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Star of the County Down《ダウン州の輝ける星》Irish Rovers

《Attention Please!!》
CockRobin96です。
平素よりロビンソン商会 歌詞対訳worksをご愛顧いただきありがとうございます。

突然ですが、当商会はエキサイトブログからライブドアブログへ移転いたします。
つきましては、まことにお手数をおかけいたしますが、その間にお気に入りやブックマークの登録変更をお願いいたします。

今後も歌詞対訳に一層励んでまいりますので、変わらぬご愛顧を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。



by CockRobin96 | 2015-01-09 21:57 | Trackback

Brightest and Best《奇しく光る明星の》


Brightest and best of the sons of the morning,
Dawn on our darkness and lend us Thine aid;
Star of the East, the horizon adorning,
Guide where our infant Redeemer is laid.
暁の星の子らの中で最も麗しく輝く星よ、
お前の助けを借りて、我らの暗闇は明け初める。
東方の星よ、地平を飾るものよ、
我らを幼き購い主の眠るところへ導けよ。

Cold on His cradle the dewdrops are shining;
Low lies His head with the beasts of the stall;
Angels adore Him in slumber reclining,
Maker and Monarch and Savior of all!
そのゆりかごには夜露が冷ややかに煌めき
馬小屋のけものたちは皆こうべを垂れる。
天使たちがくつろがれる主をあがめまつる、
造り主であり、王者であり、万民を救われる方を!

Say, shall we yield Him, in costly devotion,
Odors of Edom and offerings divine?
Gems of the mountain and pearls of the ocean,
Myrrh from the forest, or gold from the mine?
さあ、貴い献げものの中から何をお献げしようか、
エドムの香油か、もっと素晴らしい貢ぎ物か?*1
山地の宝石か、大海の真珠はどうか、
森林の乳香、鉱脈の黄金はどうだろうか?

Vainly we offer each ample oblation,
Vainly with gifts would His favor secure;
Richer by far is the heart's adoration,
Dearer to God are the prayers of the poor.
おごれる我らの豊かな献げもの、
おごりの伴う贈り物は主の御心を頑なにする。
心からの崇敬は富める者には難しいこと、
貧しき者の祈りこそ神の喜ばれるもの。

*1 エドムは古代に貿易で栄えた土地。

text: Re­gi­nald He­ber (1783-1826)
tune: James Proctor Harding (1850-1911)

彼らが王の言葉を聞いて出かけると、東方で見た星が先立って進み、ついに幼子のいる場所の上に止まった。
学者たちはその星を見て喜びにあふれた。
家に入ってみると、幼子は母マリアと主におられた。
彼らはひれ伏して幼子を拝み、宝の箱を開けて、黄金、乳香、没薬を贈り物として献げた。
(マタイによる福音書 第2章9-11節)

通称Morning Star《朝の星》。「奇しく光る明星の、白金の光をば……」で始まる訳詞があるが、日本聖公会の古今聖歌集ではこのメロディーはなぜか《闇の帳あけやらで Saw you never in the twilight》の歌詞で歌われる。
東方の三人の博士(マギ)については《我らは東方の三人の王》を参照。マギの到来を記念する祝日は1月6日だが、東方正教会ではこの日こそがクリスマスであるとしている。また、キリスト教初期でも12月25日説と1月6日説で意見が分かれていた。本来、イエスが生まれた季節はもっと暖かい季節であろうと推測され(パレスチナ地方では冬は雨期にあたるので、羊を野外に置くことができない)、12月25日にせよ1月6日にせよ飽くまでも「キリストの誕生を記念する日」に過ぎない。しかしキリスト教以前に北欧にあった冬至の祭り(最も日照時間が短い冬至に、太陽の再生を祈る)と融合し、暗い冬の慰めと楽しみとして、宗教の違いを越えて欠かせない行事となった。

日本語訳詞:
奇(く)しく光る明星の
白金(しろかね)の光をば
暗き道のしるべとし
救い主訪ねばや

夜半(よわ)の露冷ややかなる
うまやにて生(あ)れませる
御子の臥所(ふしど)をまもりて
み使いは歌いける

エドムの匂い油か
黄金(こがね)はた没薬(もつやく)か
なに礼物(いやしろ)に捧げて
君の君伏し拝まん

貧しきものの祈りと
真心のほめ歌を
主は喜び受け給わん
世の宝に勝りて

エドワード・バーン=ジョーンズ『東方の星』
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by CockRobin96 | 2015-01-05 22:24 | Trackback

The Twelve Days of Christmas《クリスマスの十二日》


On the first day of Christmas,
my true love sent to me
A partridge in a pear tree.
クリスマスの最初の日に、
わたしの愛しい人がくれたもの。
梨の木にいる一羽の山うずら。*1

