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A Maiden Most Gentle《こよなく優しきおとめ(あめのきさき)》


A maiden most gentle
and tender we sing
Of Mary the mother
of Jesus our King
Ave, Ave, Ave Maria.
こよなく優しきおとめ
いたいけなお方を我らは歌う
み母なるマリア
我らの王イエスのみ母を
めでたし、めでたし、めでたし、マリア」と

How blest is the birth
of her heavenly child
Who came to redeem us
in Mary so mild
Ave, Ave, Ave Maria.

この生誕のいかに祝されしことか
天の幼子の生誕は
そのお方は我らをあがなうために来られた
柔和なるマリアのうちに
めでたし、めでたし、めでたし、マリア

The archangel Gabriel
foretold by his call
The Lord of creation
and Saviour of all
Ave, Ave, Ave Maria.
大天使ガブリエルが
その挨拶で預言した
造り主にして
万物の救い主を
めでたし、めでたし、めでたし、マリア

Three kings came to worship
with gifts rich and rare
And marveled in awe
at the babe in her care
Ave, Ave, Ave Maria.
三人の王が礼拝しにやってきた
高価で珍しい贈り物を持って
そして畏れつつ驚嘆した
おとめが守る赤ん坊に
めでたし、めでたし、めでたし、マリア

Rejoice and be glad
at this Christmas we pray
Sing praise to the Savior
sing endlessly Ave
Ave, Ave, Ave Maria.
歓べ、喜べ、
このクリスマスに我らは祈る
救い主をほめ歌え、
絶えることなく「めでたし」と歌え
めでたし、めでたし、めでたし、マリア

text: イングランドの聖人ベーダ・ヴェネラビリス(Beda Venerabilis 672/673-735 尊者ベーダの意)の詩をAndrew Carter(1939-)が英訳
tune: フランスの聖歌Ave Maria de Lourdes《めでたしルルドのマリア(あめのきさき)》をAndrew Carter(1939-)によりアレンジ


Choir of King's College, Cambridge/Sir Philip Ledger
収録アルバム: Christmas At King's

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by CockRobin96 | 2017-10-18 10:02 | Trackback | Comments(0)

Away in a Manger《はるか彼方の飼い葉桶で》

Kirkpatrick (1838–1921) によるメロディ(David Willcocksによる編曲)


Murray(1841-1905)によるメロディ

Away in a manger,
no crib for a bed,
The little Lord Jesus
laid down his sweet head.
The stars in the bright sky
looked down where he lay,
The little Lord Jesus
asleep on the hay.
はるか彼方の飼い葉桶で
寝床とするゆりかごもなく*1
小さな主イエスさまが
かわゆいおつむを横たえてる
輝く空にかかる星々が
主が横たわるところを見下ろしてる
わたしの小さな主イエスさまは
干し草の上でぐっすり眠る

The cattle are lowing,
the baby awakes,
But little Lord Jesus,
no crying he makes.
I love thee, Lord Jesus!
look down from the sky,
And stay by my side
untill morning is nigh.
家畜たちがいなないてる
赤ちゃんが目を覚ます
でも小さな主イエスさまは
泣き叫んだりしない
愛しております、主イエスよ!
今は空から見下ろしてる
そしてわたしのそばに留まってくださる、
明け方近くまで

Be near me, Lord Jesus;
I ask thee to stay
Close by me forever,
and love me I pray.
Bless all the dear children
in Thy tender care,
And fit us to heaven
to live with Thee there.
おそばにいてください、主イエスよ
そしてお留まりください、
わたしのすぐそばにとこしえに
そしてどうかわたしを愛してください
愛しい子ら皆を祝福してください、
あなたの情け深いみこころで
そしてわたしたちを天国にふさわしいものとしてください、
あなたとともにそこで暮らせるように

