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Jesus Child《幼な子イエス》



Have you heard the story that they’re telling ‘bout Bethlehem,
Have you heard the story of the Jesus child?
How he came from heaven and was born in a manger bed?
Mary was his virgin mother pure and mild,
ベツレヘムでみんなが噂しているという物語を聞いたことあるかい、
幼な子イエスの物語を聞いたことあるかい?
幼な子がいかにして天から離れ、飼い葉桶をベッドにして生まれたのかを*1
マリアさまこそ、その子の清らかで優しいおとめにしてお母さま

*Sing alleluia, brothers,
sing alleluia sisters
worship the Jesus child
and praise his mother mild,
'Glory to God on high’
the angel hosts above are singing:
Listen to the story of the Jesus child.
*アレルヤと歌おうよ、兄弟たち、
 アレルヤと歌おうよ、姉妹たちも、
 幼な子イエスを拝み、
 その優しいお母さまにお祈りしよう
 「いと高き神に栄光あれ」と、
 天使たちの大軍が空高くで歌ってる
幼な子イエスの物語をお聞きよ

Have you heard the story of the poor humble shepherd men,
Sitting on the hillside with their flocks at night?
Suddenly the angel tells them: hurry to Bethlehem,
Go and find the Jesus child, the world’s new light,
*Refrain
貧しくつつましい羊飼いたちの物語を聞いたかい?*2
夜通し羊の群れと一緒に丘の斜面に座っていた人たちのことを
突然天使が彼らにいうことには、「急いでベツレヘムへ
行って幼な子イエス、世の光を探しなさい!」だって*3
*繰り返し

Jesus child, lying at Bethlehem,
sleeping safe at Mary’s knee,
Save my soul and bring me to paradise,
Let me join the angels singing glory to thee
*Refrain
幼な子イエスはベツレヘムで寝かされてる
マリアさまの膝で何事もなく眠ってる
わたしの魂を救い、楽園をもたらしてください
あなたに栄光あれと歌う天使たちにわたしも連ならせてください
*繰り返し

Have you heard the story of the kings from the orient,
Following the star that’s shining over his head?
Offering their precious gifts of gold, myrrh and frankincense,
Kneeling with the ox and ass before his bed?
*Refrain
東方からやってきた王様たちの物語を聞いたことあるかい、*4
幼な子の頭上で輝く星を追ってきた人たちのことを
貴い贈り物、黄金と没薬と乳香をささげて
牛やロバたちと一緒に幼な子のベッドに膝まづいた人たちのことを?
*繰り返し

Brothers, let us celebrate the birth of the Jesus child,
Sisters, come and welcome him, the newborn King;
Praise the Lord who sent him down from heaven at Christmas time,
Young and old and rich and poor, his praises sing.
*Refrain
兄弟たちよ、幼な子イエスの誕生をお祝いしよう
姉妹たちも、生まれたての王様を歓迎しよう
幼な子をクリスマスに天から贈ってくださった主なる神をたたえよ
若者もお年寄りも金持ちも貧しい人も、幼な子をたたえて歌え
*繰り返し

*1 「ところが、彼らがベツレヘムにいるうちに、マリアは月が満ちて、初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである。」(ルカによる福音書2:6-7)
*2 「その地方で羊飼いたちが野宿をしながら、夜通し羊の群れの番をしていた。」(ルカによる福音書2:8)
*3 「あなたがたは世の光である。山の上にある町は、隠れることができない。/また、ともし火をともして升の下に置く者はいない。燭台の上に置く。そうすれば、家の中のものすべてを照らすのである。 /そのように、あなたがたの光を人々の前に輝かしなさい。」(マタイによる福音書5:14-16)
*4 「イエスは、ヘロデ王の時代にユダヤのベツレヘムでお生まれになった。そのとき、占星術の学者たちが東の方からエルサレムに来て、 言った。『ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。わたしたちは東方でその方の星を見たので、拝みに来たのです。』」(マタイによる福音書2:1-2)
 →We Three Kings of Orient Are《我らは東方の三人の王(我らは来たりぬ)》
 →Brightest and Best《奇しく光る明星の》

text & tune: John Rutter (1945- )

天使たちが離れて天に去ったとき、羊飼いたちは、
「さあ、ベツレヘムへ行こう。主が知らせてくださったその出来事を見ようではないか」と話し合った。
そして急いで行って、マリアとヨセフ、また飼い葉桶に寝かせてある乳飲み子を探し当てた。
その光景を見て、羊飼いたちは、この幼子について天使が話してくれたことを人々に知らせた。
聞いた者は皆、羊飼いたちの話を不思議に思った。
しかし、マリアはこれらの出来事をすべて心に納めて、思い巡らしていた。
羊飼いたちは、見聞きしたことがすべて天使の話したとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。
(ルカによる福音書2:15-2:20)

