If Ye Love Me《もし汝ら我を愛さば》


If ye love me,
もし汝ら我を愛さば、
keep my commandments,
わが戒めを守れ。
and I will pray the Father,
されば我父に祈らん、
and he shall give you
父汝らに
another comforter,
もうひとつの慰め主を与えるべし、*1
that he may bide with you for ever,
彼汝らのもとにとこしえにとどまらん、
ev'n the spirit of truth.
これぞ真実の霊なり。

*1 キリスト教における神の位相、三位一体のうち『聖霊』のこと。『使徒言行録』では復活したイエスが昇天した後に、弟子たちが集っていると、一同は聖霊に満たされ外国の言葉を話せるようになり、宣教を開始したとされている。この言葉はキリスト教が広まる伏線なのである。

text: ヨハネによる福音書14:15
tune: Thomas Tallis (c.1505-85)

一同が食事をしているとき、イエスはパンを取り、賛美の祈りを唱えて、それを裂き、弟子たちに与えながら言われた。
「取って食べなさい。これはわたしの体である。」
また、杯を取り、感謝の祈りを唱え、彼らに渡して言われた。
「皆、この杯から飲みなさい。
これは、罪が赦されるように、多くの人のために流されるわたしの血、契約の血である。
言っておくが、わたしの父の国であなたがたと共に新たに飲むその日まで、今後ぶどうの実から作ったものを飲むことは決してあるまい。」
一同は賛美の歌をうたってから、オリーブ山へ出かけた。
そのとき、イエスは弟子たちに言われた。
「今夜、あなたがたは皆わたしにつまずく。
『わたしは羊飼いを打つ。すると、羊の群れは散ってしまう』と書いてあるからだ。
しかし、わたしは復活した後、あなたがたより先にガリラヤへ行く。」
(マタイによる福音書 第26章 27-32節)
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「最後の晩餐」でイエスが弟子たちに語った言葉をそのまま歌詞に用いている。いわゆる「最後の晩餐」と呼ばれるエピソードは、キリスト教の根幹のひとつとなる礼拝形式「聖餐式(聖体拝領)」の元となっている。イエスの血肉に見立てたパンとワインを分かち合い、神を感じ、受難の苦しみを思い、絆を深めた。ユダヤ教の行事である「過越の祭」(→《我らの過越》)を祝う食事が原型で、最初期のキリスト教では普通の食事を持ち寄る形式であったが、しばしば全員に行き渡らなかったため、専用のウエハース(パン)とワインが使われるようになった。
2018年のハリー王子とメーガン妃の結婚式でも歌われた。




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by CockRobin96 | 2015-04-01 23:26 | Trackback | Comments(0)
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