*1 crib自体が本来囲い込んだ家畜小屋、飼い葉桶を指していたが、のちにベビーベッドやベビーサークルを指すようになった。アッシジの聖フランシスコがキリスト降誕の場面のミニチュアセットを作成したとされ、これが「クリブ」、フランス語でCreche、ドイツ語でKrippeと呼ばれる。
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クリスマス用のクリブ
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text: 19世紀に初出した、作者不詳の歌詞。様々なバリエーションがあるが、カークパトリックによるバージョンが有名。長らくマルティン・ルター(→Vom Himmel hoch, da komm ich her《高き天より、我は来たれり(いずこの家にも)》)の詩を英訳したものと信じられていたが、現在はアメリカ由来のオリジナルの詩であると考えられている。
tune: William James Kirkpatrick (1838–1921) アイルランド生まれでアメリカのフィラデルフィアに移住した音楽家。
or James Ramsey Murray(1841-1905)アメリカはマサチューセッツの音楽家であり編集者。



Choir of King's College, Cambridge & Stephen Cleobury
収録アルバム: Favourite Carols from King's


The Everly Brothers
収録アルバム: Christmas With The Everly Brothers and the Boys Town Choir: Rarity Music Pop, Vol. 264 (feat. Boys Town Choir)

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by CockRobin96 | 2017-09-05 09:08 | Trackback | Comments(0)

O Holy Night《おお聖なる夜よ(きよらに星澄む今宵)》

Rutterによるアレンジバージョン

O holy night!
The stars are brightly shining
It is the night of the dear Savior's birth!
Long lay the world in sin and error pining
Till he appear'd and the soul felt its worth.
A thrill of hope the weary all rejoices
For yonder breaks a new and glorious morn!
おお、聖なる夜よ!
星々がまぶしくきらめく、
愛しい救い主が生まれたこの夜よ!
世は長らく罪と過ちに釘づけられていた、
主が現れ給いて、魂がその貴さを感じとるまで。
疲れし者らは希望にうち震えて歓ぶ、
彼方にて新しく栄えある朝が空けたから。

Fall on your knees
Oh hear the angel voices
Oh night divine
Oh night when Christ was born
Oh night divine
Oh night divine
膝をかがめ
天使の歌声をお聞きなさい
神々しき夜よ、
キリストが生まれ給うた夜よ
神々しき夜よ、
神々しき夜よ!

Led by the light of Faith serenely beaming
With glowing hearts by His cradle we stand
So led by light of a star sweetly gleaming
Here come the wise men from Orient land
The King of Kings lay thus in lowly manger
In all our trials born to be our friend
穏やかに照らす信仰の光に導かれ、
熱く燃える心もて主のゆりかごのそばに立つ。
甘くちらつく星の光に導かれ、
東方よりの賢者たちがここに来たように。*1
王の中の王がかくもつつましい飼い葉桶に眠る、
我らと同じ道を辿りて生まれ、我らの友となられるために。

He knows our need,
our weakness is no stranger,
Behold your King!
Before him lowly bend!
Behold your King!
Before him lowly bend!
主は我らの必要を知り給い、
我らの弱さを捨て置かれない。
見よ、あなた方の王を!
そのみ前にへりくだれ!
見よ、あなた方の王を!
そのみ前にへりくだれ!

Truly He taught us to love one another
His law is love and His gospel is peace
Chains shall He break for the slave is our brother
And in His name all oppression shall cease
Sweet hymns of joy in grateful chorus raise we,
Let all within us praise His holy name
まことに、主は我らに「人を愛せ」と教えられた、
その律法は愛、その福音は平和。*2
主は我らの同胞なる奴隷たちのために鎖を砕かれ、
その御名のもと苦難を終わらせ給うた。
我らは甘き喜びの聖歌の大合唱を高らかに歌い、
その聖なる御名を我ら皆で賛えよう。

Christ is the Lord!
Then ever, ever praise we,
His power and glory
ever more proclaim!
His power and glory
ever more proclaim!
キリストこそ主なり!
我らはとこしえに、とこしえに讃えん、
その力と栄光は
とこしえに限りなく宣べ伝えられん!
その力と栄光は
とこしえに限りなく宣べ伝えられん!

