Panis Angelicus《天使の糧》


Panis angelicus
天使のパンが
fit panis hominum;
人のパンとなり、*1
dat panis coelicus figuris terminum:
ついには最も貧しきものに与えられるパンとなった。*2
O res mirabilis!
ああ、なんたる不思議
manducat Dominum
主を味わうとは、
pauper, pauper servus et humilis.
この貧しい、いやしいしもべが。

*1 「わたしは生きたパンである。これを味わう者は死なない」(ヨハネによる福音書6:48)
「とって食べなさい。あなた方に与えられたわたしの肉である」(マルコによる福音書第14章)
*2 訳詩についてはいくつかの説があり、議論が今も続けられている。解釈によっては「天上のパンは形あるものとなった」「しるしは終わりぬ」などがある。→参考

text: Thomas Aquinas(1225-1274)
tune: Cesar Franck(1822-1890)

歌詞はトマス・アクィナスが聖体の祝日のために書いた讃美歌Sacris solemniis《荘厳ミサ》の最後の2節。アクィナスはアンサイクロペディアにも記事が掲載されているとんでもない人物。なお大体事実な模様(死去した後に死体を分割されたくだりは、秋ナス料理のダジャレかと思ったらマジだった)。
キリスト教の礼拝において、最後の晩餐を記念する聖餐式ではキリストの肉に擬してウェハース状のパン(聖餅)が使われる。ここでいう「パン」とはそれを指し、ひいてはキリストを指す。

関連→《めでたし真の御身体

収録アルバム: The Choir Boys (Non-EU Version)


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by CockRobin96 | 2015-07-09 22:27 | Trackback | Comments(0)
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