On the second day of Christmas,
my true love sent to me
Two turtle doves,
and a partridge in a pear tree.
クリスマスの二日目に、
わたしの愛しい人がくれたもの。
二羽の小雉鳩(こきじばと)、*2
梨の木にいる一羽の山うずら。

On the third day of Christmas,
my true love sent to me
Three French hens,
Two turtle doves,
and a partridge in a pear tree.
クリスマスの三日目に、
わたしの愛しい人がくれたもの。
三羽のフランスの雌鶏、
二羽の小雉鳩、
梨の木にいる一羽の山うずら。

On the forth day of Christmas,
my true love sent to me
Four colly birds,
Three French hens,
Two turtle doves,
and a partridge in a pear tree.
クリスマスの四日目に、
わたしの愛しい人がくれたもの。
四羽の真っ黒い小鳥、
三羽のフランスの雌鶏、
二羽の小雉鳩、
梨の木にいる一羽の山うずら。

On the twelfth day of Christmas,
クリスマスの十二日目に、
my true love sent to me
わたしの愛しい人がくれたもの。
Twelve drummers drumming,
十二人の太鼓を叩き鳴らす太鼓たたき、
Eleven pipers piping,
十一人の笛を吹き鳴らす笛吹き、
Ten lords a-leaping,
十人の跳ねる殿方、
Nine ladies dancing,
九人の踊るご婦人方、
Eight maids a-milking,
八人の乳しぼりするおとめたち、
Seven swans a-swimming,
七羽の泳ぎまわる白鳥、
Six geese a-laying,
六羽の卵を抱いた鵞鳥、
Five gold rings,
五つの金の輪っか、
Four colly birds,
四羽の真っ黒い小鳥、
Three French hens,
三羽のフランスの雌鶏、
Two turtle doves,
二羽の小雉鳩、
and a partridge in a pear tree.
梨の木にいる一羽の山うずら。

*1 山うずらと訳したが、地域によってはイワシャコ、アメリカの一部ではエリマキライチョウを指す。
*2 日本のキジバトに似ているが、一回り小さく、ヨーロッパに分布する。優しい声で鳴く情愛の深い鳥とされ、loveと韻を踏んだりする。映画『ホーム・アローン2』では友情の象徴として言及された。

text: James Orchard Halliwell-Phillips (1820-1889)
tune: 作者不詳

このキャロルの起源は、キリスト教が伝わる以前の異教の数え歌とも、またラテン語の古歌とも言われている。初期の歌詞はまちまちで、聖書に登場する三位一体や四福音書を数え歌に読み込んだもの、ごちそう尽くしなどがあった。英語での文献初出は1780年の遊戯紹介本(「Mirth without Mischief(上品な楽しみ)」)。英文学者でマザーグース(イギリスではナーサリーライムズと呼ぶ)の研究者であったハリウェルの歌詞が最もよく歌われているが、同じ英語圏でも、例えばオーストラリアでは「ユーカリの木の上のエミュー(An emu up a gum tree)」など、現地の動植物を読み込んで歌われる。
余談だが、ハリウェルは大学時代に図書館から貴重な本を盗み出して売り飛ばしたという前科があり、著名な蔵書家として知られたトマス・フィリップスの娘婿になった時にハリウェル=フィリップス姓を名乗ることを要求したが、フィリップスは死ぬまで許さなかったといういきさつがある。

有名どころの器楽曲を読み込んだ替え歌もある。


収録アルバム: The Best Carols in the World...Ever!



替え歌版



英語圏では絵本の題材としても人気がある。





by CockRobin96 | 2015-01-05 22:06 | Trackback

The Seven Joys of Mary《マリアさまの七つのお喜び》


The first good joy that Mary had,
It was the joy of one
To see her own son Jesus Christ
When He was first her Son.
 When He was Her first Son, Good man;
 And blessed may he be,
 Both Father, Son, and Holy Ghost,
 To all eternity.
マリアさまの最初のお喜び、
一番目のお喜び。
ほむべきイエス・キリストをご覧になったこと、
主が初めての御子となられたときに、
 主が、かの方が初めての御子となられたときに。
 そして主が祝されますように、
 父と子と、聖霊が共に、
 とこしえに限りなく。

The next good joy that Mary had,
It was the joy of two
To see her own son Jesus Christ,
To make the lame to go.
 To make the lame to go, Good man;
 And blessed may he be,
 Both Father, Son, and Holy Ghost,
 To all eternity.
マリアさまの次のお喜び、
二番目のお喜び。
御子イエス・キリストが、
足の不自由な人を歩かせたのをご覧になったこと*1
 主が、かの方が足の不自由な人を歩かせたのを。
 そして主が祝されますように、
 父と子と、聖霊が共に、
 とこしえに限りなく。