*1 →We Three Kings of Orient Are《我らは東方の三人の王(我らは来たりぬ)》
*2 神によって「律法」がモーセを通して伝えられたのに対し、新しく「福音」がイエスを通して伝えられた。
「そのうちの一人、律法の専門家が、イエスを試そうとして尋ねた。
「先生、律法の中で、どの掟が最も重要でしょうか。」
イエスは言われた。
「『心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。』
これが最も重要な第一の掟である。
第二も、これと同じように重要である。『隣人を自分のように愛しなさい。』
律法全体と預言者は、この二つの掟に基づいている。」
(マタイによる福音書22:35-40)

text: John Sullivan Dwight(1813-1893)
tune: Adolphe-Charles Adam(1803-1856)

《おお聖夜》、《さやかに星はきらめき》(由木康による訳詞 1896-1985)などの邦題がある。
元々はCantique de Noël《ノエルの賛歌》というタイトルで、Placide Cappeau (1808-1877) の詩にアダンの曲がついたものだったが、ドワイトがかなりいじくりまわして英訳したこちらの歌詞の方で有名になった。

中田羽後(1896-1974)による日本語歌詞:
清らに星澄む今宵
神の御子 天降(あも)りましぬ
穢(けが)れに染める世人(よびと)に
命を与えん為に
望みの明日(あした)を迎え
喜びの日を仰ぐ
ああ 誰(たれ)も
聞け 御使いの
歌声
空に渡るを
キリスト 生まれましぬ

信仰の光をたどり
我らも拝し奉(まつ)らん
奇(くす)しき星影踏みて
来たりし博士ならねど
馬槽(うまぶね)に眠る御子は
世の悩み負う主なり
ああ 主こそ
世の罪人の
友なれ
いざ来たりて
委(ゆだ)ねよ
汝(な)が重荷を

Harry Meehan
収録アルバム: Carols from Queen's




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by CockRobin96 | 2017-08-23 10:43 | Trackback | Comments(0)

Blessed be that Maid Mary《おとめマリアこそ祝されし者》


Blessed be that Maid Mary;
Born He was of her body;
Very God ere time began,
Born in time the Son of man.
おとめマリアこそ祝福されし者
主はその肉体より生まれた
まことに、時を刻む以前よりの神が
時満ちて人の子として生まれた

*Eya! Jesu hodie
Natus est de Virgine.
*ああ! イエスはこの日
 おとめより生まれ給えり


In a manger of an ass
Jesus lay and lulled was;
Born to die upon the Tree
Pro peccante homine.
*Refrain
ロバの飼い葉桶の中で
イエスは寝かされあやされた
木にかけられて死ぬために生まれた
人の原罪ゆえに
*繰り返し

Sweet and blissful was the song
Chanted of the angel throng,
"Peace on earth," Alleluya.
In excelsis gloria.
*Refrain
甘美で祝福に満ちたこの歌が
数多の天使に詠唱された
「地には平和あれ」、アレルヤ
いと高き処には栄光あれと
*繰り返し

Fare three Kings from far-off land,
Incense, gold and myrrh in hand;
In Bethlehem the Babe they see,
Stelle ducti lumine.
*Refrain
はるかな地より三人の王が旅して来た、
乳香、黄金、没薬をたずさえて
ベツレヘムにて彼らはみどりごにまみえた、
星の光に導かれて
*繰り返し

Make we merry on this fest,
In quo Christus natus est;
On this Child I pray you call,
To assoil and save us all.
*Refrain
この宴を楽しめよ、
キリストが生まれ給うたこの時を
この幼子にわたしもあなたも乞い求める
我ら皆があがなわれ救われることを
*繰り返し

text: 15世紀頃の作者不詳の詩
tune: 16〜17世紀頃に出版されたWilliam Ballet's Lute Book(ウィリアム・バレットのリュートの本)に掲載されたメロディから


David Willcocks & Choir Of King's College Cambridge
収録アルバム: Christmas With: David Willcocks & Choir of King's College Cambridge

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by CockRobin96 | 2017-07-22 10:19 | Trackback | Comments(0)

Suo Gân《子守唄(スオ・ガン)》


Huna blentyn ar fy mynwes,
おやすみ、幼子よ、わたしの胸で
Clyd a chynnes ydyw hon;
ここなら暖かくて居心地いいでしょ
Breichiau mam sy'n dynn amdanat,
あなたのお母さんの腕がぎゅってしてるから
Cariad mam sy dan fy mron;
わたしの胸は母心でいっぱい
Ni chaiff dim amharu'th gyntun,
あなたのうたた寝を邪魔するものもないし
Ni wna undyn â thi gam;
あなたをひとりぼっちにするものもない
Huna'n dawel, annwyl blentyn,
すやすやとおやすみ、愛しい子
Huna'n fwyn ar fron dy fam.
ぐっすりとおやすみ、ママにくっついて