ルカ書によれば、クリスマスを初めて祝ったのは羊飼いたちということになる。名もない羊飼いたちは、キリスト教美術においては非常に重要な位置に置かれ、中世ヨーロッパの神秘劇(ミステリー・プレイ。聖書やキリスト教伝説を題材とした劇。修道士や司祭の他、地元の有志によっても演じられた)などでも主役を張っていたりする。クリスマスの民謡・聖歌では、この羊飼いたちに言及された歌詞が非常に多い。(→Als ich bei meinen Schafen wacht《羊たちの番をしているさなかに目覚めると》、→Past Three O'Clock《午前三時過ぎ》、→Ríu, ríu, chíu《リウ・リウ・チウ》など)
キリスト教においては、神こそは羊飼いの中の羊飼い(→Brother James Air≪ブラザー・ジェームズ・エアー≫)であり、その生誕に真っ先に馳せ参じるのは王でも学者でもなく、貧しい羊飼いであるのは至極当然だと考えられていたのである。

ピエロ・デッラ・フランチェスカ「生誕」
ちゃんと牛とロバがいる
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CDのみ


オルガン伴奏版
Stockholms Gosskör and Roland Nilsson featuring Erik Wadman and John Rutter
収録アルバム: Christmas Concerts Live 1994-2004

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by CockRobin96 | 2016-12-24 12:02 | Trackback | Comments(0)

The Lord bless you and keep you《主が汝を祝し守り給わんこと》

エリザベス女王とフィリップ殿下の結婚60周年記念で歌われた時の動画

The Lord bless you and keep you.
主があなたを祝し守られますように、
The Lord make his face to shine upon you,
主がその御顔をあなたの上に輝かせてくださいますように、
and be gracious unto you:
あなたに慈しみ深くあられますように。
The Lord lift up the light
主が高くかかげてくださいますように、
of his countenance upon you,
その御顔の光をあなたの上に。
and give you peace.
そして平安を賜ってくださいますように。
Amen.
アーメン。

text: 旧約民数記6:24-26
tune: John Rutter (1945- )


Cambridge Singers
収録アルバム: Gloria - The Sacred Music Of John Rutter

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by CockRobin96 | 2016-09-29 18:29 | Trackback | Comments(0)

Requiem《ラッターのレクイエム》Rutter

1.Requiem Aeternam《とこしえの安息》

Requiem aeternam,
とこしえの安息を、
dona eis, Domine:
彼らに与えたまえ、主よ。


et lux,
そして光を、
et lux perpetua,
絶えざる光を
luceat eis.
彼らに照らしたまえ。


Te decet hymnus,
賛歌があなたに献げられる、
Deus in Sion:
シオンにいます神に、*1
et tibi reddetur votum in Jerusalem.
そして誓いがあなたに立てられる、エルサレムにて。


Exaudi,
聞き給え、
exaudi orationem meam,
わたしの祈りを聞き給え。
ad te omnis caro veniet.
すべて肉なるものはみなあなたのもとへ至る。


Kyrie eleison.
主よ、憐れみ給え。
Christe eleison.
キリストよ、憐れみ給え。
Kyrie eleison.
主よ、憐れみ給え。


*1 シオンはエルサレムにある丘。王家の城や墓があり、エルサレムの象徴、愛称になった。


2.Out of the Deep《深き淵より》

Out of the deep
深き淵より、
have I called unto thee, O Lord:
わたしはあなたを呼ぶ、主よ、
Lord, hear my voice.
主よ、わたしの声を聞き給え。

O let thine ears consider well
あなたの耳を傾けて
the voice of my complaint.
わたしの訴えの声を聞き届けてください。

If thou, Lord,
もしあなたが、主よ
wilt be extreme to mark what is done amiss:
過ちをことごとく心に留められるならば、
O Lord, who may abide it?
主よ、誰がそれに耐え得るでしょうか?

For there is mercy with thee:
憐れみはあなたと共にあり、
therefore shalt thou be fear'd.
それゆえあなたは畏れられる。

I look for the Lord:
わたしは主を捜し求め、
my soul doth wait for him,
わが魂は主を待ち望む。
and in his word is my trust.
主のみ言葉がわたしの頼み。

my soul fleeeth unto the Lord:
わが魂は主のもとに馳せゆく、
before the morning watch, I say,
朝を待ちこがれる見張りのように、そう
before the morning watch.
朝を待ちこがれる見張りのように。

O Israel trust in the Lord,
おおイスラエルよ、主に依り頼め、
for with the Lord there is mercy:
憐れみが主と共にあり、
and with him is plenteous redemption.
豊かな贖いが主と共にあるのだから。*1
And he shall redeem Israel from all his sins,
主はイスラエルを全ての罪から贖われた、
from all his sins.
全ての罪から。

Out of the deep
深き淵より、
have I called unto thee, O Lord:
わたしはあなたを呼ぶ、主よ、
Lord, hear my voice.
主よ、わたしの声を聞き給え。

*1 ユダヤ教及びキリスト教に出てくる概念。「あがない」はもともと人手に渡った財産を買い戻す、身代金を払って奴隷を解放する、生け贄や金銭を払って罪をつぐなうという意味。ユダヤ教では異民族の奴隷となったイスラエルの民を解放する者として神をあがない主と呼び、キリスト教では罪から人類を解放する者としてキリストを指す。

text: 旧約詩編第130編より。

3.Pie Jesu《慈しみ深きイエス》

Pie Jesu Domine,
慈しみ深き主イエスよ、
dona eis requiem,
彼らに安息を与え給え。
sempiternam requiem.
絶えざる安息を
dona eis domine.
彼らに与え給え。


