Ave Verum Corpus《めでたし真の御身体》Elger


Ave verum corpus natus
めでたし、真の御身体、
ex Maria Virgine.
おとめマリアより生まれしものよ。
Vere passum immolatum
その身はまことに苦しみを受け
in cruce pro homine:
人々のために十字架にあげられ給えり。

cujus latus perforatum
その脇腹を貫かれ、
vero fluxit sanguine.
まことに血を流し給いき。
Esto nobis praegustatum
我らにその身を味わわせ給え、
mortis in examine.
死の試練に先立ちて。

O clemens,
なんという寛容、
O pie,
なんという慈悲、
O dulcis Jesu Fili Mariae.
なんと甘美なマリアの御子イエスよ。

text: c.1300 Anonymous
tune: Edoward Elger (1902-1986)

カトリックにおいて重要な意味を持つ聖歌。多くの作曲家がこの歌詞を持つモテットを手掛けた。ウィリアム・バード、モーツァルト、ガブリエル・フォーレなどによるものが知られる。パンとワインをイエスの血肉に見立てて味わう聖餐式に関連するが、いくつかのバージョンがあり、テキストによって意味がばらつく難解な歌詞。

唐突ですが、今日はイエスが十字架につけられたことを記念する聖金曜日です。あさってはイースターですやったー。
十字架につけられたイエスが最後に叫ぶ「わが神、わが神……」は、旧約聖書『詩編』の第22章に基づく。引用の意図は神への嘆願や非難ではなく、その詩にあらわれる「わたしを見る人は皆、わたしを嘲笑い/唇を突き出し、頭を振る」「わたしの着物を分け/衣を取ろうとしてくじを引く」という預言が実現されたことを示している。
余談だが、ある者が海綿に酸いぶどう酒を含ませて葦の棒に付けて瀕死のイエスに飲ませようとするくだりがあるが、海綿(つまりスポンジ)はローマ時代にはトイレで用を足した後、尻を拭くのに使われていたといわれている。ひどい嫌がらせがあったもんだ。

収録アルバム: Elgar: Ave Maria / Give Unto The Lord / Te Deum And Benedictus, Op. 34


[PR]
by CockRobin96 | 2014-04-18 21:56 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://jennywren.exblog.jp/tb/22468854
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
<< Grene growith t... Pirate's li... >>