようにと

O come let us adore Him,
O come let us adore Him,
O come let us adore Him,
Christ the Lord.
さあ来たりて、あがめよう
来たりて、あがめよう
来たりて、あがめよう
主なるキリストを

Ah!
O come let us adore Him,
Ah!
adore Him, Christ the Lord
さあ!
来たりて、あがめよう
さあ!
あがめよう、主なるキリストを

O come!
O come!
O come let us adore Him,
let us adore Him,
Christ the Lord.
来たれ!
来たれ!
来たりて、あがめよう
いざあがめよう
主なるキリストを

*1 クリスマス・ローズと呼ばれている植物は、学名はヘレボルス・ニゲルという。クリスマスというのはもちろん「イギリスの」クリスマスに咲くという意味で、日本の気候だと一月頃に咲き始めることが多い。なお、有毒
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イエスやマリアを薔薇の花に例えるキャロルは多いので、この歌詞の薔薇は厳密にクリスマス・ローズを指しているわけではないのかもしれない。(→Es ist ein Ros entsprungen《エサイの根より》、There Is No Rose of Such Virtue《かくも徳高き薔薇はない》)

text: Frederick Herman Martens (1874-1932) 作詞者としてのほか、『Violin Mastery(バイオリン技法)』という専門書の編集者でもある。
tune: Pietro Alessandro Yon(1886–1943)

イタリア出身でアメリカで活躍した作曲家、ピエトロ・ヨンによるメロディ。1917年に作られた。ヨンは兄弟であるコンスタンティノと共に、1907年にマンハッタンの聖フランシスコ・ザビエル教会へ赴任し、1926年までオルガニストをつとめた。つまり、歌詞は本来英語であり、イタリア語の方はおそらくヨンが後から訳してつけたものであろう。どちらかというと分類アメリカにするべきかもしれない。
曲にも歌詞にも有名なキャロルAdeste Fideles《汝ら信仰深きものらよ(神の御子は今宵しも)》が使われている。



木岡英三郎(1895-1982)の美しい日本語訳詞があり、一部の人に熱狂的に支持されている。

冬の夜の雪に さきそめたる
麗しの薔薇は 救いの君
み使い牧人(まきびと) 喜び満ち
御生(みあ)れを言祝(ことほ)ぎ 星きらめく
来たりておがめ
たたえまつれや
救いの聖子(みこ) 主イエスきみを

救いのみ子主を 世にたまいし
恵みと喜び 何にたとえん
力の限りに ほめうたいて
とうときみ子主を むかえまつらん
来たりておがめ
たたえまつれや
救いのみ子 主イエスきみを

立教女学院のみがこの歌詞での録音を吹き込んだCDを販売している。
アマゾンにはなかったので、銀座の教文館で買ってください。
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# by CockRobin96 | 2016-12-24 22:58 | Trackback | Comments(0)

Jesus Child《幼な子イエス》(自由部門)

第一回プラチナブロガーコンテスト

Have you heard the story that they’re telling ‘bout Bethlehem,
Have you heard the story of the Jesus child?
How he came from heaven and was born in a manger bed?
Mary was his virgin mother pure and mild,
ベツレヘムでみんなが噂しているという物語を聞いたことあるかい、
幼な子イエスの物語を聞いたことあるかい?
幼な子がいかにして天から離れ、飼い葉桶をベッドにして生まれたのかを*1
マリアさまこそ、その子の清らかで優しいおとめにしてお母さま

*Sing alleluia, brothers,
sing alleluia sisters
worship the Jesus child
and praise his mother mild,
'Glory to God on high’
the angel hosts above are singing:
Listen to the story of the Jesus child.
*アレルヤと歌おうよ、兄弟たち、
 アレルヤと歌おうよ、姉妹たちも、
 幼な子イエスを拝み、
 その優しいお母さまにお祈りしよう
 「いと高き神に栄光あれ」と、
 天使たちの大軍が空高くで歌ってる
幼な子イエスの物語をお聞きよ

Have you heard the story of the poor humble shepherd men,
Sitting on the hillside with their flocks at night?
Suddenly the angel tells them: hurry to Bethlehem,
Go and find the Jesus child, the world’s new light,
*Refrain
貧しくつつましい羊飼いたちの物語を聞いたかい?*2
夜通し羊の群れと一緒に丘の斜面に座っていた人たちのことを
突然天使が彼らにいうことには、「急いでベツレヘムへ
行って幼な子イエス、世の光を探しなさい!」だって*3
*繰り返し

Jesus child, lying at Bethlehem,
sleeping safe at Mary’s knee,
Save my soul and bring me to paradise,
Let me join the angels singing glory to thee
*Refrain
幼な子イエスはベツレヘムで寝かされてる
マリアさまの膝で何事もなく眠ってる
わたしの魂を救い、楽園をもたらしてください
あなたに栄光あれと歌う天使たちにわたしも連ならせてください
*繰り返し

Have you heard the story of the kings from the orient,
Following the star that’s shining over his head?
Offering their precious gifts of gold, myrrh and frankincense,
Kneeling with the ox and ass before his bed?
*Refrain
東方からやってきた王様たちの物語を聞いたことあるかい、*4
幼な子の頭上で輝く星を追ってきた人たちのことを
貴い贈り物、黄金と没薬と乳香をささげて
牛やロバたちと一緒に幼な子のベッドに膝まづいた人たちのことを?
*繰り返し