The next good joy that Mary had,
It was the joy of three.
To see her own son Jesus Christ,
To make the blind to see.
 To make the blind to see, Good man;
 And blessed may he be,
 Both Father, Son, and Holy Ghost,
 To all eternity.
マリアさまの次のお喜び、
三番目のお喜び。
御子イエス・キリストが、
見えない人の目を開かせたのをご覧になったこと*2
 主が、かの方が見えない人の目を開かせたのを。
 そして主が祝されますように、
 父と子と、聖霊が共に、
 とこしえに限りなく。


The next good joy that Mary had,
It was the joy of four.
To see her own son Jesus Christ,
To read the Bible o'er.
 To read the Bible o'er, Good man;
 And blessed may he be,
 Both Father, Son, and Holy Ghost,
 To all eternity.
マリアさまの次のお喜び、
四番目のお喜び。
御子イエス・キリストが、
聖書を読み終えられたのをご覧になったこと*3
 主が、かの方が聖書を読み終えられたのを。
 そして主が祝されますように、
 父と子と、聖霊が共に、
 とこしえに限りなく。

The next good joy that Mary had,
It was the joy of five.
To see her own son Jesus Christ,
To bring the dead alive.
 To bring the dead alive, Good man;
 And blessed may he be,
 Both Father, Son, and Holy Ghost,
 To all eternity.
マリアさまの次のお喜び、
五番目のお喜び。
御子イエス・キリストが、
死者をよみがえらせたのをご覧になったこと*4
 主が、かの方が死者をよみがえらせたのを。
 そして主が祝されますように、
 父と子と、聖霊が共に、
 とこしえに限りなく。

The next good joy that Mary had,
It was the joy of six.
To see her own son Jesus Christ,
Upon the Crucifix.
 Upon the Crucifix, Good man;
 And blessed may he be,
 Both Father, Son, and Holy Ghost,
 To all eternity.
マリアさまの次のお喜び、
六番目のお喜び。
御子イエス・キリストが、
十字架にあげられたのをご覧になったこと
 主が、かの方が十字架にあげられたのを。
 そして主が祝されますように、
 父と子と、聖霊が共に、
 とこしえに限りなく。

The next good joy that Mary had,
It was the joy of seven.
To see her own son Jesus Christ,
To wear the crown of Heaven.
 To wear the crown of Heaven, Good man;
 And blessed may he be,
 Both Father, Son, and Holy Ghost,
 To all eternity.
マリアさまの次のお喜び、
七番目のお喜び。
御子イエス・キリストが、
天の冠を戴いたのをご覧になったこと
 主が、かの方が天の冠を戴いたのを。
 そして主が祝されますように、
 父と子と、聖霊が共に、
 とこしえに限りなく。

*1 イエスが寝たきりの病人を癒すエピソードは多々あるが、足の不自由な人を癒すというエピソードはイエスが昇天してからの物語である『使徒言行録』(14:08)の方にしかない。
*2 全福音書に登場する奇跡。該当する箇所は複数ある。
*3 イエスは旧約聖書に精通しており、しばしば引用している。旧約聖書の預言を成し遂げた、とも読める。
*4 特に知られるのは、『ヨハネによる福音書』第11章の「ラザロの復活」というエピソード。残りの三福音書では「ヤイロの娘」のエピソードとなっている。

text & tune: 15世紀頃の作者不詳の民謡をStephen Cleobury(1948-)がアレンジ

八日たって割礼の日を迎えたとき、幼子はイエスと名付けられた。
これは、胎内に宿る前に天使から示された名である。
(ルカによる福音書 第2章21節)

カトリックでは、聖母には「七つの喜び」と「七つの悲しみ」の運命があるとする。喜びは受胎告知エリサベト訪問イエスの誕生マギの礼拝、イエスの神殿奉献、少年時代に迷子になったイエスの再発見(ルカ2:41)、そして聖母の戴冠であるが、このキャロルはそれには準じていない。六番目はむしろ「悲しみ」として、暗い調子で歌われることが多い。

1月1日はイエスの命名日、及び割礼で初めて血を流した日として記念されている。ちなみにイエスはギリシャ語の読み方で、ヘブライ語読みではヨシュア。当時ではありふれた一般的な名前であった。マンテーニャによる画像では、40日後にあるはずの神殿奉献と混同されている。

マンテーニャ『キリストの割礼』
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収録アルバム: A Festival of Nine Lessons and Carols


by CockRobin96 | 2015-01-03 22:25 | Trackback