4.Sanctus《聖なるかな》

Sanctus, Sanctus, Sanctus
聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな。
Dominus Deus Sabaoth.
万軍の神なる主。
Pleni sunt caeli
天に満ち満ちる、
groria tua.
あなたの栄光は。
Hosanna in excelsis.
いと高きところにホサナ。
*1

Benedictus
ほむべきかな、
qui venit in nomine Domini:
主のみ名において来たるもの。
Hosanna in excelsis.
いと高きところにホサナ。


*1 本来は「我らを救い給え」を意味するヘブライ語。のちに礼拝などで気分の高揚や賛美をあらわすかけ声と化した。

旧約聖書イザヤ書(6:03)及びヨハネの黙示録(4:08)に登場する、異形の生物が歌う神への賛歌をもとにしている。モーツァルトやフォーレなどのレクイエムでは「Pleni sunt caeli et terra(天地に満ちる)」となっている。天使の大群が神の周囲を飛び交いながら歌うイメージ。


5.Agnus Dei《神の小羊》

Agnus Dei,
神の小羊、*1
qui tollis peccata mundi.
世の罪を除くものよ、
dona eis requiem.
彼らに安息を与え給え。


Man that is born of a woman
女から生まれたものは、*2
hath but a short time to live,
生きるに短い時を生き、
and is full of misery.
しかも苦悩に満ちている。

He cometh up,
現れたかと思えば、
and is cut down like a flower;
花のように刈り取られる。
he fleeth as it were a shadow.
逃げ失せる様は影のよう。

Agnus Dei,
神の小羊、

(In the midst of life,)
(生のただ中にあっても、)
qui tollis peccata mundi.
世の罪を除くものよ、

(we are in death:)
(我らは死の内にある。)
dona eis requiem.
彼らに安息を与え給え。

(we are in death:)
(我らは死の内にある。)

Agnus Dei,
神の小羊、

(of whom may we seek for succour?)
(我らが求める助けは誰からくるのか)
qui tollis peccata mundi.
世の罪を除くものよ、

(of whom may we seek for succour?)
(我らが求める助けは誰からくるのか)
dona eis requiem.
彼らに安息を与え給え。

(of whom?)
(誰から?)

Agnus Dei,
神の小羊、
qui tollis peccata mundi.
世の罪を除くものよ、
dona eis requiem.
彼らに安息を与え給え。


I am the resurrection and the life,
わたしは復活であり命である、*3
saith the Lord:
と主は言われる。
he that believeth in me,
わたしを信じるものは
though he were dead, yet shall he live:
死んでも生きる、
and who so ever liveth
生きている者は誰であれ
and believeth in me
わたしを信じているものは
shall never die,
決して死なない、
shall never die.
決して死なない。

*1 イエスの呼び名のひとつ、洗礼者ヨハネがイエスを指して「見よ、世の罪を除く神の小羊だ」(新約ヨハネによる福音書1:29)と言った故事にちなむ。
*2 聖公会独自の礼拝規則書である『聖公会祈祷書』の埋葬式文より。ただし日本聖公会の現行版では消されている。英米ではどうか知らない。フルだと「我らの罪を怒り給うことは、まことに正し。されど主の他に、たれにか助けを求むべき」となっており、かなりきつい文章になる。
*3 「イエスは言われた。『わたしは復活であり、命である。わたしを信じる者は、死んでも生きる。生きていてわたしを信じる者はだれも、決して死ぬことはない。このことを信じるか。』」(新約ヨハネによる福音書 11:25-26)

「わたしは復活であり命である…」の直前からVictimae paschali《我らの過越》が挿入されている。


6.The Lord is my Shepherd《主はわたしの羊飼い》

The Lord is my shepherd;
主はわたしの羊飼い、
therefore can I lack nothing.
それゆえわたしは乏しいことが無い。
He shall feed me in a green pasture,
主はわたしを緑の野辺で養い、
and lead me forth beside the waters of comfort.
憩いの水辺に導かれる。

He shall convert me soul
主はわたしの魂を造りかえ、
and bring me forth in the paths of righteousness,
正しい道にともなってくださる。
for his Name's sake,
そのみ名のゆえに、
for his Name's sake.
そのみ名のゆえに。

Yea, though I walk thro' the valley of the shadow of death,
まことに、死の陰の谷を歩むとも、
I will fear no evil;
わたしは邪悪を恐れない。
For thou art with me:
あなたがわたしと共におられるから、
Thy rod and thy staff comfort me.
あなたの杖と鞭がわたしを慰めるから。

Thou shalt prepare a table for me
あなたはわたしのために食卓を整えてくださる、
against them that trouble me:
わたしに仇なすものたちの目の前で。
Thou hast anointed my head with oil
あなたはわたしの頭に油を塗り、
and my cup shall be full.
わたしの杯を満たされる。

