Now Let Us All Praise God and Sing《今ぞ我らこぞりて神を讃えて歌え》


Now let us all praise God and sing
Our great Redeemer's praise;
That we may all with one accord
Our joyful voices raise.
Sing Alleluia, Sing Alleluia!
今ぞ我らこぞりて神を讃えて歌え、
偉大なるあがない主のほまれを。
我らひとつとなりて*1
歓喜の声をあげよ。
歌え、アレルヤ、アレルヤと。

All ye servants of the Lord,
Praise Him forever.
Sing Jehovah's mighty pow'r,
Praise Him forever.
Sing of His righteousness,
Praise Him forever.
主のしもべらよこぞりて、
主をとこしえに讃えよ。
ヤハウェの大能を歌い、
主をとこしえに讃えよ。
主の正義を歌い、
主をとこしえに讃えよ。

So let us all prase God and sing,
Our great Redeemer's praise;
That we may all with one accord
Our joyful voices raise.
Sing Alleluia, Sing Alleluia!
かくて我らこぞりて神を讃えて歌え、
偉大なるあがない主のほまれを。
我らひとつとなりて
歓喜の声をあげよ。
歌え、アレルヤ、アレルヤと。

*1 with one accord=一斉に、心(声を合わせて)。

text & tune: Gordon Young(1919 - 1998) アメリカ出身のオルガン奏者兼作曲家。

Christelijk Regionaal Koor "Voices" & Jan Quintis Zwart
収録アルバム: Take My Voice

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# by CockRobin96 | 2018-03-05 17:50 | Trackback | Comments(0)

Ghost Of Stephen Foster《スティーヴン・フォスターの亡霊》


Met the Ghost of Stephen Foster at the Hotel Paradise
This is what I told him as I gazed into his eyes
Rooms were made for carpets
Towers made for spires
Ships were made for cannonade fire off from inside them
ホテル・パラダイスでスティーヴン・フォスターの亡霊に出会った*1
僕は彼にこう言ってやった、彼の目をじっと見つめながら
部屋はカーペットを敷くためにあるし
塔はとんがり屋根をつけるためにあるし
船はその横っ腹から連射砲撃するためにあるんだ

*Gwine to run all night,
 gwine to run all day
Camptown ladies never sang all the doo dah day
no, no, no
*一晩中駆け続け、*2
 一日中駆け続ける、
 テント村の女たちはもう「オー、ドゥーダーデイ」と歌わない*3
 もうないんだ

Met the Ghost of Stephen Foster at the Hotel Paradise
This is what I told him as I gazed into his eyes
Ships were made for sinking
Whiskey made for drinking
If we were made of cellophane
We'd all get stinking drunk quite faster
ホテル・パラダイスでスティーヴン・フォスターの亡霊に出会った
僕は彼にこう言ってやった、彼の目をじっと見つめながら
船は沈没するようにできてるし
ウィスキーは飲まれるためにできてる
もしも僕らがセロファン製なら
もっとずっと早く泥酔できるだろうね

*Refrain
*繰り返し

*1 アメリカ音楽の父と呼ばれたフォスターStephen Collins Foster(1826-1864)その人。裕福な家庭に生まれ、幼児期から音楽の才能を開花させていたが、両親と兄(蒸気船海運会社の経営者で、フォスターも一時期勤めていた)の死後困窮に陥る(当時は著作権が整備されておらず、曲を売ったらそれっきりになってしまう)。次第に酒に溺れるようになり、37歳でホテル滞在中に昏倒し、洗面台に頭を強打したこととその破片が頚動脈を切ったことで死亡してしまう。
*2 Gwine to Run All NightまたはCamptown Racesは、日本では「草競馬」というタイトルで知られるフォスターの曲。gwineは口語で「going」のこと。
*3 camptown(テント村)は、開拓時代に鉄道会社などが出稼ぎ労働者のために一次的に設営するキャンプ場。

text & tune: Andrew Bird, James Mathus

The Squirrel Nut Zippersはアメリカ・ノースカロライナのジャズバンド。Nut Zipperはかつて出回った密造酒の一種。酔っ払いが木に登ったという記事の見出しから取ったとも。またキャラメル菓子の名前でもある。
PVは明らかに1930年代のカートゥーンのパロディとなっている。特に冒頭の実写は、ベティ・ブープとキャブ・キャロウェイがコラボしたアニメで使われた演出。