Huna'n dawel, heno, huna,
すやすやとおやすみ、今夜はおやすみ
Huna'n fwyn, y tlws ei lun;
ぐっすりとおやすみ、神々しいあなたのその姿
Pam yr wyt yn awr yn gwenu,
どうしてあなたはにこにこしてるの
Gwenu'n dirion yn dy hun?
心の底から優しくにこにこしてくれるの?
Ai angylion fry sy'n gwenu,
天使たちが空高くでにこにこしてるからなの
Arnat ti yn gwenu'n llon,
あなたの上で楽しそうににこにこしてるからなの?
Tithau'n gwenu'n ôl dan huno,
それであなたはにこにこすやすやなの
Huno'n dawel ar fy mron?
わたしの胸の中でぐっすりすやすやなの?

Paid ag ofni, dim ond deilen
怖がらないで、ただの葉っぱよ
Gura, gura ar y ddôr;
コツン、コツンとドアの外で叩くのは
Paid ag ofni, ton fach unig
怖がらないで、ただの波の音よ
Sua, sua ar lan y môr;
ザブン、ザブンと水際に聞こえるのは
Huna blentyn, nid oes yma
おやすみわが子よ、ここでなら
Ddim i roddi iti fraw;
あなたを怖がらせるものなんか平気よ
Gwena'n dawel yn fy mynwes.
にこにこ静かに、わたしの胸で
Ar yr engyl gwynion draw.
祝福の天使が遠くで見守ってる

text & tune: 19世紀ごろのウェールズ民謡

スオはルル(子供をあやす時のはやしごえ)、ガンは歌の意。
《聖母マリアの子守唄》ともされ、クリスマスによく歌われるが、あらゆる母親があらゆる子に歌う子守唄とも取れる。
Exsultate Justi《歓喜》でも取り上げた映画『太陽の帝国』で、死出の旅へ向かう直前《海ゆかば》を斉唱する零戦特攻隊員たちに声を合わせて、主人公の少年が歌う曲。主人公を演じたクリスチャン・ベール(後のバットマンである)自身もウェールズ生まれである(ただしウェールズ人ではない)。


Lynton Atkinson & Simon Keenlyside & Stephen Cleobury & Robert King & Choir Of St. John's College, Cambridge & George Guest
収録アルバム: Silent Night - 25 Carols of Peace & Tranquility


エンパイア・オブ・ザ・サン
収録アルバム: Empire Of The Sun (Original Motion Picture Soundtrack)


こっちも割と好き
アンサンブル・プラネタ
収録アルバム: Choral/アンサンブル・プラネタ

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by CockRobin96 | 2017-06-10 07:32 | Trackback | Comments(0)

Les anges dans nos campagnes《天使らが野辺で(荒野の果てに)》自由部門

第一回プラチナブロガーコンテスト

Les anges dans nos campagnes*1
天使たちがおらが里で
Ont entonné l’hymne des cieux,
天のみ歌を歌ってる
Et l’écho de nos montagnes
おらが山々のこだまが
Redit ce chant mélodieux :
この歌の調べに応えてる
Gloria in excelsis Deo
いと高き神に栄光あれ!

Bergers, quittez vos retraites,
羊飼いたちよ、逃げ隠れてないで
Unissez-vous à leurs concerts,
天使たちの演奏に加わりなさい
Et que vos tendres musettes
軽やかな音を出すお前たちのミュゼットに*2
Fassent retenir les airs :
この一節(ひとふし)を覚えさせて
Gloria in excelsis Deo
いと高き神に栄光あれ!

Ils annoncent la naissance
天使も羊飼いも生誕を告げ知らせる
Du Libérateur d'Israël
イスラエルを解き放つお方のことを
Et pleins de reconnaissance*3
感謝に満ち満ちて
Chantent ce jour si solennel
かくも厳かなこの日を歌う
Gloria in excelsis Deo
いと高き神に栄光あれ!

