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The Broken Record《壊れたレコード》


My Sweetheart!
Your gorgeous, Your gorgeous, Your gorgeous,
Your gorgeous, Your gorgeous, Your gorgeous,
Tonight!
愛しのあなた!
あなたってゴージャス、ゴージャス、ゴージャス、
ゴージャス、ゴージャス、ゴージャス、
今夜は!

*That's a song I heard on a phonograph,
 The needle caught on the broken half,
 And kept playing
 and saying,
*蓄音機で聞いたあの歌
 針が壊れかけのところでひっかかって
 奏で続け、
 喋り続けるの

My Sweetheart.
I kiss you, I kiss you, I kiss you,
I kiss you, I kiss You, I kiss you,
Tonight!
愛しのあなた!
あなたにキス、キス、キス、
キス、キス、キスしちゃう、
今夜は!

All at once I started to think of you,
The things I've wanted to say and do!
When were dancing,
Romancing!
あなたのことを考え始めたら止まらないの
あなたに言いたいこと、してあげたいことを
ダンスした時から
ロマンスした時から

The Broken Record,
Played on and then.
The Broken Record,
Started again.
壊れたレコードが
ずっとかかってる
壊れたレコードが
ずっと繰り返す

My Sweetheart!
I love you, I love you, I love you,
I love you, I love you, I love you,
I do!
愛しのあなた!
あなたが大好き、大好き、大好き
大好き、大好き、大好き
そうなの!

**Oh, the tune sounds silly
 I will agree,
 The words are daffy
 but not to me.
 For there's no doubt,
 It's the way I feel about you.
**ああ、間抜けな響きに聞こえるのは
 わかってる
 バカらしい言葉だけど、
 あたしにはそうじゃないの
 ウソイツワリなく
 あたしがあなたに感じてることだから

My Sweetheart!
I'm crazy, I'm crazy, I'm crazy,
I'm crazy, I'm crazy, I'm crazy,
About you!
愛しのあなた!
あたしはぞっこん、ぞっこん、ぞっこん、
ぞっこん、ぞっこん、ぞっこんなの
あなたに!

*Refrain
*繰り返し

My Sweetheart!
Without ya, Without ya, Without ya,
Without ya, Without ya, Without ya,
I'm blue...
愛しのあなた!
あなたがいなけりゃ、いなけりゃ、いなけりゃ、
いなけりゃ、いなけりゃ、いなけりゃ、
あたしは憂鬱…

All at once I thought of the night last week,
You popped the question but couldn't speak.
And just, S...s...s...stuttered...
And, Sp...bu....bu...sputtered...
先週の夜からずっと考え続けてる
あなたのプロポーズに、何も言えなかったことを
ただ、モゴ、モゴ、モゴするだけ
そしてブツ、ブツ、ブツ言うだけ

You, You, You,
Started to shout,
Oh! Whoa, Whoa, Whoa,
But nothing came out.
あなた、あなた、あなたは
泣き叫びだしたわ
ワァ、ワァ、ワァと
でも何もでてこなかったの

My Sweetheart!
I'm sending this
token the record
that's broken,
I'm really not joking, You'll see!
愛しのあなた!
あなたに贈ります
おみやげに、この
壊れたレコードを、
ふざけてないわ、わかるでしょ

**Refrain
**繰り返し

About ya, About ya,
About ya, About ya,
Ah! Ah! Ah! Ah! Chu!
あなたに、あなたに、
あなたに、あなたに、
あ、あ、あ、あっくしゅん!

text : Harry Tobias(1895–1994 作詞家)
tune: Cliff Friend(1893–1974 シンガーソングライター)、Boyd Bunch(?-? 何者?)

ベティ・ブープの歌としてみなされることもあるが、ベティさんのアニメにこの曲が登場したことはない。これはベティさんの声優として知られるメイ・クエステル(1908–1998)が歌ったものである。メイはフライシャー作品である「ポパイ」でもオリーブ役も演じている。本人もベティ役がお気に入りだったのか、ベティ風の髪型や化粧をした写真が沢山残っている。
「壊れたレコード」には、「同じことを何度も繰り返す人」という意味もある。
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Mae Questel
収録アルバム: The Finest Vintage Melodies & Retro Tunes Vol. 18

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by CockRobin96 | 2018-10-15 10:08 | Trackback | Comments(0)

ALOHA E KOMO MAI《アロハ・エ・コモ・マイ(こんにちは、ようこそ)》


"Tooki ba waba!"
「サアハジメヨウ!」

*I lai la
 Ua i la
 No mala hini ohana

 Welcome cousins, e komo mai
 Aloha e komo mai

*そこには
 カウアイ島がある
*1
 おとずれる「オハナ」のために*2
 ようこそイトコたち、ようこそ、*3
 こんにちは、ようこそ!

Oh when you're down,
you're feeling low
Got nobody by your side
It can be lonely and you want to only
Find a place, no need to hide
落ち込んでる時
気持ちがへこんでる時
誰もそばにいてくれない時
さみしい時、そしてひとりになりたい時、
コソコソしなくていい場所をみつけよう

Just lay back you'll fit right in
You can make it all come true
'Cause there's always hope inside
And hope will see you through
のんびりするのにぴったりなところ*4
君の思い通りにできるところ
だってそこには希望がいつもそばにあるから
希望はずっと君といっしょだから*5

Aloha...
"Ji waba"
You'll find the place that you belong
Ohana...
A family to call your own
Where you feel at home
Everybody sing!
アロハ…
「ミツケタ!」
君のあるべき場所を見つけよう
オハナ…
それは君のあるがままを受けとめる家族
それは君がふるさとのように感じられる場所
みんなで歌おう!