ちなみに仕掛けの滑り台を滑っていくのは「ビンボーの秘密結社」から。


Squirrel Nut Zippers
収録アルバム: The Best of Squirrel Nut Zippers

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# by CockRobin96 | 2018-03-03 10:39 | Trackback | Comments(0)

When David Heard That Absalom Was Slain《ダビデはアブサロムが討たれたのを聞き》


When David heard that Absalom was slain,
ダビデは、アブサロムが討たれたのを聞いた時、
he went up to his chamber, over the gate,
城門の上の寝室に上がり、
and wept:
悲嘆に暮れた。
and thus he said,
そしてこう言った。
O my son, my son,
「ああ、わが子よ、わが息子よ、
Absalom my son,
 わが子アブサロムよ、
Would God I had died for thee.
 神がお前の代わりにわたしを死なせてくだされば良かった。
Absalom my son, my son,
 アブサロムよ、わが子よ、
O Absalom my son.
 ああわたしのアブサロムよ。」

text: 旧約聖書サムエル記下19:01
tune: Thomas Tomkins(1572–1656) ウィリアム・バードの弟子にあたる作曲家。エルガーの故郷で知られるウースターの大聖堂聖歌隊指導者に任命され、清教徒革命が起こって失職するまで住み続けた(清教徒にとって音楽は軽薄なものだったため)。作風は当時としては極めて保守的で、人気のバロック調には絶対に手を出さず、ルネサンス調のアンセムを作曲し続けた。しかしそれがなぜか好評で、当時の歌曲集に何度も掲載されていた。

アブサロムは旧約聖書の英雄ダビデ王の三男。才能に溢れた美男子で、特に髪が素晴らしく豊かであったとされる。激情家でもあり、妹タマルが異腹の兄アムノンに乱暴された時、復讐としてアムノンを殺害したことがある。のちに父に反逆し、ダビデは一時期都落ちするほど追い詰められた。その上ダビデが我が子を惜しんで「アブサロムを傷つけるな」という命令を出していたため、ダビデ軍は苦戦を強いられる。そこで知将ヨアブはゲリラ戦法をとり、アブサロム軍を森の中に誘い込み、同士討ちしたりパニックになって戦闘不能になるように仕向けた。アブサロムは馬で森の中を駆け回るうちに、自慢の髪を絡まった木の枝に引っかけてしまい、宙吊り状態になったところを発見され、そのまま討ち取られてしまう。どんなに素晴らしい長所や才能を持っていても、うまく活かさないとそれが致命的な弱点になりうるのである。
愛息を失ったダビデの嘆きは、イエスを十字架に送った父なる神の嘆きに比せられる。

Fulda大学図書館所蔵、14世紀ドイツの細密画より「アブサロムの死」
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Gallicantus
収録アルバム: Dialogues of Sorrow


おまけ:アブサロムの逸話に題材を得た、アメリカ南部を舞台にしたゴシック小説。サトペンなる男が貧困から身を起こし、大規模な邸宅と荘園を建てて自分の帝国を築き上げようとするが、様々な人物の愛情・憎悪・欲望・野心の果てに自らも殺され、子孫たちもほとんど死に絶えサトペン家の崩壊で終わるという物語。タイトルは自分の帝国を受け継ぐべき息子を熱望するが、次々と失っていくサトペンの運命をあらわす。また、兄と妹の近親相姦に近い愛憎をも含んでいる。サトペンの娘のジュディスは、異腹の兄チャールズとそうと知らず婚約し、ジュディスの兄ヘンリーもそれを後押ししていた。チャールズが兄と知ったヘンリーは駆け落ちのような形でヘンリーとともに出奔し、悩んだ挙句「兄妹で結婚してもいいじゃない」という結論に達するが、チャールズに黒人の血が入ってると知った途端に手のひら返して殺害する。