But thy loving kind ness and mercy
あなたの愛と憐れみは
shall follow me all the days of my life:
生涯わたしにつき従う。
And I will dwell in the house of the Lord,
そしてわたしは主の家に住まうでしょう、
in the house of the Lord forever.
主の家に、とこしえに。

text: 旧約聖書詩編第23編

詳細はBrother James Air《ブラザー・ジェームズ・エアー》にて。


7.Lux Aeterna《とこしえの光》

I heard a voice from haeven
わたしは天よりの声を聞いた、*1
saying unto me,
わたしにこう告げるのを
Blessed,
「祝されよ
Blessed are the dead who die in the Lord,
主において死んだものは祝されよ、
for they rest,
彼らは憩うからである
from their labours.
労苦から解き放たれて。
They rest from their labours.
彼らは労苦から解き放たれて憩う。」

Even so saith the spirit,
『霊』はそのようにさえ言われる、
for they rest.
「彼らは憩う」と。

Lux aeterna
とこしえの光で
luceat eis,
彼らを照らし給え、
Domine:
主よ。


Cum sanctis tuis in aeternum,
あなたの聖人らとともにとこしえにいさせ給え、
quia pius es.
あなたは慈しみ深い方であらせられますから。


Requiem aeternam
とこしえの安息を
dona eis Domine,
彼らに与え給え、主よ、
et lux perpetua
絶えざる光で
luceat eis:
彼らを照らし給え。


Requiem aeternam.
とこしえの安息を。


*1 「また、わたしは天からこう告げる声を聞いた。『書き記せ。『今から後、主に結ばれて死ぬ人は幸いである』と。』“霊”も言う。『然り。彼らは労苦を解かれて、安らぎを得る。その行いが報われるからである。』」(新約聖書黙示録14:13)

tune: John Rutter (1945- )

レクイエムは本来カトリックの式典なのだが、時代が下がるに連れて礼拝のためというよりもコンサート用としての用途が増えた。
ラッターも本来の式文以外に、聖公会の葬送礼拝等でよく使われる詩編や式文を組み合わせた、独自の「レクイエム風合唱組曲」となっている。一説には若くして交通事故で亡くなった息子に捧げたとも。「息子を思い出してつらい」となるのではなく、この曲が演奏される限り息子の名が記念されるわけである。

自作自演版


プライムで聴き放題

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by CockRobin96 | 2016-09-12 22:46 | Trackback | Comments(0)

A Gaelic Blessing《ゲール祝祷》


Deep peace of the running wave to you,
うねる波の深い安らぎがあなたに、
Deep peace of the flowing air to you,
そよぐ風の深い安らぎがあなたに、
Deep peace of the quiet earth to you,
静かな大地の深い安らぎがあなたに、
Deep peace of the shining stars to you,
きらめく星々の深い安らぎがあなたに、
Deep peace of the gentle night to you,
優しい夜の深い安らぎがあなたに、
Moon and stars pour their healing light on you,
月と星が癒しの光をあなたに注ぎますように。
Deep peace of Christ,
キリストの深い安らぎが、
of Christ the light of the world to you,
世の光キリストの安らぎがあなたにありますように、*1
Deep peace of Christ to you.
キリストの深い安らぎがあなたにありますように。

*1 「あなたがたは世の光である。山の上にある町は、隠れることができない。/また、ともし火をともして升の下に置く者はいない。燭台の上に置く。そうすれば、家の中のものすべてを照らすのである。 /そのように、あなたがたの光を人々の前に輝かしなさい。」(マタイによる福音書5:14-16)

text: ゲール語(古代アイルランド語。)のルーン文字による古詩をラッターが英訳。本来はキリスト教とは関係ない詩だったが、ラッターがキリスト教っぽく作り変えた。ちなみにルーン文字は古代では日常使いされていた。
tune: John Rutter (1945- )

ネブラスカ州のメソジスト系教会からの依頼で作曲したもの。ちなみにメソジストはプロテスタントの一派で、「メソッド」つまり規律正しく几帳面なのが売り。現世に神の国を実現するというのがモットーで、そのため社会福祉に特に力を入れている。日本では青山学院や関西学院がこの系統。

John Rutter & The Cambridge Singers
収録アルバム: The Very Best of John Rutter

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by CockRobin96 | 2016-07-08 21:44 | Trackback | Comments(0)

Star Carol《星のキャロル》


Sing this night,
for a boy is born in Bethlehem,
Christ our Lord
in a lowly manger lies;
Bring your gifts,
come and worship at his cradle,
Hurry to Bethlehem
and see the son of Mary!
今夜は歌おう、
ベツレヘムで生まれた男の子のために、
わたしたちの主キリスト、
つつましい飼い葉桶に横たわるお方に。
贈り物をたずさえて、
彼のゆりかごを拝みにおいで、
ベツレヘムへ急げ、
そしてマリアのみ子に会おう!

*See his star
shining bright
 In the sky this Christmas Night!
 Follow me joyfully;
 Hurry to Bethlehem
and see the son of Mary!
 *あの星をごらん、
 光り輝いて
 クリスマスの夜空に浮かんでる!
 喜びいさんで僕についておいで、
 ベツレヘムに急げ、
 そしてマリアのみ子に会おう!