*Refrain
*繰り返し

"Maqa Maqa!"
「ホラハヤク!」

*Refrain
*繰り返し

Now you can see, tookie ba waba
Nothing but these clear blue skies
Love it has found you,
and when it surrounds you
It's just like paradise
今君に見えるのは、サアハジメヨウ
澄んだ青空だけ
愛してくれる人が君を見つけて
君を包みこんでくれたら
それはまるでパラダイス

Now the door has swung wide open
Now your heart has taken wings
Feel that magic in the air
Oh hear your spirit sing
もう扉は大きく開け放たれて
もう君の心には翼が生えてる
空の魔法を感じよう
心の歌声を聞こう

Aloha...
"Aloha!"

You'll find the place that you belong
Ohana...
A family to call your own
Where you feel at home
Everybody sing!
アロハ…
「アロハ!」

君のあるべき場所を見つけよう
オハナ…
それは君のあるがままを受けとめる家族
それは君がふるさとのように感じられる場所
みんなで歌おう!

*Refrain
*繰り返し

"iki baba!"
「ワルクナイネ!」

*Refrain
*繰り返し

Aloha e komo mai!
こんにちは、ようこそ!


"Iki tooki nee ha!"
「ナイスアイディア!」
*6

"Aka tiki baba!"
「ナンカアルゾ」

"Gaba ika tasooba!"
「ソレガドウシタ?」

"Boocha!"
「ヤダネ!」

"Chika!"
「ワカッタ!」

"Miki miki coconut!"
「ココナッツクレヨ!」*7

*Refrain
*繰り返し

"Miki miki coconut!"
「ココナッツクレヨ!」

I lai la,
Ua i la,
No mala hini ohana

"Ha a waki mai, no mala hini, habda, habda"
Welcome cousins, e komo mai
Aloha e komo mai

"Icky icky bo bo!"
そこには
カウアイ島がある
おとずれる「オハナ」のために
「ここへやってくる、ワケワカンナイヤツラ
のために」
ようこそイトコたち、ようこそ、
こんにちは、ようこそ!

「ワルクナイネ!」

Aloha e komo mai
"Tooki ba waba!"
こんにちは、ようこそ!
「サアハジメヨウ!」

Aloha e komo mai
"bye!!!"
こんにちは、ようこそ!
「じゃあね!」

*1 カウアイ島はリロ&スティッチシリーズの舞台となる、実在の島。ハワイ諸島の最北端にある。
*2 オハナは「家族」という意味のハワイ語であるが、血縁に限らず住民全体をひとつの大きな家族と見なす。
*3 ハワイでは血縁でなくても親しみを込めて「いとこ」と呼ぶことがある。また、ストーリーの中でスティッチの兄弟にあたる生物たちを「イトコ」と呼んでいる。
*4 lay backで後ろによりかかる、転じてリラックスするの意。
*5 「希望はずっと君を見ているだろう」=「ずっと一緒」という言い回し。
*6 ここはスティッチ語ではなく、ハワイ語らしい…
*7 スティッチの好物がココナッツケーキ。

text: Ali Olmo
tune: Danny Jacob(1956-)

ディズニーアニメ「スティッチ・ザ・ムービー」及びテレビシリーズの主題歌。英語とハワイ語と架空の言語「タンタログ語」のチャンポンという世にも珍しい歌詞。
ハワイ語っぽくもある謎のスティッチ語は、公式では「タンタログ語」といい、銀河系の標準語らしい。そのわりに宇宙人たちは思いっきり英語喋ってるけど。

映画「リロ&スティッチ」の後日譚にあたるテレビシリーズでは、「ザ・ムービー」で島中にばらまかれてしまったジャンバ博士(四つ目で太めのマッドサイエンティスト宇宙人)の試作品(彼らを「スティッチのイトコたち」と総称する)を回収し、それぞれに居場所を見つけてあげるという話が主軸となっている。
ところで、「リロ&スティッチ」は凶暴な宇宙人を手懐ける話だと思っていたが、実際に見たらヒロインの幼女の方がだいぶ問題児の凶暴な子だった。あと女装癖の変態宇宙人(CV三ツ矢雄二。キテレツのトンガリの声)がレギュラーキャラとはたまげたなあ…

ジャンプ 5
収録アルバム: ディズニーファン読者が選んだ ディズニー ベスト・オブ・ベスト


なぜかコニちゃんが歌っている日本語版 これはこれでなかなか
KONISHIKI
収録アルバム: ディズニーファン読者が選んだ ディズニー ベスト・オブ・ベスト ディズニーファン350号記念盤

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by CockRobin96 | 2018-10-11 23:29 | Trackback | Comments(0)

Hi De Ho Man《ハイディホー・マン》


セサミ・ストリートに出演した時のバージョン ちょっと短い

(Scat)

The hi-de-ho man, that's me
ハイディホー・マンとは俺のこと

How'd you like to blow your top
Dig yourself some fine ree-bop
Hi-de-hi, he-de-he
Oh, the hi-de-ho man, that's me
そうカッカするのはいかがなものかね*1
素敵なビバップでも身に着けなよ*2
ハイ・ディ・ハイ、ヒ・ディ・ヒ
そう、ハイディホー・マンとは俺のこと

*Hi-de hi-de hi-de-hi (Hi-de hi-de hi-de-hi)
 Hey-de hey-de hey-de hey (Hey-de hey-de hey-de hey)
 He-de he-de he-de he (He-de he-de he-de he)
 Hi-de hi-de hi-de-hi (Hi-de hi-de hi-de-hi)