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# by CockRobin96 | 2018-03-01 19:59 | Trackback | Comments(0)

Riddles Wisely Expounded《解き明かされた謎々(賢女問答)》


There were three sisters in the north
Lay the bend to the bonny broom
And they lived in their mother's house
And you'll beguile a lady soon
北国に三人の姉妹がいた
(愛らしいほうきに反(そ)り身(み)を寝かせよ)*1
母親の家にいっしょに住んでいた
(お前はもうじき女をたぶらかすつもり)

There came a man one evening late
Lay the bend to the bonny broom
And he came knocking at the gate
And you'll beguile a lady soon
ある晩遅くにひとりの男がやって来た
(愛らしいほうきに反り身を寝かせよ)
そして門を叩いた
(お前はもうじき女をたぶらかすつもり)

The eldest sister let him in
Lay the bend to the bonny broom
And locked the door with a silver pin
And you'll beguile a lady soon
長女が男を迎え入れ
(愛らしいほうきに反り身を寝かせよ)
銀のくさびでドアを封じた
(お前はもうじき女をたぶらかすつもり)

The second sister made his bed
Lay the bend to the bonny broom
And laid soft pillows 'neath his head
And you'll beguile a lady soon
次女が男のためにベッドを整え
(愛らしいほうきに反り身を寝かせよ)
男の頭の下に柔らかな枕を置いた
(お前はもうじき女をたぶらかすつもり))

The youngest sister, fair and bright
Lay the bend to the bonny broom
She lay beside him all through the night
And you'll beguile a lady soon
輝くようにうるわしい末娘が
(愛らしいほうきに反り身を寝かせよ)
夜通し男のかたわらに寝た
(お前はもうじき女をたぶらかすつもり)

And in the morning, come the day
Lay the bend to the bonny broom
She said, "Young man, will you marry me?"
And you'll beguile a lady soon
朝になって一日が始まると
(愛らしいほうきに反り身を寝かせよ)
末娘は言った、「お若いお方、わたくしと結婚してくださる?」
(お前はもうじき女をたぶらかすつもり)

And he said, "Yes, I'll marry thee
Lay the bend to the bonny broom
If you can answer this to me"
And you'll beguile a lady soon
男は言った、「よろしい、結婚しよう、
(愛らしいほうきに反り身を寝かせよ)
わたしの出す謎かけに答えられたならね」
(お前はもうじき女をたぶらかすつもり)

"What is greener than the grass?
Lay the bend to the bonny broom
And what is smoother than the glass?"
And you'll beguile a lady soon
「芝生よりも緑色なのは何?」
(愛らしいほうきに反り身を寝かせよ)
「そして芝生よりも滑らかなのは何?」
(お前はもうじき女をたぶらかすつもり)

"What is louder than a horn?
Lay the bend to the bonny broom
And what is sharper than a thorn?"
And you'll beguile a lady soon
「角笛よりもうるさいのは何?」
(愛らしいほうきに反り身を寝かせよ)
「いばらよりも鋭いのは何?」
(お前はもうじき女をたぶらかすつもり)

"What is deeper than the sea?
Lay the bend to the bonny broom
And what is longer than the way?"
And you'll beguile a lady soon
「海より深いのは何?」
(愛らしいほうきに反り身を寝かせよ)
「道より長く続くのは何?」
(お前はもうじき女をたぶらかすつもり)

"Envy's greener than the grass
Lay the bend to the bonny broom
Flattery's smoother than the glass"
And you'll beguile a lady soon
「芝生より緑色なのは『嫉妬』」*2
(愛らしいほうきに反り身を寝かせよ)
「芝生より滑らかなのは『お世辞』」
(お前はもうじき女をたぶらかすつもり)

"Rumor's louder than a horn
Lay the bend to the bonny broom
Slander's sharper than a thorn"
And you'll beguile a lady soon
「角笛よりうるさいのは『噂』」
(愛らしいほうきに反り身を寝かせよ)
「いばらより鋭いものは『中傷』」
(お前はもうじき女をたぶらかすつもり)