Angels bright,
come from heaven's highest glory,
Bear the news
with its message of good cheer:
"Sing, rejoice,
for a King is come to save us,
Hurry to Bethlehem
and see the son of Mary!"
*Refrain
輝ける天使たちが、
天上のいと高き栄光からやってきた、
知らせをたずさえて、
こよなき歓びのお告げとともに。
「歌え、歓べ、
 わたしたちを救うために来られた王様のために、
 ベツレヘムへ急げ、
 そしてマリアのみ子に会おう!」
*繰り返し

See, he lies
in his mother's tender keeping;
Jesus Christ
in her loving arms asleep.
Shepherds poor,
come to worship and adore him.
Offer their humble gifts
before the son of Mary.
*Refrain
ごらん、彼が眠ってる、
母君の穏やかなみ守りのうちに。
イエス・キリストが
愛深き腕の中でぐっすりと。
貧しい羊飼いたちが、
主を礼拝するためにやってきた。
つつましい贈り物を捧げよう、
マリアのみ子のみ前に。
*繰り返し

Let us all
pay our homage at the manger,
Sing his praise
on this joyful Christmas Night;
Christ is come,
bringing promise of salvation;
Hurry to Bethlehem
and see the son of Mary!
*refrain
わたしたちも皆、
飼い葉桶を仰ぎたてまつれ。
賛美して歌おう、
この喜ばしいクリスマスの夜に。
キリストが来られた、
確かな救いの約束をたずさえて。
ベツレヘムへ急げ、
そしてマリアのみ子に会おう!
*繰り返し

Hurry to Bethlehem
and see the son of Mary!
ベツレヘムへ急げ、
そしてマリアのみ子に会おう!

text & tune: text & tune: John Rutter (1945- )

ラッターの自作自演:CDのみ



John Rutter and Royal Philharmonic Orchestra and The Bach Choir
収録アルバム: 50 Classic Carols (By Classic FM)


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by CockRobin96 | 2015-12-24 22:04 | Trackback | Comments(0)

Donkey Carol《ロバのキャロル》


Donkey riding over the bumpy road,
Carry Mary, all with her heavy load;
Follow Joseph, leading you on you way
Until you find a stable,
somewhere to rest and stay.
ロバ君がでこぼこ道を越えてゆく*1
マリアさま、重たいお腹のお方を運んでゆく
付き添うのはヨセフさま、ロバ君を曳き曳き道をゆく
馬小屋を見つけだすまで
休んで泊まるところを

Donkey riding over the bumpy road,
Carry Mary, all with her heavy load;
ロバ君がでこぼこ道を越えてゆく
マリアさまを、重たいお腹のお方を運んでゆく

Donkey watching over the Jesus child,
See the baby, all with his mother mild;
Hear the angels singing their song on high:
‘Nowell, nowell, nowell’,
their caroling fills the sky.
ロバ君が幼子イエスを眺めてる
赤ちゃんを、その優しいお母さまを見つめてる
天使たちが高きところで歌うのをお聞きなさい
「ノエル、ノエル、ノエル」と
天使たちのキャロルが空に満ちる

Donkey watching over the Jesus child,
See the baby, all with his mother mild;
ロバ君が幼子イエスを眺めてる
赤ちゃんを、その優しいお母さまを見つめてる

Donkey resting all in a manger stall,
With the oxen worship the Lord of all.
Hush, he lies asleep on his bed of hay
While Mary sings so sweetly
‘Lulla, lulla, lulla, lullalay.’
ロバ君が飼い葉桶のある馬房で休んでる*2
万物の主を拝む牛たちと一緒に
シーッ、神さまが干し草の寝床でぐっすり眠ってる
マリアさまの甘い歌声を聴きながら
「ルラ、ルラ、ルラ、ルラレイ」と

Donkey resting all in a manger stall,
With the oxen worship the Lord
With the oxen worship the Lord of all.
ロバ君が飼い葉桶のある馬房で休んでる
主を拝む牛たちと一緒に
万物の主を拝む牛たちと一緒に

Donkey skip for joy as you go your way;
Alleluia, Jesus is born today.
Hark, the bells ring out
(Ding-a-dong, ding dong!)
with their message clear:
Rejoice and sing that Christ
our Saviour divine is here.
ロバ君が嬉しくてスキップしながら道をゆくよ
「アレルヤ、キリストが今日お生まれになったよ」と
お聞きなさい、鐘が鳴り響くのを
(ディンガドン、ディンドン!)
はっきりと告げ知らせてる
「喜び歌え、キリストが
 わたしたちの神なる救い主がここにおられることを」と

Donkey skip for joy as you go your way;
Alleluia, Alleluia, Alleluia,
Christ is born today.
ロバ君が嬉しくてスキップしながら道をゆくよ
「アレルヤ、アレルヤ、アレルヤ、
 キリストが今日お生まれになったよ」と

*1 ロバという英語にはDonkeyとAssの二種類があるが、Assはラテン語由来のロバ亜属全般を指す言葉。Donkeyだと家畜化されたロバのみを指す。英語圏では愚鈍の代名詞のような扱われ方をしているが、実は頭が良くて記憶力に優れている(その分わがままとも言えるが)。サソリに刺された時にロバに「私はサソリに刺された」とささやけば毒がロバに移るという迷信もある。
ドンキーコングってロバじゃないのになんでドンキーって名前なんだろう。
*2 馬房(ばぼう)は馬小屋の中で馬一頭分の部屋。

text & tune: text & tune: John Rutter (1945- )