Say I hepped'em in London
I hepped'em in Holland
I hepped'em in gay Paris
Yes sirree, yes sirree
Oh the hi-de-ho man, that's me
そう、俺はロンドンでも大流行*3
オランダでも大流行
花の都パリでも大流行
そうともさ、そうともさ
ハイディホー・マンとは俺のこと

*Scat

Say, Jack, ain't you glad you dug my jive
Looky here, Mitch hand me over that ripe, greasy five
Hi-de-ho, he-de-he
Oh the hi-de-ho man, that's me
ジャック、俺のスウィングは気に入らないかい*4
おいミッチー、ギトギトの手で握手しよう*5
ハイ・ディ・ハイ、ヒ・ディ・ヒ
そう、ハイディホー・マンとは俺のこと

*Scat

Say, Jack, be solid and mellow, be a real groovy fella
And your gonna be just about as sharp as me
Yes sirree, yes sirree
Oh the hi-de-ho man, that's me
さあジャック、すてきなリズムで、ノリノリなジャズマンになれよ*6
そうすりゃ俺みたいにカッコよくなれるさ
そうともさ、そうともさ
ハイディホー・マンとは俺のこと

*Scat

The hi-de-ho man, that's me
そう、ハイディホー・マンとは俺のこと

*1 blow (who's) topは「頭(髪)を逆立てる=怒髪天をつく」。wig、hair、cap、roofなどとにかく頭頂をあらわす単語がよく入る。
*2 dig oneself(自身を掘り下げる)で「猛勉強する、腰を据える」。ちなみに「dig oneself into a hole」で「墓穴を掘る」。ree-bop=bebop
*3 hep=hip。流行に敏感な、ナウいという意味の俗語でもある。
*4 ジャックが誰だか不明。身内ネタだろうか。それとも特定の誰かをさすものではない、「おい相棒」的な呼び方だろうか。dug=dig? dog? このへんちょっとよくわからない。
*5 ミッチーが誰だかも不明。five=五本指、つまり手。ここもこの訳であってるかちょっとわからない。
*6 solid=音楽やリズムがイケてる、mellow=すばらしく魅力的。

text & tune: Cab Calloway(1907-1994), Buster Harding(1917–1965), Jack Palmer(1900–1976)

キャブの代名詞ともいうべき「ハイディホー!」を自らアピールしまくる歌。セサミ・ストリートにもこの歌で出たことがある。

キャブ・キャロウェイ
収録アルバム: Hi De Ho Man

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by CockRobin96 | 2018-10-09 08:01 | Trackback | Comments(0)

Sweet Betty(Made of pen and ink)《愛しのベティ(ペンとインクでできた娘)》


There's a little queen
Of the animated screen;
Wait 'til you,
get a view of Sweet Betty!
ここにおわすは小さな女王様
アニメの銀幕に君臨する
お待ちかね、*1
愛しのベティをご覧あれ!

Made of pen and ink,
She can win you with a wink;
Wait 'til you,
get a view of Sweet Betty!
ペンとインクでできた娘
ウィンクひとつでみんな降参
お待ちかね、
愛しのベティをご覧あれ!

Those eyes,
that pretty nose,
And, oh a sight from me
she's got so much of those.
そのふたつの瞳
かわいいお鼻
僕の視界は
あの娘で一色さ

If you want to see,
Just a perfect little she,
Wait 'til you,
get a view of Little Betty Boop!
もしも君が
完璧な女の子を見たいというなら
お待ちかね、
ベティ・ブープちゃんをご覧あれ!

*1 「Wait until you see it!(これを見るまで待って=見てのお楽しみ)」という慣用句。

text & tune: ?

ベティ・ブープのオープニングとしてよく知られる。もうひとつあるが、こっちは使われた回数少ないかもしれない(きちんと数えたことはないが)。



CDのみ 映像の貴重な音源が入っている



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by CockRobin96 | 2018-09-17 11:05 | Trackback | Comments(0)

The Big Rock Candy Mountains《ビッグ・ロック・キャンディ・マウンテン》


One evening as the sun went down
And the jungle fire was burning,
Down the track came a hobo hiking,
And he said, "Boys, I'm not turning
I'm headed for a land that's far away
Besides the crystal fountains
So come with me, we'll go and see
The Big Rock Candy Mountains
ある夕暮れ、お日様が沈んだ頃
たき火が赤々と燃える頃*1
小道を降りてひとりのホーボーがてくてくやってきた*2
言うことにゃ、「みんな、おいらはもう決めたぜ*3
おいらははるか彼方にある国を目指す
水晶の泉のそばにあるという
だからおいらと一緒に来いよ、行って見つけようぜ
ビッグ・ロック・キャンディ・マウンテンを」*4

In the Big Rock Candy Mountains,
There's a land that's fair and bright,
Where the handouts grow on bushes
And you sleep out every night
Where the boxcars all are empty
And the sun shines every day
On the birds and the bees
And the cigarette trees
The lemonade springs
Where the bluebird sings
In the Big Rock Candy Mountains
ビッグ・ロック・キャンディ・マウンテン
そこはきれいでピカピカな土地
そこでは配給品はしげみに生るし
毎晩野宿してられる
そこでは貨物車は空っぽだし
毎日お日様がキラキラと
小鳥たちや蜜蜂たちを照らす
タバコのなる木も
レモネードの泉も
そこでは幸せの青い鳥が歌う
ビッグ・ロック・キャンディ・マウンテンでは

