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Great day《大いなる日よ》


*Great day!
Great day, the righteous marching.
Great day!
God's going to build up Zion's walls.
*大いなる日よ!
 大いなる日よ、堂々たる進軍よ
 大いなる日よ!
 神はシオンの壁を築かれなさる

The chariot rode on the mountaintop,
(God's going to build up Zion's walls)
My God spoke and the chariot did stop
(God's going to build up Zion's walls)
戦車に乗り込んだら山のてっぺんで*1
(神はシオンの壁を築かれなさる)
わが神は命じて、戦車をお止めになった
(神はシオンの壁を築かれなさる)

This is the day of jubilee,
(God's going to build up Zion's walls)
The Lord has set His people free
(God's going to build up Zion's walls)
この日こそ祝祭の日
(神はシオンの壁を築かれなさる)
主は民を解き放たれる
(神はシオンの壁を築かれなさる)

We want no cowards in our band
(God's going to build up Zion's walls)
We call for valiant hearted men
(God's going to build up Zion's walls)
我らが軍隊に臆病者がいないようにしよう
(神はシオンの壁を築かれなさる)
我らは雄々しい心の持ち主を呼び集めよう
(神はシオンの壁を築かれなさる)

Going to take my breast-plate, sword and shield
(God's going to build up Zion's walls)
And march boldly in the field
(God's going to build up Zion's walls)
胸当てと剣と盾を持とう
(神はシオンの壁を築かれなさる)
戦地で不敵に進軍せよ
(神はシオンの壁を築かれなさる)

*Refrain
*繰り返し

*1 チャリオットは「戦車」の他、単に荷車を指すこともある。→Swing Low, Sweet Chariot《静かに揺れよ、愛しい荷車》

text&tune: 黒人霊歌

「シオン」は元々はエルサレムの南東にあった丘。後に北にあったモリア山もこの名で呼ばれる。転じて、エルサレムあるいはその住民全体を擬人化して「シオンの娘」「娘エルサレム」などと呼ぶ。
ダビデ王がこの街をエブス人から攻め取って以来(サムエル記下5:7)、「ダビデの町」と呼ばれるようになった。このあたり聖書では一言で終わっているので、歴史上の戦いにもとづいた歌ではなく、精神的な戦いを歌ったものととった方が良いかもしれない。
また、イザヤ書の「その日には、ユダの地でこの歌がうたわれる。我らには、堅固な都がある。救いのために、城壁と堡塁が築かれた。」(26:1)にも関連するかもしれない。
うがった見方をすれば、奴隷の身分から首尾よく逃亡した喜びを歌っているのかもしれない。

ジェシー・ノーマン & Dalton Baldwin & The Ambrosian Singers
収録アルバム: Jessye Norman - Spirituals

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by CockRobin96 | 2017-07-29 09:46 | Trackback | Comments(0)

Blessed be that Maid Mary《おとめマリアこそ祝されし者》


Blessed be that Maid Mary;
Born He was of her body;
Very God ere time began,
Born in time the Son of man.
おとめマリアこそ祝福されし者
主はその肉体より生まれた
まことに、時を刻む以前よりの神が
時満ちて人の子として生まれた

*Eya! Jesu hodie
Natus est de Virgine.
*ああ! イエスはこの日
 おとめより生まれ給えり


In a manger of an ass
Jesus lay and lulled was;
Born to die upon the Tree
Pro peccante homine.
*Refrain
ロバの飼い葉桶の中で
イエスは寝かされあやされた
木にかけられて死ぬために生まれた
人の原罪ゆえに
*繰り返し

Sweet and blissful was the song
Chanted of the angel throng,
"Peace on earth," Alleluya.
In excelsis gloria.
*Refrain
甘美で祝福に満ちたこの歌が
数多の天使に詠唱された
「地には平和あれ」、アレルヤ
いと高き処には栄光あれと
*繰り返し

Fare three Kings from far-off land,
Incense, gold and myrrh in hand;
In Bethlehem the Babe they see,
Stelle ducti lumine.
*Refrain
はるかな地より三人の王が旅して来た、
乳香、黄金、没薬をたずさえて
ベツレヘムにて彼らはみどりごにまみえた、
星の光に導かれて
*繰り返し