*1 カンパーニュはいわゆる「田舎」という意味だが、古くは単に「野原・平原」を指した。
*2 フランスの民族楽器。→Il est ne, le divin Enfant《この子こそ神のみ子(お生まれだイエスさまが)》
*3 reconnaissanceは語源は「認識する」という意味のラテン語regnosco。そこから転じて「偵察する」と「表彰する」の二種類の意味がある。

text&tune: 16世紀頃のフランス民謡

James Chadwick(1813-1882)による「Angels we have heard on high」で始まる英訳でも知られる。
「リベラ」による英語バージョン


ブグロー「天使の歌」
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Les Petits Chanteurs a la Croix de Bois
収録アルバム: Noël [Explicit]

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by CockRobin96 | 2017-01-07 10:51 | Trackback | Comments(0)

Gesú Bambino(When Blossoms Flowered Mid the Snows)《みどりごイエス(冬の夜の雪に咲き初めたる)》

第一回プラチナブロガーコンテスト


youtubeにはなかった
Holy Innocents School Choir
収録アルバム: Let Heaven and Nature Sing


When blossoms flowered 'mid the snows
Upon a winter night,
Was born the Child, the Christmas Rose,
The King of Love and Light.
雪の中に花が咲き初めるころ
冬の夜のおりに
幼な子が、クリスマスの薔薇が生み落とされた*1
愛と光の王であられる方が

The angels sang, the shepherds sang,
The grateful earth rejoiced;
And at His blessed birth the stars
Their exultation voiced.
天使たちは歌い、羊飼いたちも歌う
地上は大いに歓び踊る
その祝福に満ちた誕生に、星たちは
歓喜の声をあげた

O come let us adore Him,
O come let us adore Him,
O come let us adore Him,
Christ the Lord.
さあ来たりて、あがめよう
来たりて、あがめよう
来たりて、あがめよう
主なるキリストを

Again the heart with rapture glows
To greet the holy night,
That gave the world its Christmas Rose,
Its King of Love and Light.
今ひとたび心を有頂天にして
この聖夜を迎えよう
この世に贈られたクリスマスの薔薇、
愛と光の王であるお方を

Let ev'ry voice acclaim His name,
The grateful chorus swell.
From paradise to earth He came
That we with Him might dwell.
万物よ、主の御名を歓呼せよ
大いに合唱の声を張り上げよ
楽園から地上へ降りてこられた主が
わたしたちと共に宿られますようにと

O come let us adore Him,
O come let us adore Him,
O come let us adore Him,
Christ the Lord.
さあ来たりて、あがめよう
来たりて、あがめよう
来たりて、あがめよう
主なるキリストを

Ah!
O come let us adore Him,
Ah!
adore Him, Christ the Lord
さあ!
来たりて、あがめよう
さあ!
あがめよう、主なるキリストを

O come!
O come!
O come let us adore Him,
let us adore Him,
Christ the Lord.
来たれ!
来たれ!
来たりて、あがめよう
いざあがめよう
主なるキリストを

*1 クリスマス・ローズと呼ばれている植物は、学名はヘレボルス・ニゲルという。クリスマスというのはもちろん「イギリスの」クリスマスに咲くという意味で、日本の気候だと一月頃に咲き始めることが多い。なお、有毒
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イエスやマリアを薔薇の花に例えるキャロルは多いので、この歌詞の薔薇は厳密にクリスマス・ローズを指しているわけではないのかもしれない。(→Es ist ein Ros entsprungen《エサイの根より》、There Is No Rose of Such Virtue《かくも徳高き薔薇はない》)

text: Frederick Herman Martens (1874-1932) 作詞者としてのほか、『Violin Mastery(バイオリン技法)』という専門書の編集者でもある。
tune: Pietro Alessandro Yon(1886–1943)

イタリア出身でアメリカで活躍した作曲家、ピエトロ・ヨンによるメロディ。1917年に作られた。ヨンは兄弟であるコンスタンティノと共に、1907年にマンハッタンの聖フランシスコ・ザビエル教会へ赴任し、1926年までオルガニストをつとめた。つまり、歌詞は本来英語であり、イタリア語の方はおそらくヨンが後から訳してつけたものであろう。どちらかというと分類アメリカにするべきかもしれない。
曲にも歌詞にも有名なキャロルAdeste Fideles《汝ら信仰深きものらよ(神の御子は今宵しも)》が使われている。