In the Big Rock Candy Mountains
All the cops have wooden legs
And the bulldogs all have rubber teeth
And the hens lay soft-boiled eggs
The farmers' trees are full of fruit
And the barns are full of hay
Oh I'm bound to go
Where there ain't no snow
Where the rain don't fall
The wind don't blow
In the Big Rock Candy Mountains
ビッグ・ロック・キャンディ・マウンテンでは
おまわりどもは足が棒きれだし
ブルドッグはみんなゴム製の歯だし
めんどりは半熟卵を産む
農家の木は果物が鈴なりだし
納屋には干し草がいっぱい
ああ、おいらはそこへ行く定めなんだ
そこでは雪もないし
雨が降ることもない
風も吹きつけない
ビッグ・ロック・キャンディ・マウンテンでは

In the Big Rock Candy Mountains
You never change your socks
And the little streams of alcohol
Come trickling down the rocks
The brakemen have to tip their hats
And the railroad bulls are blind
There's a lake of stew
And of whiskey, too
You can paddle all around 'em
In a big canoe
In the Big Rock Candy Mountains
ビッグ・ロック・キャンディ・マウンテンでは
靴下を履き替えたりしなくていいし
酒の小川が流れてるし
キャンディの石がぽろぽろ落ちてくる
ブレーキ係は帽子をちょいと持って挨拶しなきゃいけないし
鉄道警察は目が見えない
シチューの湖もあるし
ウィスキーの湖もある
その中を漕いでまわることもできる
大きなカヌーに乗って
ビッグ・ロック・キャンディ・マウンテンでは

In the Big Rock Candy Mountains,
The jails are made of tin
And you can walk right out again,
As soon as you are in
There ain't no short-handled shovels,
No axes, saws or picks,
I'ma goin' to stay
Where you sleep all day,
Where they hung the Turk
That invented work
In the Big Rock Candy Mountains
ビッグ・ロック・キャンディ・マウンテンでは
刑務所はブリキ製
だからすぐにシャバに出られる
ぶち込まれるが早いか、すぐにね
そこには片手用スコップもないし、
斧も、ノコギリも、つるはしもない
おいらはそこに住むつもりさ
そこではみんな一日中寝てるし
そこでは乱暴者はつるし上げられる*5
仕事を増やすような奴はね
ビッグ・ロック・キャンディ・マウンテンでは

I'll see you all this coming Fall
In the Big Rock Candy Mountains"
次の秋にまたみんなで会おうぜ*6
ビッグ・ロック・キャンディ・マウンテンで

*1 jungleはいわゆるジャングルのほか、失業者や浮浪者のキャンプやたまり場を指す。外国の映画でよく見る、浮浪者が集まってたき火に当たっている情景。
*2 「ホーボー」は渡り鳥労働者、さすらいながら日雇い労働をする浮浪者、ルンペン。貨物列車にこっそりただ乗りしたり、農作物をちょろまかしたり、勝手に納屋に潜り込んだりしていたらしい。語源ははっきりしない。
*3 「turn」にはコインの表裏がぱっと変わるというイメージがある。ライトをつけたり消したり、誕生日に年をとったりというときに使うが、この場合は「おいらはturnしない=絶対に意志を変えないぞ」という意味になる。
*4 英語圏で「キャンディ」はお菓子全般のことを指すが、ロックキャンディは、日本人がイメージするところの「飴玉」または「氷砂糖」。直訳すれば「巨大飴玉山脈」。べたつきそう。
*5 Turkはトルコ人のことだが、「半月型のサーベルを持った野蛮人」というイメージから、「凶暴な人」または「クビを宣告する係・解雇通知係」という意味でも使われる。
*6 冬までにたどり着かないと凍死する可能性があるから。

text & tune: Harry Kirby McClintock (1882–1957)と伝えられているが、もっと古い民謡をベースにしているという説もある。

最初の録音は1928年にマクリントックによってなされた。「ホーボー」たちが夢見る、とぼけた理想郷を歌う。中世ヨーロッパの伝承にある「コケイン(怠惰な理想郷)」の末裔とみることもできる。
コーエン兄弟の映画『オー・ブラザー!』に、BGMとして登場する。ホーボーよろしく小汚い姿で、貨物車にただ乗りしたり泥棒したり警察の目を逃れたりしつつお宝を目指す脱獄三人組の道行を象徴する。
「オデュッセイア」をベースにした脱力系コメディ・ロードムービーだが、20世紀初期のアメリカの歌が沢山出てきて好き。


Harry "Haywire" McClintock
収録アルバム: Old Folk & Country Soundtrack


おまけ:「オー・ブラザー!」のオリジナルサウンドトラック。レコード盤があるとはたまげたなあ…

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by CockRobin96 | 2018-09-15 08:47 | Trackback | Comments(0)

Carol of the Bells《鐘のキャロル》


Hark how the bells,
Sweet silver bells,
All seem to say,
Throw cares away
聞いてごらん、鐘の音を
やさしい銀の鐘の音を
まるでこう言ってるよう
「悩みをお捨てなさい」と

Christmas is here,
Bringing good cheer,
To young and old,
Meek and the bold.
クリスマスがきた
はげましにやってきた
若者にも年寄りにも
おとなしい人にも強気な人にも

Ding dong ding dong
That is their song
With joyful ring
All caroling.
ディン・ドン・ディン・ドンと
鐘の歌が聞こえる
喜びいっぱいの響きで
みんなキャロルを歌ってる

One seems to hear
Words of good cheer
From everywhere
Filling the air.
鐘が言葉を話してるみたい
元気づけてくれる言葉を
いたるところから聞こえて
大気を満たしていく

*Oh how they pound,
 Raising the sound,
 O'er hill and dale,
 Telling their tale.
*どんな風に叩けば
 あんな響きを出せるんだろう
 丘も谷も越えてゆき
 かの物語を告げ知らせる

 Gaily they ring
 While people sing
 Songs of good cheer,
 Christmas is here.
 鐘たちは陽気に鳴っている
 人々が歌う
 はげましの歌に合わせて
 クリスマスがやってきた

 Merry, Merry, Merry, Merry Christmas,
 Merry, Merry, Merry, Merry Christmas.
 楽しい、楽しい、楽しい、楽しいクリスマスを!
 楽しい、楽しい、楽しい、楽しいクリスマスを!