Make we merry on this fest,
In quo Christus natus est;
On this Child I pray you call,
To assoil and save us all.
*Refrain
この宴を楽しめよ、
キリストが生まれ給うたこの時を
この幼子にわたしもあなたも乞い求める
我ら皆があがなわれ救われることを
*繰り返し

text: 15世紀頃の作者不詳の詩
tune: 16〜17世紀頃に出版されたWilliam Ballet's Lute Book(ウィリアム・バレットのリュートの本)に掲載されたメロディから


David Willcocks & Choir Of King's College Cambridge
収録アルバム: Christmas With: David Willcocks & Choir of King's College Cambridge

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by CockRobin96 | 2017-07-22 10:19 | Trackback | Comments(0)

Song for Athene《アテネに寄す歌》


Alleluia.
May flights of angels sing thee to thy rest.
アリルイア。
飛行する天使たちが、あなたの安息のために歌ってくださるように。*1

Alleluia.
Remember me,
O Lord, when you come into your kingdom.
アリルイア。
わたしを覚えていてください、
主よ、わたしがあなたの御国(みくに)に入る時には。*2

Alleluia.
Give rest, O Lord,
to your handmaid, who has fallen asleep.
アリルイア。
安息をお与えください、主よ、
あなたのはしために、眠りに落ちいらんとする者に。*3

Alleluia.
The Choir of Saints have found
the well-spring of life and door of Paradise.
アリルイア。
聖人らの合唱隊はすでに得たり、
命の泉と楽園の扉を。*4

Alleluia.
Life: a shadow and a dream.
アリルイア。
命とは、幻影と夢そのもの。*5

Alleluia.
Weeping at the grave creates the song:
アリルイア。
墓の上でむせび泣く者が歌を造り出す。*6

Alleluia.
Come, enjoy rewards and crowns
I have prepared for you.
アリルイア。
来たり、報いと栄冠を楽しめ、
あなたのために備えられたものを。*7

*1 シェイクスピア『ハムレット』からのセリフ。瀕死のハムレットに、親友ホレイショーが別れの言葉として言うセリフ。
*2 正教会における「永眠者のための奉神礼(パニヒダ)」の式文より。
*3 はしためは女の召使いのこと。永眠者が男性である場合servant(しもべ)とする。
 正教会では「死者」「逝去者」という呼び方はせず、「永眠者」と呼ぶ。死は天国へ至る喜ばしいことと考えるためである。
*4 これも「パニヒダ」の式文より。日本正教会の式文では「聖人の群は生命の泉と,天道の門を得たり。」
*5 これも『ハムレット』からのセリフだが、原文ママではない。クローディアス王からハムレットのスパイを命じられたギルデンスターン&ローゼンクランツと、ハムレットの会話に基づく。
ギル「その、夢と御意(ぎょい)あるが、取りも直さず、御大望(ごたいもう)でござる。何故と仰(おしゃ)あれ、所謂大望の本体は夢の影に過ぎませぬ。」
ハム「夢も影じゃ。」
ロー「いかにも。私は大望をば果敢(はか)ない、影の影とも申すべき空(あだ)なものと心得まする。」(坪内逍遙訳)
*6 「パニヒダ」の「ただ墓の上の嘆きに歌いて言うべし、アリルイヤ、アリルイヤ、アリルイヤ。」に対応している。stand at the graveで「墓の上に立つ」つまり残された人。死者本人を指す場合は、「in the grave」。
*7 これも「パニヒダ」式文より。呼びかけに対する神からの返答。

text: Mother Thekla (1918–2011) ギリシャ正教会の修道女。正確に言えば、『ハムレット』と「パニヒダ」に基づいて編訳したもの。
tune: John Tavener (1944-2013)

若くして亡くなったギリシャ系の女優Athene Hariadesを記念したもの。ロンドンのHellenic Collegeで英語と劇の教師も務める才女であったが、1993年に自転車事故で死去した。
ダイアナ元皇太子妃の葬儀でも使用されたことで知られる。英語風に発音した《アシーナのための歌》とも訳される。

ちなみに、正教会というのはカトリックと同じくらい古いキリスト教の一派。キリスト教の勢力分類は、一位がカトリック、二位が正教会である。ギリシャ正教会、もしくは東方正教会とも呼ばれる。カトリックは西の方。基本的には正教会の上に現地の名前がつく(「ロシア正教会」「日本正教会」など)。