木岡英三郎(1895-1982)の美しい日本語訳詞があり、一部の人に熱狂的に支持されている。

冬の夜の雪に さきそめたる
麗しの薔薇は 救いの君
み使い牧人(まきびと) 喜び満ち
御生(みあ)れを言祝(ことほ)ぎ 星きらめく
来たりておがめ
たたえまつれや
救いの聖子(みこ) 主イエスきみを

救いのみ子主を 世にたまいし
恵みと喜び 何にたとえん
力の限りに ほめうたいて
とうときみ子主を むかえまつらん
来たりておがめ
たたえまつれや
救いのみ子 主イエスきみを

立教女学院のみがこの歌詞での録音を吹き込んだCDを販売している。
アマゾンにはなかったので、銀座の教文館で買ってください。
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by CockRobin96 | 2016-12-24 22:58 | Trackback | Comments(0)

Jesus Child《幼な子イエス》



Have you heard the story that they’re telling ‘bout Bethlehem,
Have you heard the story of the Jesus child?
How he came from heaven and was born in a manger bed?
Mary was his virgin mother pure and mild,
ベツレヘムでみんなが噂しているという物語を聞いたことあるかい、
幼な子イエスの物語を聞いたことあるかい?
幼な子がいかにして天から離れ、飼い葉桶をベッドにして生まれたのかを*1
マリアさまこそ、その子の清らかで優しいおとめにしてお母さま

*Sing alleluia, brothers,
sing alleluia sisters
worship the Jesus child
and praise his mother mild,
'Glory to God on high’
the angel hosts above are singing:
Listen to the story of the Jesus child.
*アレルヤと歌おうよ、兄弟たち、
 アレルヤと歌おうよ、姉妹たちも、
 幼な子イエスを拝み、
 その優しいお母さまにお祈りしよう
 「いと高き神に栄光あれ」と、
 天使たちの大軍が空高くで歌ってる
幼な子イエスの物語をお聞きよ

Have you heard the story of the poor humble shepherd men,
Sitting on the hillside with their flocks at night?
Suddenly the angel tells them: hurry to Bethlehem,
Go and find the Jesus child, the world’s new light,
*Refrain
貧しくつつましい羊飼いたちの物語を聞いたかい?*2
夜通し羊の群れと一緒に丘の斜面に座っていた人たちのことを
突然天使が彼らにいうことには、「急いでベツレヘムへ
行って幼な子イエス、世の光を探しなさい!」だって*3
*繰り返し

Jesus child, lying at Bethlehem,
sleeping safe at Mary’s knee,
Save my soul and bring me to paradise,
Let me join the angels singing glory to thee
*Refrain
幼な子イエスはベツレヘムで寝かされてる
マリアさまの膝で何事もなく眠ってる
わたしの魂を救い、楽園をもたらしてください
あなたに栄光あれと歌う天使たちにわたしも連ならせてください
*繰り返し

Have you heard the story of the kings from the orient,
Following the star that’s shining over his head?
Offering their precious gifts of gold, myrrh and frankincense,
Kneeling with the ox and ass before his bed?
*Refrain
東方からやってきた王様たちの物語を聞いたことあるかい、*4
幼な子の頭上で輝く星を追ってきた人たちのことを
貴い贈り物、黄金と没薬と乳香をささげて
牛やロバたちと一緒に幼な子のベッドに膝まづいた人たちのことを?
*繰り返し

Brothers, let us celebrate the birth of the Jesus child,
Sisters, come and welcome him, the newborn King;
Praise the Lord who sent him down from heaven at Christmas time,
Young and old and rich and poor, his praises sing.
*Refrain
兄弟たちよ、幼な子イエスの誕生をお祝いしよう
姉妹たちも、生まれたての王様を歓迎しよう
幼な子をクリスマスに天から贈ってくださった主なる神をたたえよ
若者もお年寄りも金持ちも貧しい人も、幼な子をたたえて歌え
*繰り返し