On on they send,
On without end,
Their joyful tone
To every home.
鐘たちは次から次へと届ける*1
終わることなく
その喜びいっぱいの音色を
あらゆる家々に

Ding dong ding dong
Ding dong ding dong
ディン・ドン・ディン・ドン
ディン・ドン・ディン・ドン

Hark how the bells,
Sweet silver bells,
All seem to say,
Throw cares away
(We will throw cares away)
聞いてごらん、鐘の音を
やさしい銀の鐘の音を
まるでこう言ってるよう
「悩みをお捨てなさい」と
(わたしたちも悩みを捨て去ろう!)

Christmas is here,
Bringing good cheer,
To young and old,
Meek and the bold.
(Bringing cheer to the young and old)
クリスマスがきた
はげましにやってきた
若者にも年寄りにも
おとなしい人にも強気な人にも
(若者も年寄りもはげましに)

*Refrain
*繰り返し

*1 on and onで「休まずに、引き続き」

txet: Peter Wilhousky(1902-1978) ウクライナ出身でアメリカ在住だった作曲家。
tune: ウクライナ民謡で新年を祝う歌Shchedryk《シチェドゥリク(寛大なるお方)》の、Mykola Leontovych(1877-1921)によるアレンジ。

ちなみに、この曲の替え歌でラヴクラフトの「クトゥルフ神話」をモチーフにした「旧支配者のキャロル」というのもある。


Pentatonix
収録アルバム: That's Christmas To Me (Japan Deluxe Edition)

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by CockRobin96 | 2018-09-03 12:27 | Trackback | Comments(0)

Roll or Die short ver.《ロール・オア・ダイ(賽は投げられた)ショートバージョン》Rockit Gaming


 Roll or die
 賽(さい)を投げてしまったから
 Roll or die
 賽を投げてしまったから
 Rollin'
 賽が回る

Feeling frantic
狂気を感じる
In the Botanic Panic
この「ボタニック・パニック」で
We’re the Root Pack Jammin
我ら「ルート・パック」が立ちはだかる
Now we’re feeling organic
我らは自然を感じ
Getting full
満ち足り
Eating all these vegetables
お野菜を残さず食べる
Potato, an onion
ジャガイモに、タマネギに
A carrot looking psycho
見るからに狂ったニンジンだ

Goopy Le Grande
グーピィ・ル・グラン
Kill you in the first degree
いの一番にお前たちを倒す*1
Rest in peace with
安らかに眠れ
With a boss like me
わたしと共に
Bouncing up and down
上へ下へと跳ね回る
With a gloppity hop
ネトネトぴっちゃんと
I’m a slippery slugger
俺はツルツルなハードパンチャー
With my boxing gloves!
ボクシンググローブも着用済みだ!

Flapping those wings
翼を羽ばたかせて
All the way in sky
空路はるばるようこそ*2
I’m a threatening Zeppelin
あたしは「不吉な」飛行船
coming to join the fight
一緒にフライトしましょうよ
They call me Hilda Berg
みんなはあたしを「ヒルダ・バーグ」と呼ぶ
I’m on an all time high
史上最高にハイな気分
Taking out you Cupheads
コップ頭たちをテイクアウトしてあげる
Float up on cloud 9
有頂天の上より高く*3

Come into my floral
我が花園へようこそ
Fury getting worried
憤怒が心を悩ませ
Allergies acting up
アレルギーを活性化させ
Vision getting blurry
視界を霞ませる
Cagney Carnation
キャグニー・カーネーション
Causing frustration
欲求不満なんだ*4
Dropping seeds
種を撒いてやる
On top of you
お前たちの脳天に
I bring the pollination
そして花粉を植え付けてやる

* Wake us up inside
*内なる僕らを呼び覚ませ
 Cause the bosses own the night
 夜を牛耳るボスキャラどもが
 Says the contract that we signed
 僕らが契約書にサインしたと言うなら
 Cause we
 僕らは
 Roll or die
 賽を投げてしまったから
 Roll or die
 賽を投げてしまったから
 Rollin'
 賽が回る

 Gamble with our time
 僕らの命数を賭けてやる*5
 Because chance is on our side
 ツキは僕らの方にあるから
 Will you fold or stack ‘em high
 ゲームを降りるか全てを賭けるか決めろ
 Cause we
 僕らは
 Roll or die
 賽を投げてしまったから
 Roll or die
 賽を投げてしまったから
 Rollin'
 賽が回る

 Roll or die
 賽を投げてしまったから
 Roll or die
 賽を投げてしまったから
 Rollin'
 賽が回る

Fighting souls ever since
闘魂は常に共にあり
Ever since we’ve been some tadpoles
俺たちがオタマジャクシだった頃からずっと
Winding up a punch
旋風拳を巻き起こせ
Double team ‘em take control
タッグを組んで戦いを制する
Call us Clip Joint Calamity
俺たちは「クリップ・ジョイント・カラミティ
You’ll have to scream profanity
お前たちは絶叫する羽目になる
While you’re stacking up your losses
敗北を積み重ねるうちに
You’ve become another casualty
気づけば遭難者になっているのさ