"Regret is deeper than the sea
Lay the bend to the bonny broom
But love is longer than the way"
And you'll beguile a lady soon
「海より深いのは『後悔』」
(愛らしいほうきに反り身を寝かせよ)
「道よりもなお長く続くのは『愛』」
(お前はもうじき女をたぶらかすつもり)

The eldest sister rang the bell
Lay the bend to the bonny broom
She rang it from the highest hill
And you'll beguile a lady soon
長女は鐘を鳴らした
(愛らしいほうきに反り身を寝かせよ)
一番高い丘の上でそれを鳴らした
(お前はもうじき女をたぶらかすつもり)

The second sister made the gown
Lay the bend to the bonny broom
She sewed it of the silk so fine
And you'll beguile a lady soon
次女は上着を仕立てた
(愛らしいほうきに反り身を寝かせよ)
とても上等なシルクで縫いあげた
(お前はもうじき女をたぶらかすつもり)

The youngest sister, true and wise
Lay the bend to the bonny broom
They've made of her a lovely bride
And you'll beguile a lady soon
誠実で賢い末娘
(愛らしいほうきに反り身を寝かせよ)
みんなは彼女を愛らしい花嫁に仕立てた
(お前はもうじき女をたぶらかすつもり)

And now fair maids, I bid adieu
Lay the bend to the bonny broom
These parting words I'll leave with you
And you'll beguile a lady soon
今こそ、うるわしいおとめたちよ、お暇(いとま)しましょう*3
(愛らしいほうきに反り身を寝かせよ)
お別れの言葉をあなたがたに残して参りましょう
(お前はもうじき女をたぶらかすつもり)

May you always constant prove
Lay the bend to the bonny broom
Unto the one that you do love
And you'll beguile a lady soon
あなたがたは常に証し続けることができますか
(愛らしいほうきに反り身を寝かせよ)
ただひとりの人への愛を
(お前はもうじき女をたぶらかすつもり)

*1 bend(bent)はイネ科の雑草、broomはエニシダと解釈されることもある。またエニシダを束ねてほうきにすることもある。しかし、bend(そりかえったもの、ゆみなりになったもの、のけぞるもの)を男性自身、ほうきを女性自身と解釈し、共寝を暗喩するエロチックなフレーズと解釈することができる。後に、ペンタングルによって《残酷な姉》に引用されることになる。Riddles Wisely Expoundedでは末娘が二人の姉に祝福されているのに対し、こちらでは嫉妬に燃えた姉によって妹が殺害される物語になっている。

*2 緑色は古くから嫉妬を表す色とされる。おそらく、「隣の芝生は青く見える(The grass is always greener on the other side of the fence.)」ということわざが大元。
「お気をつけなさい、将軍、嫉妬というやつに。こいつは緑色の目をした怪物で、人の心を餌食とし、それをもてあそぶのです。」(「オセロー」第三幕三場・小田島雄志訳)
*3 ここから先は歌い手のセリフになっている。

text & tune: イギリス民謡

チャイルド・バラッド第一番。騎士が実は悪魔で、娘たちをたぶらかしに来たというバージョンもある。その場合は、「女より悪いものは何?」「悪魔」と言われ、正体を現して逃げてゆく。この場合はFalse Knight《偽騎士問答》とも呼ばれる。また、サイモン&ガーファンクルで有名な民謡Scarborough Fair《スカボロー・フェア》で、互いに絶対不可能な難問を出し合うというものもある。

Anaïs Mitchell & Jefferson Hamer
収録アルバム: Child Ballads

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# by CockRobin96 | 2018-02-27 22:09 | Trackback | Comments(0)