*1 「ところが、彼らがベツレヘムにいるうちに、マリアは月が満ちて、初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである。」(ルカによる福音書2:6-7)
*2 「その地方で羊飼いたちが野宿をしながら、夜通し羊の群れの番をしていた。」(ルカによる福音書2:8)
*3 「あなたがたは世の光である。山の上にある町は、隠れることができない。/また、ともし火をともして升の下に置く者はいない。燭台の上に置く。そうすれば、家の中のものすべてを照らすのである。 /そのように、あなたがたの光を人々の前に輝かしなさい。」(マタイによる福音書5:14-16)
*4 「イエスは、ヘロデ王の時代にユダヤのベツレヘムでお生まれになった。そのとき、占星術の学者たちが東の方からエルサレムに来て、 言った。『ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。わたしたちは東方でその方の星を見たので、拝みに来たのです。』」(マタイによる福音書2:1-2)
 →We Three Kings of Orient Are《我らは東方の三人の王(我らは来たりぬ)》
 →Brightest and Best《奇しく光る明星の》

text & tune: John Rutter (1945- )

天使たちが離れて天に去ったとき、羊飼いたちは、
「さあ、ベツレヘムへ行こう。主が知らせてくださったその出来事を見ようではないか」と話し合った。
そして急いで行って、マリアとヨセフ、また飼い葉桶に寝かせてある乳飲み子を探し当てた。
その光景を見て、羊飼いたちは、この幼子について天使が話してくれたことを人々に知らせた。
聞いた者は皆、羊飼いたちの話を不思議に思った。
しかし、マリアはこれらの出来事をすべて心に納めて、思い巡らしていた。
羊飼いたちは、見聞きしたことがすべて天使の話したとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。
(ルカによる福音書2:15-2:20)

ルカ書によれば、クリスマスを初めて祝ったのは羊飼いたちということになる。名もない羊飼いたちは、キリスト教美術においては非常に重要な位置に置かれ、中世ヨーロッパの神秘劇(ミステリー・プレイ。聖書やキリスト教伝説を題材とした劇。修道士や司祭の他、地元の有志によっても演じられた)などでも主役を張っていたりする。クリスマスの民謡・聖歌では、この羊飼いたちに言及された歌詞が非常に多い。(→Als ich bei meinen Schafen wacht《羊たちの番をしているさなかに目覚めると》、→Past Three O'Clock《午前三時過ぎ》、→Ríu, ríu, chíu《リウ・リウ・チウ》など)
キリスト教においては、神こそは羊飼いの中の羊飼い(→Brother James Air≪ブラザー・ジェームズ・エアー≫)であり、その生誕に真っ先に馳せ参じるのは王でも学者でもなく、貧しい羊飼いであるのは至極当然だと考えられていたのである。

ピエロ・デッラ・フランチェスカ「生誕」
ちゃんと牛とロバがいる
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CDのみ


オルガン伴奏版
Stockholms Gosskör and Roland Nilsson featuring Erik Wadman and John Rutter
収録アルバム: Christmas Concerts Live 1994-2004

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by CockRobin96 | 2016-12-24 12:02 | Trackback | Comments(0)

Als ich bei meinen Schafen wacht《羊たちの番をしているさなかに目覚めると》



Als ich bei meinen Schafen wacht,
羊たちの番をしているさなかに目覚めると
ein Engel mir die Botschaft bracht.
ひとりの天使がわたしに知らせてくれた

*Des bin ich froh,
*わたしには嬉しいこと
(bin ich froh,)
 (わたしは嬉しい)
froh, froh, froh,
 嬉しい、嬉しい、嬉しい!
(froh, froh, froh!)
(嬉しい、嬉しい、嬉しい!)
Benedicamus Domino!
 主をたたえよ!
(Benedicamus Domino!)
 (主をたたえよ!)