Now I won’t sugar coat it
わたくし、甘くはなくってよ
I’m the greatest bound to win
わたくしの圧勝は決まったも同然
Baroness Van Bon Bon
バロネス・フォン・ボンボン
I’m the candy queen of sin
わたくしこそは罪深きお菓子の女王*6
Lacking’ chin I can see it
開いた口が塞がらないのね
Other demons getting scared
他の魔物たちも恐れいる*7
In the sugarland shimmy man
この砂糖の国の舞踏会
You better come prepared
備えた方がよろしくてよ

You hang around this pyramid
このピラミッドのまわりをうろつく者たちよ
You’re bound to be in peril
お前さんがたは危険な目に遭う定めなのさ
Cause the gene don’t grant wishes
魔神はお願いを叶えるものではないのでね
And this puppet’s acting feral
このお人形は凶暴に
Slapping cups and mugs around
カップもマグもはたき落とす
You can never take the heat
この責め苦には耐え切れない
Master demon’s got you choking
魔物の親玉がお前さんがたを締め上げる
On a streak, always play for keeps
真剣勝負はひたすら続くのさ*8

Come into the carnival
カーニバルにおいでよ
And hang out with the clown
そしてこのクラウンと遊ぼうよ
Beppi doesn’t bite
ベッピさんは噛みつきゃしないよ
Swear it’s safe so come on down
誓って安全ですからどうぞお入りよ
We’ve been entertaining demons
魔物たちだって楽しませてきたんだよ
Longer than you’ve been alive
君たちの生まれるより前から
Come and see what happens
何が起こるか見ててごらん
If you take a ride
アトラクションに乗ったら
Take a look inside
内側を覗いてごらん

*Refrain
*繰り返し

*1 first degreeで第1級、または初級。最高級とも取れるし、ほんの手始めとも取れる。
*2 all the wayは色んな意味がある。

*3 cloud nineは天国の第九層、転じて至福の状態、有頂天。積乱雲のことも指す。
*4 私は性欲モンスターみたいな自己紹介やめろ。
*5 timeは「自分の番」という時でも使うが、命数を表すこともある。My time has comeで「命数が尽きた」「時節到来」の両方の意味がある。
*6 日本語でキャンディと言えば飴ちゃんのことだが、英語圏ではお菓子全般を指す。

*7 demonsは他のボスキャラを指すのか? ようわからん。
*8 streakは「一直線」「一筋に」という意味。play for keepsで「真剣勝負」。

text & tune: Rockit Gaming

タイトルは直訳すると「賭けか死か」。死ぬのは嫌だから賭けに出るしかない、というわけ。
「賽は投げられた」とちゃんと英語で言う場合は「The die is cast.」(dieはdiceの単数形)。元々はガイウス・ユリウス・カエサルがラテン語で言った言葉。
サブタイトルはCuphead ALL BOSSES Rap Songといい、本来はデビルまで続く長い曲だが、とりあえずできたところまで。フルバージョンはそのうち。

Yellow-py氏による絵コンテバージョン
ピラミッドのところにちゃっかり「怪奇ゾーン グラビティフォールズ 」のビル・サイファーがいる



Rockit Gaming
収録アルバム: Roll or Die

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by CockRobin96 | 2018-09-02 23:00 | Trackback | Comments(0)

The Lady With The Fan《扇を持ったレディ》


She's the lady with the fan,
When she comes by, hold your man,
She made Smoky Joe so ginny
He forgot about his Minnie.
She's the lady with the fan!
あの娘は扇を持ったレディ
あの娘が現れると、男はみんな釘付け
あの娘はスモーキー・ジョーをジン浸りにしちゃった*1
ミニーを忘れようとして*2
あの娘は扇を持ったレディ

She's the lady with the fan,
Can she dance? Yeah, man!
Every wiggle gets a giggle
From the hick who pays a nickel.
To see the lady with the fan!
あの娘は扇を持ったレディ
踊れるのかって? もちろん!
他の踊り手はみんな笑いもの
いなかっぺも小銭を握りしめてやってくる
扇をもったレディを見ようと!

She's the lady with the fan,
(She's the lady with the fan,)
She's such a grand attraction,
She put lazy-bones in action,
She's the lady with the fan!
あの娘は扇を持ったレディ
(あの娘は扇を持ったレディ)
あの娘はあんなにも魅力的
怠け者でもハッスルさせる
あの娘は扇を持ったレディ

She's the lady with the fan,
(She's the lady with the fan,)
In fair or stormy weather,
She shakes them both together,
She's the lady with the fan!
あの娘は扇を持ったレディ
(あの娘は扇を持ったレディ)
いい天気だろうが大荒れ模様だろうが
あの娘はみんなまとめてよろめかす
あの娘は扇を持ったレディ

*1 キャロウェイの創作した一連の曲に登場する、キャロウェイの分身らしき男。
*2 キャロウェイの代表作《ミニー・ザ・ムーチャー》その人で、スモーキー・ジョーの恋人。この「扇を持ったレディ」こそが出世した彼女なのか、別の女なのかよくわからない。

text & Al Brackman(?-?) / Cab Calloway(1907-1994)
tune: Jeanne Burns(?-?)