CUPHEAD RAP《カップヘッド・ラップ》JT Music


Take a sip of this, I'm an itty bitty Cuphead
ちびちび飲めよ、オレはちびちびカップヘッド*1
One sentence in, I've already made a pun - yep
ぶっちゃけ、オレって語呂合わせで作られたんだよね*2
Picking up steam, wonder why they call me hothead
ただいま売り出し中、なんでか「ホットヘッド」なんて呼ばれる*3
Struck a deal with the devil, now I'm rackin' up debt
悪魔と取引成立して、今は債務返済中
Yes I made a dumb bet, no need to get upset
無謀な賭けをしちまった、でもオロオロすることないさ
I'm a cup of trouble, have you seen my mugshot yet?
オレってトラブル一杯だけど、人相書きはみたことあるかい?*4
Step in front of my finger gun, and you drop dead
オレの指でっぽうの前に出てみな、ぽっくり逝けるぜ
Wallop all your bosses, leave 'em all jobless
ボスキャラどもにぶちかませ、全員無職にしてやれ*5
They'll never stop me from runnin' like a faucet
蛇口を締めるようにはオレを止められっこない
I'm a full cup, don't you ever try to top it
カップは満タン、それ以上はやめとけよ*6
You can never touch this, but you can kick the bucket
お前らはオレに触れもできない、できるのはくたばること*7
I'm meant to be drunk from, but not to be trusted
オレって信用できない酔っ払いだってこと!

Heads up, hit the deck, Mugman
気をつけろ、伏せろ、マグマン*8
You don't really wanna get your head busted
頭を粉々にぶちまけたいのかよ
I'm a dirty dish, who needs a rough scrubbin'
オレってごしごし洗わなきゃいけない汚い食器だよな
After doing these devilish deeds - GOD DAMN!
この悪魔的な仕事が終わったらな…ガッデム!
I'll stop this train even if it's haunted
幽霊列車だって止めてやる
"Where's my ship?" Sorry just sunk it
「俺の船は?」ごめん今沈没したわ
Hopping like a frog, duck and dodge your punches
カエルみたいに跳ねて、お前らのパンチをかわす*9
Won't shed a single tear when I'm choppin' onions
刻んだタマネギしみても涙こらえて*10
Spent all your breath huffin' and puffin'
話し合いなんて無駄無駄*11
Just to get dumped on by a cup for nothin'
役立たずのカップなんてグシャッと潰されちまう*12
Unless all you wanna end up dead
お前ら全員が死ぬまで終わらないぜ
You do not mess with a Cuphead, 'nuff said
お前らカップヘッドの邪魔をするな、つってんだろ*13

Do not mess with a Cuphead, 'nuff said
カップヘッドの邪魔をするな、つってんだ!

*You'll never catch me cryin' over milk I spilled
*開き直ったオレを捕まえられっこない*14
 My head ain't empty, but who knows with what it's filled?
 オレは頭空っぽじゃないけど、何が入ってるか誰も知らない
 I took that devilish gamble
 魔性の博打を打っちまった
 Nothing that a Cuphead couldn't handle
 カップヘッドを止めるものは何もない
 And now it's time to foot the bibbadibibitty-bill
 ビビディバビディブー、お会計の時間だ!*15

Any line that you happen to draw
お前らが描こうとしてる線と
Is a line I'll be stepping across
オレが一線超えるのは同じこと*16
Trapped in a world lacking any natural laws
自然の法則無視の世界に閉じ込められちまった
Have you had your coffee yet? Cuz I'm off of the walls
もうコーヒーは飲んだかい? だってオレって普通じゃない*17
My demons need some exorcise
悪魔には悪魔祓いが必要だ*18
A little caffeine oughtta get 'em energized
ちょっぴりカフェインで元気をつけなきゃ
Will we ever get to heaven when we die?
オレたちが死んだら果たして天国行きか?
Can't get any worse, we already bet our lives
これ以上の最悪なんてありえない、生き延びる方に賭けちまったあとだ

Forget fairy tales, they're fizzin out
おとぎ話なんて忘れちまえ、絶滅寸前のやつらなんか*19
I'd like to pick a fight with that prick, Mickey Mouse
ボコボコにしてやんよ、ミッキーマウス、*20
I'll kick his ass then I'll knock Walt Disney out
お前のケツを蹴飛ばして、ウォルト・ディズニーだってノックアウトしてやる
I'll leave 'em with a taste of toxic in their mouth (No!)
奴らの口(マウス)にお毒味させてやるぜ(ヤメテ!)