Brothers, let us celebrate the birth of the Jesus child,
Sisters, come and welcome him, the newborn King;
Praise the Lord who sent him down from heaven at Christmas time,
Young and old and rich and poor, his praises sing.
*Refrain
兄弟たちよ、幼な子イエスの誕生をお祝いしよう
姉妹たちも、生まれたての王様を歓迎しよう
幼な子をクリスマスに天から贈ってくださった主なる神をたたえよ
若者もお年寄りも金持ちも貧しい人も、幼な子をたたえて歌え
*繰り返し

*1 「ところが、彼らがベツレヘムにいるうちに、マリアは月が満ちて、初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである。」(ルカによる福音書2:6-7)
*2 「その地方で羊飼いたちが野宿をしながら、夜通し羊の群れの番をしていた。」(ルカによる福音書2:8)
*3 「あなたがたは世の光である。山の上にある町は、隠れることができない。/また、ともし火をともして升の下に置く者はいない。燭台の上に置く。そうすれば、家の中のものすべてを照らすのである。 /そのように、あなたがたの光を人々の前に輝かしなさい。」(マタイによる福音書5:14-16)
*4 「イエスは、ヘロデ王の時代にユダヤのベツレヘムでお生まれになった。そのとき、占星術の学者たちが東の方からエルサレムに来て、 言った。『ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。わたしたちは東方でその方の星を見たので、拝みに来たのです。』」(マタイによる福音書2:1-2)
 →We Three Kings of Orient Are《我らは東方の三人の王(我らは来たりぬ)》
 →Brightest and Best《奇しく光る明星の》

text & tune: John Rutter (1945- )

天使たちが離れて天に去ったとき、羊飼いたちは、
「さあ、ベツレヘムへ行こう。主が知らせてくださったその出来事を見ようではないか」と話し合った。
そして急いで行って、マリアとヨセフ、また飼い葉桶に寝かせてある乳飲み子を探し当てた。
その光景を見て、羊飼いたちは、この幼子について天使が話してくれたことを人々に知らせた。
聞いた者は皆、羊飼いたちの話を不思議に思った。
しかし、マリアはこれらの出来事をすべて心に納めて、思い巡らしていた。
羊飼いたちは、見聞きしたことがすべて天使の話したとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。
(ルカによる福音書2:15-2:20)

ルカ書によれば、クリスマスを初めて祝ったのは羊飼いたちということになる。名もない羊飼いたちは、キリスト教美術においては非常に重要な位置に置かれ、中世ヨーロッパの神秘劇(ミステリー・プレイ。聖書やキリスト教伝説を題材とした劇。修道士や司祭の他、地元の有志によっても演じられた)などでも主役を張っていたりする。クリスマスの民謡・聖歌では、この羊飼いたちに言及された歌詞が非常に多い。(→Als ich bei meinen Schafen wacht《羊たちの番をしているさなかに目覚めると》、→Past Three O'Clock《午前三時過ぎ》、→Ríu, ríu, chíu《リウ・リウ・チウ》など)
キリスト教においては、神こそは羊飼いの中の羊飼い(→Brother James Air≪ブラザー・ジェームズ・エアー≫)であり、その生誕に真っ先に馳せ参じるのは王でも学者でもなく、貧しい羊飼いであるのは至極当然だと考えられていたのである。

ピエロ・デッラ・フランチェスカ「生誕」
ちゃんと牛とロバがいる
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CDのみ


オルガン伴奏版
Stockholms Gosskör and Roland Nilsson featuring Erik Wadman and John Rutter
収録アルバム: Christmas Concerts Live 1994-2004

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# by CockRobin96 | 2016-12-24 12:02 | Trackback | Comments(0)

Als ich bei meinen Schafen wacht《羊たちの番をしているさなかに目覚めると》



Als ich bei meinen Schafen wacht,
羊たちの番をしているさなかに目覚めると
ein Engel mir die Botschaft bracht.
ひとりの天使がわたしに知らせてくれた

*Des bin ich froh,
*わたしには嬉しいこと
(bin ich froh,)
 (わたしは嬉しい)
froh, froh, froh,
 嬉しい、嬉しい、嬉しい!
(froh, froh, froh!)
(嬉しい、嬉しい、嬉しい!)
Benedicamus Domino!
 主をたたえよ!
(Benedicamus Domino!)
 (主をたたえよ!)


Er sprach: „Der Heiland Jesus Christ
天使は語りかけた、「救い主なるイエス・キリストが
zu Betlehem geboren ist!“
ベツレヘムにてお生まれになった!」
*Refrain
*繰り返し

„Das Kindlein liegt in einem Stall
「幼子は馬小屋の中で眠っておられる
und will die Welt erlösen all.“
そしていずれ全世界をあがなわれるのだ」*1
*Refrain
*繰り返し

*1 ユダヤ教及びキリスト教に出てくる概念。「あがない」はもともと人手に渡った財産を買い戻す、身代金を払って奴隷を解放する、生け贄や金銭を払って罪をつぐなうという意味。ユダヤ教では異民族の奴隷となったイスラエルの民を解放する者として神をあがない主と呼び、キリスト教では罪から人類を解放する者としてキリストを指す。

text & tune: ドイツ民謡

謎の羊飼い推し。

ベリー公のいとも豪華なる時祷書より 羊飼いへのお告げ
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Rundfunk-Kinderchor Berlin
収録アルバム: Weihnachtskonzert aus dem Berliner Schauspielhaus


歌詞は別バージョン
Rundfunk-Jugendchor Wernigerode
収録アルバム: Lasset uns frohlocken! (Weihnachtliche Chormusik aus fünf Jahrhunderten)

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# by CockRobin96 | 2016-12-23 10:58 | Trackback | Comments(0)