「キャブ・キャロウェイのハイ・ディ・ホー!」の劇中歌として歌われたバージョン。(5:40~)


キャブ・キャロウェイ
収録アルバム: And All That Jazz - Cab Calloway

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by CockRobin96 | 2018-08-21 12:15 | Trackback | Comments(0)

Barnacle Bill《バーナクル・ビル(フジツボのビル)》



"Who's that knocking at my door?"
"Who's that knocking at my door?"
"Who's that knocking at my door?"
Cried the fair young maiden.
「ドアをノックしているのは誰?」
「ドアをノックしているのは誰?」
「ドアをノックしているのは誰?」
きれいなおとめが大声で言う*1

"It's only me from over the sea"
Says Barnacle Bill the Sailor.
"I'm all lit up like a Christmas tree"
Says Barnacle Bill the Sailor.
「海を越えてきたこのおいらだけだよ」
水兵バーナクル・ビルが言う*2
「クリスマスツリーみたいにあかあかとしてるぜ」*3
水兵バーナクル・ビルが言う

"I'll sail the sea until I croak,
I fight 'n swear 'n drink 'n smoke,
But I can't swim a bloody stroke"
Says Barnacle Bill the Sailor.
「くたばるまで航海を続け*4
 ケンカし、ののしり、飲んだくれ、ヤニを吸う
 でも血の海の泳ぎ方は知らねえ」*5
水兵バーナクル・ビルが言う

"Are you young and handsome, sir?
Are you young and handsome, sir?
Are you young and handsome, sir?"
Cried the fair young maiden.
「あんたは若くてハンサムかしら、旦那さん?」
「あんたは若くてハンサムかしら、旦那さん?」
「あんたは若くてハンサムかしら、旦那さん?」
きれいなおとめが大声で言う

"I'm old 'n rough 'n dirty 'n tough"
Says Barnacle Bill the Sailor.
"I drink my gin 'n dip my snuff"
Says Barnacle Bill the Sailor.
「おいらは年食ってるし、がさつだし、不潔だし、ガンコだ」
水兵バーナクル・ビルが言う
「ジンを飲むし、嗅ぎタバコが鼻についてる」
水兵バーナクル・ビルが言う

"I drink my whiskey when I can,
Whiskey from an old tin can,
Fer whiskey is the life of Man"
Says Barnacle Bill the Sailor.
「飲めるときにゃウィスキーを飲むんだ、*6
 使い古したブリキ缶から
 ウィスキーこそ人生さ」
水兵バーナクル・ビルが言う

(Instrumental: Sailor's Hornpipe)
(間奏:《水兵の角笛》)*7

"I'll come down and let you in,
I'll come down and let you in,
I'll come down and let you in"
Cried the fair young maiden.
「降りてあんたをいれてあげるわ」
「降りてあんたをいれてあげるわ」
「降りてあんたをいれてあげるわ」
きれいなおとめが大声で言う

"Well hurry before I break the door"
Says Barnacle Bill the Sailor.
"I'll puff 'n fuss 'n rant 'n roar"
Says Barnacle Bill the Sailor.
「早くしとくれ、おいらがドアを壊す前に」
水兵バーナクル・ビルが言う
「ハァハァして、言い合いして、がなり立てて、吠えてやんよ」
水兵バーナクル・ビルが言う

"I'll spin you yarns 'n tell you lies,
I'll drink yer wine 'n eat yer pies,
I'll kiss yer cheek 'n black yer eyes"
Says Barnacle Bill the Sailor.
「大ぼらを吹き、空ごとを言ってやんよ、
 おめえのワインを飲んでパイを食ってやんよ、
 おめえのほっぺと黒い瞳にキスしてやんよ」
水兵バーナクル・ビルが言う

"Sing me a love song low and sweet,
Sing me a love song low and sweet,
Sing me a love song low and sweet"
Cried the fair young maiden.
「愛の歌を歌ってよ、静かな甘い声で」
「愛の歌を歌ってよ、静かな甘い声で」
「愛の歌を歌ってよ、静かな甘い声で」
きれいなおとめが大声で言う

"Sixteen men on a dead man's chest"
Sang Barnacle Bill the Sailor.
"Yo-heave-ho and a bottle of rum"
Sang Barnacle Bill the Sailor.
「16人の男が『死者の宝箱』島へ*8」
水兵バーナクル・ビルは歌った
「よいとまけ、ラムがひと瓶」
水兵バーナクル・ビルは歌った

"Oh, a high-rig-a-jig and a jauntin' car,
A-hee a-ho are you 'most done,
Belay my boys and the Bull-jine run"
Sang Barnacle Bill the Sailor.
「二輪馬車がチャグチャグ鳴るよ*9
 アヒー・アホー、もう終わったかい
 野郎ども、エンジンを噴かせ」*10
水兵バーナクル・ビルは歌った

(Instrumental: Bounding Main)
(間奏:《波打つ大海原》)*11

"Tell me that we soon shall wed,
Tell me that we soon shall wed,
Tell me that we soon shall wed"
Cried the fair young maiden.
「言ってよ、すぐ結婚しようって」
「言ってよ、すぐ結婚しようって」
「言ってよ、すぐ結婚しようって」
きれいなおとめが大声で言う

"I've got me a wife in every port"
Says Barnacle Bill the Sailor.
"And handsome gals is what I court"
Says Barnacle Bill the Sailor.
「おいらはあらゆる港に現地妻がいたもんだ」
水兵バーナクル・ビルが言う
「おいらが口説くならいい女」
水兵バーナクル・ビルが言う

"With my false heart 'n flatterin' tongue
I courts 'em all both old 'n young,
I courts 'em all but marries none"
Says Barnacle Bill the Sailor.
「まがいものの真心によく回る舌で
 年増も若いのもみんな口説いた
 みんなを口説いたけど誰とも結婚しなかったよ」
水兵バーナクル・ビルが言う

"When shall I see you again?
When shall I see you again?
When shall I see you again?"
Cried the fair young maiden.
「いつまたあんたに逢える?」
「いつまたあんたに逢える?」
「いつまたあんたに逢える?」
きれいなおとめが大声で言う