ワルツっぽいズンチャッチャズンチャッチャしたキャロル。
ロバは聖書とは縁が深く、150回以上言及される。しかも決して格の低い乗り物ではなく、馬が戦争を象徴するのに対して平和を象徴し、白いろばともなれば最上級の尊敬を受けた。民数記では、預言者バラムとろばのエピソードが登場する。ろばの目には天使が立ちはだかるのが見えてそれを避けようとするが、バラムの目には見えないのでいう事を聞かせようとろばを叩く。するとろばが抗議して喋りだしたという物語である。(→《汝の天幕はいかに善きかな》)
マタイによる福音書21:7では、イエスがエルサレムに入城する際、ろばを使っている。「娘シオンよ、大いに踊れ。娘エルサレムよ、歓呼の声をあげよ。見よ、あなたの王が来る。彼は神に従い、勝利を与えられた者/高ぶることなく、ろばに乗って来る/雌ろばの子であるろばに乗って。」(ゼカリヤ書9:9)という預言に合わせるためである。

余談だが、ミステリー作家アガサ・クリスティの短編に『いたずらロバ』というのがある。子ロバが家出してよその馬小屋に潜り込むと、そこに産気づいた女性とその夫がやってきて……という童話であるが、子ロバは生まれた赤ん坊がやがてたどる運命を幻視する。

Choir of Clare College, Cambridge and John Rutter and Orchestra of Clare College, Cambridge
収録アルバム: The Holly and the Ivy



おまけ

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by CockRobin96 | 2015-12-08 21:46 | Trackback | Comments(0)

Shepherd's Pipe Carol《羊飼いの角笛のキャロル》


Going through the hills
on a night all starry
On the way to Bethlehem,
Far away I heard
a shepherd boy piping
On the way to Bethlehem.
わたしは丘を越えてゆく、
満天の星の夜、
ベツレヘムへ向かう道を。
はるか彼方でわたしは聞いた、
羊飼いの少年が角笛を吹き鳴らすのを、
ベツレヘムへ向かう道で。

*Angels in the sky
brought his message nigh:
"Dance and sing for joy
that Christ the new-born King is
come to bring us peace on earth,
and he's lying
cradled there at Bethlehem."
*空に舞う天使が、
お告げをたずさえやってきた、
「踊ろう、歌おう、この歓びを、
キリスト、生まれたての王さまのために
地に平和をもたらすために来られ、
今は眠っていらっしゃる
ベツレヘムでゆらゆら揺すられている方に。」

"Tell me, shepherd boy
piping tunes so merrily
On the way to Bethlehem,
Who will hear your tunes
on these hills so lonely
On the way to Bethlehem?"
 *refrain
「教えておくれ、羊飼いの坊や
かくも陽気に楽の音を吹き鳴らして、
ベツレヘムへの道をゆく子よ。
誰か聞く者がいるものかね、
こんなにも寂しい丘で
ベツレヘムへ向かう道で。」
*繰り返し

"None may hear my pipes
on these hills so lonely
On the way to Bethlehem;
But a King will hear me
play sweet lullabies
When I get to Bethlehem."
「確かに僕の角笛を聞く人はいないかもしれない、
こんなにも寂しいこの丘では、
ベツレヘムへ向かう道では。
だけど王さまがお聞きになってくださるんだ
僕がかなでる優しい子守唄を
ベツレヘムにたどりつけば。」

Angels in the sky
came down from on high
Hovered o'er the manger where
the babe was lying
cradled in the arms
of his mother Mary,
sleeping now at Bethlehem.
空に舞う天使達が
高みから降りて来た、
そして飼い葉桶の上に留まる
赤ちゃんが横たわるその上に
ゆらゆら揺すられて
御母マリアの腕の中、
今しもベツレヘムで眠っているお方の上に。

"Where is this new King,
shepherd boy piping merrily,
Is he there at Bethlehem?"
"I will find him soon
by the star shining brightly
In the sky o'er Bethlehem."
*refrain
「その新しい王さまはどこにおられるのかね、
陽気に角笛を吹き鳴らす羊飼いの坊や、
ベツレヘムにおられるのかね?」
「すぐに見つかりますとも、
きらきらと輝く星のおかげで、
ベツレヘムの上空のあの星で。」
*繰り返し

"May I come with you,
shepherd boy piping merrily,
Come with you to Bethlehem?
Pay my homage to
at the new King's cradle,
Is it far to Bethlehem?"
「わたしもお前といっしょに行っても良いかね、
陽気に角笛を吹く羊飼いの坊や
お前といっしょにベツレヘムに行っても良いかね?
わたしも礼拝したいのだよ
新しい王さまのゆりかごに
ベツレヘムまでは遠いのかね?」

Angels in the sky
brought his message nigh:
"Dance and sing for joy
that Christ the new-born King is
born this night in lowly
stable yonder,
Born for you at
Bethlehem."
空に舞う天使たちが
お告げをたずさえやってきた。
「踊ろう、歌おう、この歓びを、
キリスト、生まれたての王さまのために
今宵つつましくもお生まれになった、
はるか遠くの馬小屋で
あなたがたのためにお生まれになった、
ベツレヘムで!」

text & tune: text & tune: John Rutter (1945- )