St. John's College Choir, Cambridge
収録アルバム: Tavener: Song for Athene / Svyati

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by CockRobin96 | 2017-07-16 20:57 | Trackback | Comments(0)

All people that on earth do dwell(Old 100th)《よろずのくにびと(詩篇第100編)》


All people that on earth do dwell,
Sing to the Lord with cheerful voice.
Him serve with fear, His praise forth tell;
Come ye before Him and rejoice.
地に住まう全ての者よ
高らかな声で主に向かいて歌え。
畏れつつ主に仕え、その誉れを告げ知らせよ
主の御前に来たりて歓べよ。

The Lord, ye know, is God indeed;
Without our aid He did us make;
We are His folk, He doth us feed,
And for His sheep He doth us take.
汝ら知れ、主こそまことに神なりと
我らの助けなくして主は我らを造られ給えり。
我らは主の民、主は我らを養い給う
主は我らをその羊となし給えばなり。

O enter then His gates with praise;
Approach with joy His courts unto;
Praise, laud, and bless His Name always,
For it is seemly so to do.
賛美しつつ主の門に入り
喜びつつその中庭に進め。
賛美せよ、歓呼せよ、祝福せよ、絶えず主の御名を
その行いは主にふさわしきゆえに。

For why? the Lord our God is good;
His mercy is for ever sure;
His truth at all times firmly stood,
And shall from age to age endure.
なにゆえにや、我らの神なる主は善にして
その憐れみはとこしえに確かなるは?
そのまことは常に堅固にそびえ、
代(よ)から代へと限りなく続かん。

To Father, Son and Holy Ghost,
The God Whom Heaven and earth adore,
From men and from the angel host
Be praise and glory evermore.
父と、子と、聖霊に
天と地に崇めらるる神に、
人からもみ使いからも
とこしえに賛美と栄光が献げられよ。

text: 『ジュネーブ詩篇歌』からWilliam Kethe(?-1594)が英訳したもの。『ジュネーブ詩篇歌』は宗教改革の立役者の一人ジャン・カルヴァンの主宰で編集された、フランス語訳詩篇による聖歌集。ある程度まとまった時点で段階的に出版され、完成したのは1562年。後のあらゆるプロテスタント派の賛美歌に影響を与えた。本来は第134編に当てられていたメロディだったが、のちに歌詞として第100編が使われ、この通称がついた。
tune: 『ジュネーブ詩篇歌』のうち、Louis Bourgeois(c.1510–1559)によるメロディ。初出はPseaumes Octante Trois de David (1551)。多くの作曲家が編曲を手がけたが、Ralph Vaughan Williams(1872-1958)によるオケ伴奏アレンジがよく知られ、英国の戴冠式などでも使用される。
その他大バッハによるアレンジもある。


東北学院大学による日本語の賛美歌

新古今聖歌集の日本語訳詞:
よろずのくにびと
わが主に向かいて
声を高らかに
歓び歌えよ

主こそ神にませ
主はわが牧主(かいぬし)
我らはその民
み牧の羊ぞ

いざや歓びの
歌を歌いつつ
御門(みかど)にいりゆき
大宮にのぼらん

恵みは豊かに
憐れみは絶えず
み神のまことは
世々に限りなし

大宮って聞くたびに埼玉の方の大宮思い出しちゃうの。

Mark Bennett, Westminster Abbey Choir, The English Chamber Orchestra, Martin Neary & Martin Baker
収録アルバム: Coronation of H.M.Queen Elizabeth II

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by CockRobin96 | 2017-07-15 08:59 | Trackback | Comments(0)

Laudate, Pueri《賛美せよ、子らよ》

アレルヤなし・管弦楽伴奏

アレルヤ付き・ピアノ伴奏

Alleluja.
アレルヤ。
Laudate, pueri, Dominum;
賛美せよ、子らよ、主を
laudate nomen Domini.
賛美せよ、主の御名を。
Alleluja.
アレルヤ。

text: 詩編第113編の第1節。ウルガタ訳では112編。
tune: Johann Michael Haydn(1737-1806) 有名な方のハイドンの5歳年下の弟。やっぱり音楽家。

最初のアレルヤ唱は省略されることもある。

Zurich Boys Choir
収録アルバム: Haydn, M.: Missa Sancti Gotthardi / Alleluia! / Anima Nostra / Effuderunt Sanguinem

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by CockRobin96 | 2017-07-08 07:32 | Trackback | Comments(0)