Er sprach: „Der Heiland Jesus Christ
天使は語りかけた、「救い主なるイエス・キリストが
zu Betlehem geboren ist!“
ベツレヘムにてお生まれになった!」
*Refrain
*繰り返し

„Das Kindlein liegt in einem Stall
「幼子は馬小屋の中で眠っておられる
und will die Welt erlösen all.“
そしていずれ全世界をあがなわれるのだ」*1
*Refrain
*繰り返し

*1 ユダヤ教及びキリスト教に出てくる概念。「あがない」はもともと人手に渡った財産を買い戻す、身代金を払って奴隷を解放する、生け贄や金銭を払って罪をつぐなうという意味。ユダヤ教では異民族の奴隷となったイスラエルの民を解放する者として神をあがない主と呼び、キリスト教では罪から人類を解放する者としてキリストを指す。

text & tune: ドイツ民謡

謎の羊飼い推し。

ベリー公のいとも豪華なる時祷書より 羊飼いへのお告げ
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Rundfunk-Kinderchor Berlin
収録アルバム: Weihnachtskonzert aus dem Berliner Schauspielhaus


歌詞は別バージョン
Rundfunk-Jugendchor Wernigerode
収録アルバム: Lasset uns frohlocken! (Weihnachtliche Chormusik aus fünf Jahrhunderten)

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by CockRobin96 | 2016-12-23 10:58 | Trackback | Comments(0)

Vom Himmel hoch, da komm ich her《高き天より、我は来たれり(いずこの家にも)》


Vom Himmel hoch, da komm ich her.
高き天より、ここへやって来ました
Ich bring’ euch gute neue Mär,
良き知らせをあなたがたにもたらすために
Der guten Mär bring ich so viel,
わたしが持って来たのはとても良い知らせ
Davon ich singn und sagen will.
伝えるためにわたしは歌いましょう

Euch ist ein Kindlein heut’ geborn
あなたがたのために今日幼子がお生まれになった
Von einer Jungfrau auserkorn,
それもひとりの若きおとめから
Ein Kindelein, so zart und fein,
その幼子はそれは優雅で上品で
Das soll eu’r Freud und Wonne sein.
その喜びと幸いとがあなたがたのものになるのです

Es ist der Herr Christ, unser Gott,
この子こそが主なるキリスト、わたしたちの神
Der will euch führn aus aller Not,
必要な時はいつもあなたがたを導いてくださる
Er will eu’r Heiland selber sein,
この子があなたがたの救い主となられ、
Von allen Sünden machen rein.
全ての罪人を清くしてくださるのです

text: Martin Luther(1483-1546)
tune: ドイツ民謡をルターがアレンジしたものと伝えられる

天使は言った。
「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。
今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。
この方こそ主メシアである。」
(ルカによる福音書 2:11-12)

世界史で宗教改革について勉強するときに必ず登場する、ルター派の基礎となったマルティン・ルターによる作詞。ルターは「聖書に書かれていないことは認めることができない」という姿勢により、宗教改革の中心人物になった。特に「聖職者が結婚しちゃいかんのか?」のあたり。41歳の時に26歳の修道女と結婚し、子供をもうけている。羨ましい。その他、教皇制度や当時横行していた免罪符の販売を非難し、ついにカトリックから破門されるが、世俗の君主らに庇護され、聖書のドイツ語訳や聖書講義など精力的に活動し続けた。ルター派(ルーテル派)は聖書と信仰を重視するが、カルヴァン派の聖書重視に比べると信仰重視の度合いが強い。
礼拝においては積極的に賛美歌(聖歌)の歌唱を奨励し、自らリュートをとって作詞・作曲した。よく知られている聖歌としては、《いずこの家にも》の他《神はわがやぐら》がある。ルター派の聖歌はコラールと呼ばれる。
なお、みんな大好きJ.S.バッハは一族揃ってルター派であり、職場であるライプツィヒの教会付き音楽家として、多数のコラールをアレンジした。


ルーカス・クラナッハ「ルター」
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日本語歌詞:
いずこの家にも めでたきおとずれ
伝うるためとて 天(あめ)よりくだりぬ

マリアのみ子なる 小さきイエスこそ、
み国にこの世に 尽きせぬよろこび

神なるイエスこそ 罪とが清むる
傷なき子羊 救いの君なれ

Rundfunk-Jugendchor Wernigerode (Kammerchor)
収録アルバム: Telemann, Vivaldi, Handel & Fasch: Altdeutsche Weihnachten - Konzert am Heiligabend

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by CockRobin96 | 2016-12-19 23:01 | Trackback(1) | Comments(0)