My hand's been dealt, it's a bad draw though
自分で掴んだ手札だけど、大凶だった*21
I'll go all in when the rest all fold
全面降伏する方に全賭けしちまいたい*22
Look's like I'm on the last straw so
オレってもうダウン寸前かも*23
Better tell the devil th-that th-that's all folks!
デビルに「もうオシマイ」って言うほうがマシだ!*24

Come see what we been brewin'
見てろよ、オレたちがどう引っ掻き回すか
Something to keep ya movin'
お前らを四六時中引きずり回して
Must be the beat I'm boomin'
ぶん回してぶちのめしてやる
Hit me with that funky music
オレに当ててみな、ジャズのBGMに合わせて
How do we keep on groovin'?
どうしてハイテンションでいられるかって?
Once could say we been juicin'
言えるのはオレたちが今ギリギリで*25
Beepin' boopin', looney toonin'
うるさくてイカれたマンガキャラだってこと*26
Time for you to face the music
おしおきの時間だぜ!*27

*Refrain
*くりかえし

I feel like the Holy Grail
やってらんない気分だよ女神様*28
Just hope I don't go to Hell
オレはただ地獄に行きたくないだけ
If so that won't go so well
あんまりうまくいってないけど
I've been bad, but no one tell
オレって悪党だけど、誰もそうは言わない
I'm much more than just a cup
オレは単なるカップ以上の何か
Raise a toast and pick me up
乾杯して景気づけしようぜ*29
Pour one more and drink it up, but don't choke
もう一杯飲み干せよ、ビビんじゃねーぞ*30

Cuz I'm not the kinda cup you should be chugging from
オレはお前らがゴクゴク飲むのに使うようなカップじゃないからな
I'll get the jump on ya when I run and gun
走ったり撃ったりでお前らを飛び越えてやるぜ
Working for Lucifer is a ton of fun
魔王様のために働くのは最高に楽しいよな*31
"You two, do my bidding" done and done
「貴様ら二杯、俺様の命令に従え!」ってもうとっくにやってるよ!*32

I'm a jazzy chap who'll leave you razzle-dazzled
オレは誰でもはちゃめちゃにしちまうジャズ野郎
After I whoop and wallop your ass in battle
バトルじゃ雄たけびあげてお前らのケツをぶちかます
When I'm stuck up shit's creek without a paddle
絶体絶命の状況だけど*33
And just imagine, the glass is half full
ポジティブシンキングで考えようぜ*34