Clare College Singers and Orchestra
収録アルバム: Rutter: Carols From Clare



女声のための《羊飼いの角笛のキャロル》
Chamber Choir of the Arts Educational School, The Ambrosian Singers
収録アルバム: The Christmas Album



CDのみ


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by CockRobin96 | 2015-12-03 22:11 | Trackback | Comments(0)

Sing a Song of sixpence《6ペンスの歌を歌おう》


Sing a Song of sixpence,
A pocket full of rye,
Four and twenty blackbirds,
Baked in a pie.
6ペンスの歌を歌おう、*1
袋にはライ麦いっぱい。*2
24羽の黒い鳥、*3
焼きこまれてパイの中。

when the pie was opened,
The birds began to sing,
Was not that a dainty dish,
To set before the king?
パイを切り開くと、
小鳥たちが歌い出した。
なんとしゃれたご馳走じゃないか、
王様にお出しするには。

The king was in his counting-house,
Counting out his money,
The queen was in the parlour,
Eating bread and honey.
王様は仕事部屋で
お金を数えてる。
お妃様は居間で
パンを蜂蜜で食べてる。

The maid was in the garden,
Hanging out the clothes,
There came a little blackbird,
And snapped off her nose.
メイドは庭で
洗濯物を干してる。
そこへ黒い鳥が舞い降りて
彼女の鼻をつまんでもいじゃった。

*1 ひところ一番よく使われた銀貨。年代ごとにデザインが違う。1967年に発行終了した。よく知られるマザーグースに「I love sixpence, jolly little sixpence...」(大好きな6ペンス、愉快なかわいい6ペンス)で始まるものもある。また花嫁の靴の中にいれると幸福になるとされた。
*2 ポケットは現在は服についている袋を指すが、古くは羊毛などをいれる大きな袋を指した。
*3 イギリスでは美しい声で鳴くクロウタドリ、アメリカではやかましいムクドリモドキを指す。

text & tune: イギリス由来の18世紀ごろから伝わる童謡。ここではJohn Rutter (1945-)による編曲。

イギリスとアメリカでメロディが違うが、マザーグースの中でももっともよく知られるもののひとつ。
特に、アガサ・クリスティーお気に入りの歌だったのか、ポアロものの短編『24羽の黒つぐみ』とミス・マープルものの長編『ポケットにライ麦を』でモチーフとして使っている。ジョーン・ヒクソン主演のドラマ映画でも、イギリス版のメロディが不気味に挿入された。

文献に初出したのは1744年頃のTommy Thumb's Pretty Song Book(トミー・サムの可愛い唄の本)で、
Sing a Song of Sixpence,(6ペンスの歌を歌おう、)
A bag full of Rye,(袋にはライ麦いっぱい)
Four and twenty Naughty Boys,(24人のいけない子たちが)
Baked in a Pye.(焼き込まれてパイの中)
の4行だけだった。
年代ごとに歌詞が変遷し、女中の鼻をもいだのがカササギだったり、もがれた鼻をくっつけ直してもらったりするバージョンがある。

アメリカ版のメロディ


収録アルバム: Rutter: Fancies



おまけ


おまけその2


参考文献:
岩崎芸術社「マザーグースと絵本の世界」夏目 康子

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by CockRobin96 | 2015-10-22 21:02 | Trackback | Comments(0)

For The Beauty Of The Earth《美しき地と》


For the beauty of the earth,
For the beauty of the skies,
For the love which from our birth
Over and around us lies,
Lord of all to thee we raise
This our joyful hymn of praise.
大地の美しさゆえに
大空の美しさゆえに
わたしたちが生まれてから、
死ぬまでめぐり続ける愛ゆえに
万物の主よ、あなたに捧げます、
この喜ばしい賛美の歌を

For the beauty of each hour
Of the day and of the night,
Hill and vale and tree and flower,
Sun and moon and stars of light:
Lord of all to thee we raise
This our joyful hymn of praise.
一刻一刻の美しさゆえに、
それは昼夜に刻々と変わるもの
山と谷、木と花、
日、月、星々の光の美しさゆえに
万物の主よ、あなたに捧げます、
この喜ばしい賛美の歌を

For the joy of human love,
Brother, sister, parent, child,
Friends on earth, and friends above,
For all gentle thoughts and mild:
Lord of all to thee we raise
This our joyful hymn of praise.
人の情愛の喜びゆえに
兄弟、姉妹、両親、子ども、
この世の友、そして世を去った友
すべての優しく穏やかな想いゆえに、
万物の主よ、あなたに捧げます、
この喜ばしい賛美の歌を

For each perfect gift of thine
To our race so freely given,
Graces human and divine,
Frow'rs of earth and bud of heav'n:
Lord of all to thee we raise
This our joyful hymn of praise.
あなたのすばらしい賜物の一つ一つゆえに、
それはわたしたち人類に惜しみなく与えられる
人情と神性に満ちたみ恵み、
これこそ地の華、天の蕾
万物の主よ、あなたに捧げます、
この喜ばしい賛美の歌を

text: Folliott Sandford Pierpoint (1835-1917)
tune: John Rutter (1945-)