"Never again, I'll come no more"
Says Barnacle Bill the Sailor.
"Tonight I'm sailin' from the shore"
Says Barnacle Bill the Sailor.
「ありえないね、もう来ないよ」
水兵バーナクル・ビルが言う
「今夜のおいらは岸から遠く航海中」
水兵バーナクル・ビルが言う

"If you wait fer me to come,
Sittin' and waitin' 'n suckin' yer thumb,
You'll wait until the day of yer doom!"
Says Barnacle Bill the Sailor.
「おいらを待つ気なら
 座り込んで、待ち続けて、親指くわえて
 最後の審判の日までそうしてることになるぜ」
水兵バーナクル・ビルが言う

"Goo'bye!"
「さいなら!」

*1 「きれいなおとめ」とぼかされているが、字面通りかどうか。おそらく娼婦か愛人。
*2 実は東京ディズニーランドに「バーナクル・ビルズ」という名の屋台があり、「勇敢な船乗りのこと」と説明されているが、実際は19世紀ごろに実在した船乗りであり冒険者であるWilliam Bernard(?-?)のあだ名。その生涯はよくは知られていないが、歌の内容から察するに悪名の方が高い気がする。映画「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」及び「ワールド・エンド」に登場した「靴ひものビル」は、フジツボがびっしりとりついた姿になっているが、この《フジツボのビル》が元ネタ。
*3 「lit up」には「ライトアップする」と「ぐでんぐでんに酔っぱらう」の両方の意味がある。
*4 「croak」は「死ぬ」の俗な言い方。カエルやカラスのしわがれ声もさすが、断末魔のうめき声が似ているからとも。
*5 このあたりとりあえずこう訳したが、意味不明。strokeは「泳ぎ方」という意味がある。
*6 Whisky Johnny《ウィスキー・ジョニー》という民謡の一節そのまま。こういう曲。

*7 こういう曲。後述の《波打つ大海原》と共に、ポパイのテーマに使われていることでも知られる。海の男と言えばこの曲。

*8 元来はスティーブンソン『宝島』に登場した海賊の歌。スティーブンソンの創作だが、広く知られるようになり、古謡であると誤解された。元の歌では「15人の男が『デッドマンズ・チェスト(死者の宝箱)』という何もない島に流れ着いた」という内容になっている。

以下はさまざまな歌の歌詞がチャンポンになっている。甘いラブソングを歌ってくれとせがまれてるのに、真逆のうるさい歌ばっかり歌っているわけである。
*9 Eliza Lee《イライザ・リー》という民謡の歌詞の一節。こういう曲。うるせえ。

*10 このブログによれば、ブル・ジンとはエンジンを指す船乗りのスラングであったらしい。
*11 こういう歌。歌詞はこんな感じ


text & tune: アメリカ民謡

Abraham Brown the Sailor《水兵エイブラハム・ブラウン》(イギリスにOld Abraham Brown《エイブラハム・ブラウン爺さん》という童謡があるが別物)という民謡を基にしたアメリカの戯れ歌。

男女の駆け引きをテーマにした歌は古くからあり、この《バーナクル・ビル》もその系統と見なすことができる。
ビルは女の期待をことごとく裏切り、やりたい放題やってハイさよならというロクデナシだが、ずれた対話がなんとなくおかしみを誘うのか、結構人気の曲であったらしい。(明らかに地雷とわかる男に結婚を迫る女もどうかと思うが)
まだデカ鼻角耳だった頃のビン坊&ブッサだったころのベティさんでアニメ化したことがあるが、なぜか「脱線水兵エロ行脚(あんぎゃ)」というとんでもない邦題がついていた。まあ間違いじゃないけど…もっとこう…手心というか…しかも肝心のシーンはチェスを打ってるってオチだし…
フライシャースタジオは後にポパイでもこの歌を劇中歌に使っている。




上記の歌詞と同じ音源だが、CDのみ


同じメンツの音源だが、歌詞が少し子供向けに改変されている模様。そっちの歌詞は見つからなかった。
Frank Luther And Carson Robison
収録アルバム: Vintage Childrens Favourites

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by CockRobin96 | 2018-08-18 10:59 | Trackback | Comments(0)

The Bells Of Hell Go Ting A Ling A Ling《地獄の鐘がチリン・チリン》


The Bells of Hell go ting-a-ling-a-ling
For you but not for me:
For me the angels sing-a-ling-a-ling,
They've got the goods for me.
Oh! Death, where is thy sting-a-ling-a-ling?
Oh! Grave, thy victory?
The Bells of Hell go ting-a-ling-a-ling
For you but not for me.
地獄の鐘がティンガ・リンガ・リン
僕じゃなくお前のために。
僕には天使達がシンガ・リンガ・リンと歌いかける
僕のためにいいものを持ってくる。
死よ、汝の棘はいずこにありや、スティンガ・リンガ・リン*1
墓よ、汝の勝利はいずこに?
地獄の鐘がティンガ・リンガ・リン
僕じゃなくお前のために。

*1 「死よ、お前の勝利はどこにあるのか。死よ、お前のとげはどこにあるのか」(コリントの信徒への手紙1 15:55)より。英国で愛されている夕べの聖歌《日暮れて四方は暗く》の歌詞の一部でもある。


text & tune: 1911年頃に発祥したとされる、英国空軍の歌。

元来はShe Only Answered 'Ting-a-ling-a-ling'《彼女はチリン・チリンとしか言わない》というポピュラーソングの替え歌であったらしい。
イギリスのブラックコメディミュージカル「素晴らしき戦争」で劇中歌として登場した。サントラには残念ながら収録されていない。

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by CockRobin96 | 2018-08-11 09:56 | Trackback | Comments(0)