*Refrain
*くりかえし

*1 itty-bittyは幼児語で「ちびっちゃい、ちょっぴり」。itsy-bitsy、eensy-weensyと同意。
*3 pick up steamで蒸気圧をあげてスピードを増すことだが、「Steamでピックアップされた」とも読める。hot headは短気な人、すぐ頭に血がのぼる奴のこと。カップくんにぴったりなあだ名やな!
*4 mug-shotは犯罪者の上半身写真。正面と横顔を写したアレ。
*5 この意味であってるのかよくわからない。leave a jobで「離職する」という意味だが。
*6 to top it all offで「なおその上に、挙句の果てに」。満杯のカップにさらに入れようとするとこぼれるからやめとけ、ということでもある。
*7 kick the bucketは直訳すると「バケツを蹴る」だが、「くたばる」のぞんざいな表現。首を吊るときに踏み台にしたバケツを蹴飛ばすことになるから、という説がある…。
*8 heads upは注意しろ、気をつけろという言い回し。うつむいたままだと危険に気づかないから。hit the deckは「甲板を叩く」が語源で、「バッと伏せる」という意味の他、「起床する」「次の行動に備えて準備する」という意味がある。
*9 duckもdodgeもひょいとかがんで避けること。アヒルがちょいと水に潜る姿から。
*10 コロッケの作り方ではない。
*11 spend one's breath(呼吸を無駄遣いする)で「話しても無駄」。
*12 dump onでぼろくそにけなす、ぎたぎたにやっつけるの意。
*13 中ボスであるKing Diceの口癖のパロディ。
*14 don't cry over spilled milk(こぼしたミルクのことを嘆くな)、つまりやっちまったことはしかたない。カプマグの頭に入ってるのは結局ミルクなのか。このラップは飲み物に関連する言い回しが多い。
*15 ディズニー映画「シンデレラ」で有名なあれ。foot the billで「勘定を払う」。
*16 cross a lineで「一線超える」。any lineなら「どんな手段を使っても」という意味となる。
*17 off the wallで「普通じゃない」。マイケル・ジャクソンの曲に同名のものがある。なお、コーヒーはゲーム中で所持できるチャーム(お守り)のひとつで、何もしなくても必殺技ゲージが溜まっていくやつ。
*18 運動とか稽古ならexercise。
*19 fizzle outは炭酸水などの泡が抜ける、転じて弱弱しく消えていく、尻つぼみになるの意。
*20 pick withは「穴をあける」「喧嘩をふっかける」の両方の意味がある。prickは尖ったもの。言葉の流れで出てきただけ。まあ「お前のケツに突っ込んでやんよ!」かもしれないけど。
*21 dealは取り引きという意味のほか、トランプの札を配るという意味もある。このラップにはポーカーになぞらえた表現がよく出てくる。またこのdrawはくじびきのことでもある。逆にluck drawなら大吉。
*22 go all inはポーカー用語で「全賭け」。foldも同じくポーカー用語で賭けから降りること。the rest allは休憩ではなく「残り全部」。
*23 last straw(最後の麦わら)は「the last straw that breaks the camel's back(最後の麦わら一本がラクダの背骨を折る)」の略、転じて我慢の限界。兄弟の頭に突っ込んであるストロー(かつては麦わらを使って吸っていたから)にもかけている。
*24 「that's all, folks(これで全部です、皆の衆)」は物語などの締めによく使われる言葉。定型化して、「これでオシマイ」の意味でも使われる。
*25 juiceは搾り取るという意味だが、この辺はもう言葉遊びの領域。
*26 beepはビーといううるさい音。booping、looney toonsはもちろんベティ・ブープ、ルーニー・テューンズへのオマージュ。バックス・バニーやダフィー・ダックのあれ。
*27 face to musicは音楽を聴くことではなく、「責任を取る、報いを受ける」という意味。
*28 holy shit(クソっ、なんてこったい)の一種。聖杯の女神様(というか聖霊様)こと「伝説のチャリス」にひっかけてもいる。
*29 pick me upは「抱き上げる」「(車などで)拾う」「景気づけ」「強壮剤」などいろんな意味がある。ぱふゅーむの歌に同タイトルのものがある。
*30 chokeは窒息する、締めるのほかに「緊張して自滅する」という意味もある。
*31 ゲーム内ではラスボスのデビルはThe devilだのBossだのと呼ばれており、名前は出てこない。ルシファー(ルシフェル)は堕天使であり、強大な大悪魔とされる。しかしデビルがそうなのかは不明。
*32 done and doneは本来「交渉成立」「双方合意」のことだが、ニュアンスとしては「バッチリ終わってます」に近い。
*33 「up shit creek without a paddle(櫂なしで川の上流にいる=そのうち流されて滝に落ちることは確実)」で途方に暮れる、お先真っ暗、絶体絶命。
*34 「the glass is half full(コップに半分「も」残ってる)」は、ポジティブシンキングを象徴する言い方。ネガティブシンキングな場合はfullではなくempty(半分「しか」残ってない)。

text & tune: JT Music

ボスキャラ総出演…と言いたいところだがカール博士&ロボとワーナーと社長がおらんやんけ!(憤怒)
ラップは基本的に言葉遊びであり、全部の単語に意味があるわけではないことを留意してほしい。
この対訳で気力を使い果たしてしばらく英語は見たくないので、補足・修正お待ちいたしております。

ゲームをテーマにした音楽を手掛けるチーム「JT Music」による、カップヘッドのファンミュージック。


最初はプレイ動画だけだったが、Coda氏によって3Dアニメが追加された。




Cuphead Rap
J.T. Music

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# by CockRobin96 | 2018-02-24 16:18 | Trackback | Comments(0)