ラッターで検索したらポケモンのラッタがでてきてしまった
日本訳詩に「うつくしき地とかがやく空と…」または「空はほがらに 地はうるわしく…」で始まる聖歌がある。
古今聖歌集では「St. Hugh」(Edward J. Hopkins1818-1901)のメロディで歌われるとしているが、全然違うメロディである。新しい聖歌集だとなんか訂正が入ってるのだろうか。

もともと聖歌の歌詞として知られたものであり、ラッターの作曲以前はさまざまなメロディがこの歌詞にあてられた。
Conrad Kocher(1786-1872)のメロディによる《美しき地と》
日本だと《来る朝ごとに》《星をしるべに》の歌詞があてられることが多いメロディ


日本語訳詞:
美しき地と
輝く空と
我らをめぐる
人の情けを
与え給える
神をぞ讃(たと)う

昼夜(ひるよる)絶えぬ
妙(たえ)なるみ業(わざ)
山 谷 草木(くさき)
日 月も 星も
与え給える
神をぞ讃う

父母(ちちはは)の愛
同胞(はらから) 友の
親しき睦(むつ)み
清き楽しみ
与え給える
神をぞ讃う

四方(よも)の国より
清き手をあげ
祈りと讃え
献ぐる民を
選び給える
神をぞ讃う

贖われたる
み民とともに
御子に見(まみ)ゆる
幸(さち)の望みを
与え給える
神をぞ讃う

せっかくだからこの歌詞でラッターを歌ってみてもいいと思うのだが

Cambridge Singers
収録アルバム: Gloria - The Sacred Music Of John Rutter


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by CockRobin96 | 2015-06-12 23:00 | Trackback | Comments(0)

Christ The Lord Is Risen Again《主なるキリストは再び目覚め》


Christ the Lord is risen again!
Christ hath broken ev'ry chain!
Hark, the angels shout for joy,
Singing ever more on high,
Alleluia!
キリスト、主は再び目覚められた!
キリストは全ての鎖をうち砕かれた!
聞け、天使らが歓び叫ぶのを、
いと高きところでとこしえに歌うのを、
アレルヤ!と。

He who gave for us his life,
Who for us endur'd the strife,
Is our Paschal Lamb today!
We too sing for joy and say
Alleluia!
その命をわたしたちに給われた方、
わたしたちのために争いをも耐え忍ばれる方が
この日の過越の小羊なのです!
わたしたちは歓び歌い、叫ぶ、
アレルヤ!と。

He who bore all pain and loss
(Alleluia, alleluia)
Comfortless upon the cross,
(Alleluia, alleluia)
Lives in glory now on high,
(Alleluia, alleluia)
Pleads for us, and hears our cry.
Alleluia!
彼は貫かれてあらゆる痛みと喪失を味わわれ、
(アレルヤ、アレルヤ!)
慰めもなく十字架にあげられた。
(アレルヤ、アレルヤ!)
今や栄光のうちに、いと高き処で生きておられる、
(アレルヤ、アレルヤ)
わたしたちのために嘆願し、叫び声に耳を傾ける。
アレルヤ!

Now he bids us tell abroad
(Alleluia, alleluia)
How the lost may be restor'd,
(Alleluia, alleluia)
How the penitent for giv'n,
(Alleluia, alleluia)
How we too may enter heav'n.
Alleluia!
今、彼は四方に命じ語りかけられる。
(アレルヤ、アレルヤ!)
どれほどの迷ったものが正しい道に返され、
(アレルヤ、アレルヤ!)
改悛するものに慰めが与えられ、
(アレルヤ、アレルヤ!)
天国に入らせられることでしょう。
アレルヤ!

Thou, our Paschal lamb indeed,
Christ, today thy people feed;
Take our sins and guilt away,
That we all may sing for ay,
Alleluia!
あなたこそ、わたしたちの過越の子羊。
キリストよ、この日あなたの民に糧を与え
わたしたちの罪と咎(とが)をとり去り、
とこしえにわたしたちに歌わせてください、
アレルヤ!と。

text: Michael Weisse (c.1480-1534)
tune: John Rutter (1945-)

Cathrine Winkworth(1829-1878)による訳詞。より人気の高いチャールズ・ウェスレーの聖歌《ほろぶるものを Christ the Lord Is Risen Today》との混同に注意。
ラターについては《生誕のキャロル》を参照。


また、わたしは、天と地と地の下と海にいる全ての被造物、
そして、そこにいるあらゆるものがこう言うのを聞いた。
「玉座に座っておられる方と小羊とに、賛美、誉れ、栄光、
そして権力が、世々限りなくありますように。」
四つの生き物は「アーメン」と言い、長老たちはひれ伏して礼拝した。
(ヨハネの黙示録 第5章13-14節)

『ベアトゥス黙示録ファクンドゥス写本』より「小羊の礼拝」
↑については《甘き歓びのうちに》に既出。上部にいる人と獣の頭を持つ天使は、それぞれ四つの福音書の書記者をあらわしている。左から人頭がマタイ、獅子がマルコ、牛がルカ、鷲がヨハネである。
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Cambridge Singers
収録アルバム: Rutter: Te Deum and Other Church Music


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by CockRobin96 | 2015-04-07 22:09 | Trackback | Comments(0)